48. 西日

西日に向かって
歩いてく

まぶしい光に
眼を伏せる

道の上に
日の残像

進むゆくさき
人しれず

明日が背後から
やってくる

肩をたたかれ
振り返る

前はどっちだ
空はひとつだ

日は暮れゆきやがて
夜更けと夜明け

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