紙封筒に
足を
すべり込ませる
乾いたシーツのように
こもる体温
あるいは
薄っぺらな閉塞
体を覆う
紙一枚
意識なきまま
文字もなく
どこへともなく
なにかを送る
どこへゆくにも
身のひとつ
閉ざされたまま
開かれることは
あるのだろうか
Posted by 中崎シホ on 9月 2nd, 2023 and is filed under 詩.
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