不登校情報センター > 不登校・引きこもりとその支援に関係する調査と集計 > 不登校・引きこもりをこえて社会参加・学校復帰された人からの報告>Q4

Q.4 自由意見を書いて下さい。


主に10代前半に不登校体験

1. 不登校・引きこもりというのは、いつまでも続けられるものではありません。遅かれ早かれ抜け出さなくてはいけないものだと思っています。それならば早いほうがいい!!抜け出す勇気をもってください。自分が思っているほど大変なことではないですよ。人生を楽しく生きましょう。 (9〜15歳不登校、23歳男)  

6. 私は、自分にあわせて無理のないように学習できる通信制高校に通っています。だんだん充実した日々を送れるようになってきました。でも、不登校に関してもっと世の中が関心を高めるように、このことが普通に認められるようになってほしいです。 (12〜15歳不登校、17歳女)


主に10代後半に不登校体験 

1. 引きこもりから抜け出したい人の場所であると同時に、いったん社会や学校に行って、そこでつまづいていたりする人の場所でもあってほしい。 (16〜20歳心が引きこもり状態、34歳男)

3. 自分が住んでいるところは横浜の隅なので(藤沢、大船に隣接)、東京の自助会に参加できないです。 (17〜19歳引きこもり、31歳男)

4. 自分は子供の頃からの劣等感が高校卒業後に一気に噴き出した感じで、何とかしなきゃと思いながらいつの間にか1年経ってしまったという感じでした。とりあえずデパートの精肉でバイトを始めて、その後少しずつ就労時間を延ばしていって立ち直った感じです。 (18〜19歳引きこもり、30歳男)

5. 中学を卒業して、1年間高校にも行かず荒れていた時期がありました。その後、北星余市高校を卒業して、現在大学生となりました。いろいろありがとうございました。 (17〜18歳引きこもり、19歳男)


主に20代前半に引きこもり体験

1. 結婚し子どももいるのに、大人になりきれず、思いやりがもてません。強くなれません。人が苦手です。疲れます。自分の子にもはじめは愛情がわかず、2歳ごろまで虐待のようなことをしていました。このままではダメになるように思います。だれにも相談できません。ほかの人の体験談を聞いてみたいです。 (19〜23歳引きこもり、32歳女)

2-1. 今もうつで苦しんでいて、経済的にも自立しきれていませんが、引きこもりの時よりは成長したと思います。自己肯定感、自信がつきました。何よりも経験が大切だと思います。
  2-2. 当事者中心の居場所づくりを希望します。当事者にも責任を持たせるようなもの。生温かくていつまでもいたい居場所ではなく、社会へ出ていくステップの場所を作ってほしいです。 (20〜22歳引きこもり、29歳男)

3. 昨年の6月に不登校情報センターの発送作業に参加させて頂きました。その後、パソコンの職業訓練を受講し、現在は就職活動中です。 (23〜26歳引きこもり、27歳男)


 

20代全体を通して引きこもり

1. 引きこもりのサポートをボランティアとして始めました。引きこもりとうつの人のために、と思いホームページを作っています。 (23〜31歳に3回引きこもりあり、33歳男)

2. 「引きこもり・ニートにしないために」10代〜20代の子ども支援が増えていると思う。その年のころに放っておかれて、救済対象外になった私みたいなのは、どうしたらいいのでしょう。 (20歳〜引きこもり気味、33歳女)

3. そううつが激しくて、調子の良いことを言ったり、やったりしては音信不通という最悪のパターンでスミマセンです。一時は大変お世話になりました。ありがとうございました。また機会がありましたら、そのときはよろしくお願いいたします。 (24歳〜現在引きこもり、33歳女)

4. 現在、数か月前から農場での有償ボランティアをしています。この春からアルバイトとして働く予定です。ですから狭い(?)意味では、「社会参加」というほどではないのかもしれません。 (21〜30歳引きこもり、31歳男)

5. 結局のところ「情報」「人脈」「関係性」を手に入れることができれば、たとえ不安定な身分であったとしても正直希望は持てると思います。 (25〜29歳引きこもり、30歳男)

6. センターに来る人たちやサポートを受ける人たち(私を含め)には、やっぱり共通性を見つけます。もしかして、今私たちはいろいろつらいけど、“産みの苦しみ”のようなことなのではないかと思います。わかりにくいかなー、うーん。私たちが自分の経験から本当の知恵を見つけていくことは、日本人全体が待ち望んでいるんじゃないか、っていうことなんだけど・・・。 (29〜31歳引きこもり、37歳女)

7. 孤独、無理解。 (18歳〜引きこもり、35歳男)


時期不定、長期の引きこもり

1. 「逆ひきこもり」では親との対人関係、「デジタル引きこもり」では、インターネットへの恐怖感です。 (10〜35歳逆引きこもり、35歳トランスジェンダー)

2. 前時代の価値観はほぼ消えつつあるが、大卒でないと大企業に入れないという門戸の狭さは変わらない。自分らと違うものに不気味さを覚えるのだろう。>人事 (14歳〜不登校・引きこもり、33歳男)

4. 同じ引きこもりといっても、思いや望んでいることは一人ひとり違うと思う。当事者それぞれに違いはあるかもしれないが、「これだ!」と思うことにはまった場合は、思い切り前進するのではないだろうか。引きこもりのサポートは、引きこもりの人の数だけの方法論があると思う。引きこもりのサポートはまさにオリジナルプログラムだと思う。 (判別不能、40歳男)

