またも
命の終わりを
確かめないまま
次元を移り
確かでないまま
始まっているその生
大きな樹木の
枝分かれの先
ある枝が死んでも
大樹のもと
他の無数の枝の
ひとつにかわる
枝先が枯れても
切り落とされても
樹は生きていて
自覚なく
いつのまにか
ある枝の生に居る
無数の枝先
無数の自身が
次元をこえて
生きている
Posted by 中崎シホ on 11月 1st, 2025 and is filed under 詩.
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