奥尻高へようこそ 「留学生」5人 島挙げ歓迎

北海道奥尻町立奥尻高等学校
奥尻高に入学するためフェリーで奥尻港に着いた高橋奏一朗さん(右端)と林東吾さん(中央)を出迎える俵谷俊彦校長=8日午後3時20分、檜山管内奥尻町(写真)
【奥尻】生徒を初めて全国募集した檜山管内奥尻町立奥尻高(俵谷俊彦校長)に10日、奥尻島外から生徒5人が入学する。
いずれも道内の中学出身で、8日には札幌からの3人がフェリーで到着した。
過疎化が進む町にとって貴重な存在で、町を挙げて「島留学生」を歓迎している。
奥尻港フェリーターミナルでは8日午後、俵谷校長ら教員が歓迎の横断幕を掲げて3人を出迎えた。
高橋奏一朗さん(15)=札幌・丘珠中=は「スキューバダイビングの授業が楽しみ」。
釣りが趣味で将来、漁師になりたいという林東吾さん(15)=札幌・平岡中=は「苦手な英語を頑張りたい」と抱負を語った。
同校は定員割れが続き、本年度は1学年の定員40人に対して入学者は15人。
島外からは男子4人、女子1人で、3人のほかはオホーツク管内置戸町と十勝管内音更町から入学する。
〔2017/04/09 北海道新聞〕

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