5. 私は引きこもりではなかったが、いじめや親との関係、DV、虐待で過呼吸発作に苦しんだ。今は発作がずいぶん減り、前向きに今を大切に一歩一歩生きています。皆が明るく生き生きと幸せに暮らせるといいなと思う。そのために自分ができることを行っていくことが、私を支えてくれた人への恩返しで、私の大きな夢である。 (31歳女)

6. 書けばとめどなく次から次へとあふれ出すとは思うが、一方、今の私はそこまで自分の苦しい日々を生々しく語ろうとは思いません。事実、40代に入った時も「引きこもり」状態になりましたし、それもこれも全ては両親絡み(この時は、両親が交代交代で入院・手術のくり返し生活。これを独身の私が仕事を犠牲にし、看病しなければならなかったから)です。今は父も他界。残った老母との2人暮らしです。


母親からみたこと

1. 先生にどなられたり、「何でできないの」「何でまちがうの」と叱られるのは嫌だ。グループの1人でもできないと一緒に残り練習させられて遊べないのは嫌だ。保育園ではもっと自由に遊びたい。たくさん遊びたい。 (保育園登園拒否、10歳男)

2. 親として明るく楽しく接していても、小学校の時、学校に行けなくなって以来、中、高、大と生活が変わるたびに、また友人が変わるたびに、いつまた人間不信のようになってしまうかと不安が頭のすみにいつもありました。ですが成長して自分で悩み事や困難を克服できていけるようになりました。今年卒業です。 (10歳不登校、21歳女)

3. 小4で不登校になった時に、不登校情報センターにお電話をさせていただきました。適応指導教室(横浜市)とアンデルセン学院の塾に通いながら少しずつ自信をつけていったようです。母親の心が落ち着くこともとても大切だと思いました。私も親の会に入り、月1回のおしゃべりでストレスが解消されました。親の心が落ち着くと本人の気持ちに寄り添えるようになれる気がします。今、大変な皆さんもあせらずに、お子さんの気持ちを考えてあげてください。 (10〜15歳不登校、16歳男)

5. Going my way! (11〜14歳不登校、15歳女)

6. 中学時代の不登校は、今思うと本人にとって必要な時間だったのでしょう。その間に、自分や家族や社会や友人を考えたりしながら、過ごしていたはずです。今は勉強も社会参加(サークル、バイトなど)も積極的に行い、家族からも離れて、一人暮らしを楽しんでいます。 (12〜14歳不登校、20歳女)

7. 不登校の期間から卒業するのは、その2倍の年月がかかるそうですが・・・4年間、家に引きこもり、だんだんとよい兆しが見え出し、8年が経ちます。どうにか、大丈夫のようですので、『ひきコミ』はこの機会を最後にしたいと思います。親子とも大変でしたが、長い間お世話になり、ありがとうございました。この体験をプラス方向に考えていきますので・・・。また今後何かありましたらよろしくお願いします。 (12〜15歳不登校、23歳女)

8. あれこれで悩んでも本人の自覚だと思う。小さいころに甘やかすのはよくないとつくづく思った。あとはありのまま認める。夫婦仲が悪いのもどこかで影響か? (13〜14歳不登校、17歳男)

10. 親が関連のいろいろな所に勉強に出かけ、情報を取り寄せしている姿を見て、何か思うところがあったようです。カウンセラーの勉強もしました。17歳で自動二輪の免許を取り、車の免許も取り、仕事をしだしました。定時制高校に通い、福祉の専門学校に通い、現在、老人福祉の仕事をしています。 (14〜15歳不登校、25歳男)

11. 娘は22歳で結婚して2人の子どもがいて家にはいませんので、リストから取り下げて下さい。 (15〜18歳不登校、31歳女)

12. 息子は何も書きたくないというので、母である私が書かせていただきます。あの節は大変ありがとうございました。現在息子は支援センターの方で働いています。楽しいのでほかに行きたくないと言っています。 (15〜25歳引きこもり、30歳男)

13. 息子は入学したばかりの高校を5月の連休が終わった後から辞めると言い出し、登校拒否。母子家庭のため一人で悩み、私はいろいろ相談に行きました(不登校情報センターもその一つです)。本を読んだりして、2学期より通信の高校だったら行くということで、今年の3月には卒業予定です。就職はまだどうなるかわかりませんが(ギターを弾く仕事をしたいと言っています)、あせらず少しでもいい方向へいくよう見守らねばと思っています。 (高1のとき2か月不登校、18歳男)

14. 息子は引きこもりでも不登校でもありませんでした。単位を落として留年か中退かで中退を選び、留学しました。今は外国の高校を卒業して、日本の大学に通学しています。本人が関西の大学に入学したので代筆させていただきました。ですから今後DMは不要ですのでよろしくお願いいたします。 (18歳男)

15. 引きこもりをしていたのは息子ですが、アルバイト、フリーター等、仕事をいろいろ変え、人間関係に疲れて閉じこもり、また立ち直るというくり返しがありました。仕事先で気の合う相手を見つけ、親友ができ、彼女ができて、だんだん自信をつけていったようです。現在結婚して、就職し、鳥取で頑張っています。 (16〜22歳断続的に引きこもり、29歳男) 



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