135 現身
月曜日, 2月 3rd, 2020不幸をしょってる
顔していても
不条理的な
幸福感の密かな湧出
この世この時
為されるがまま
波長にまかせて
浮くこころ
硬いよろいを
身にしていても
内は軟弱な
血肉のかたまり
この身この道
有るがまま
わたくし無くても
生きるうつせみ
Archive for the ‘詩’ Category135 現身月曜日, 2月 3rd, 2020不幸をしょってる 顔していても 不条理的な 幸福感の密かな湧出 この世この時 為されるがまま 波長にまかせて 浮くこころ 硬いよろいを 身にしていても 内は軟弱な 血肉のかたまり この身この道 有るがまま わたくし無くても 生きるうつせみ 134 動感金曜日, 1月 3rd, 2020
川は下って 海ひろく 道を登って 山たかく
北上するのは 雲のおび 南下してゆく 風のまま
力動の間に 生きてる 実感
不動の時を 畏怖する 直観
133 甘苦月曜日, 12月 2nd, 2019
苦にあって 自らむく歯が 立たなければ 甘んじることも 手のひとつ
そしてその 甘さを突きつめ ギリギリで 苦みにへでさえ 変換する
姿勢をかえて 態度をかえて
甘さは転じて 苦くもあること ふたつは 背反 するでもなし
甘い汁を 吸いつくすも
苦い粒を 噛みつぶすも
ある意 ある味 身体の 神経系の 電位の疾走
132 天まで届け土曜日, 11月 2nd, 2019
大跳躍! につまづいて 失う一歩 好機を逸して
記憶の使い回し デジャヴの頻発 閉じた世界を 生きるすべ
先遠く しゃっくりのような 一歩ずつ
道深く あとちょっとが 届かない
131 乾いた発語水曜日, 10月 2nd, 2019
抒情に濡れて 汚れた舌 にじむ眼から 出る排泄物
傷のなめ合い 陳腐な同情 湿った質感に 馴れ合うな
粘液質の血肉の詰る 皮一枚 ドライな体表 内なる流体
心を呼ぶもの 揺さぶるもの 乾いた発語を 徹底せよ
130 みおつくし月曜日, 9月 2nd, 2019
よる 世の中の つくりが つかめず
来る 狂おしさの ひかりと ひかげ
無言の 怒り 身を衝いて
無限の 祈り みおの果て
129 命ひとつ日曜日, 8月 4th, 2019
完全なる現存 混沌たる原点
いったいどこに 実体あるか
下から湧いて くるでもなし
上から降って くるでもなし
在る苦もすずなり 歩くも道なり
いのちののちの 落ちどころ |