Archive for the ‘詩’ Category

2. 分裂

金曜日, 5月 20th, 2011

豆腐のかどに
頭ぶつけた
パワー全開
脳ミソ全壊

密かで強くて美しい
自爆装置は念のため
ボルトをひとつひとつと
しめていく

すべての世界を数値化する
その信仰が
ひずみを隠し
そしてまた生む

無数の自己が
存在しているパラレルワールド
この自分はオリジナルか
この地球は唯一か

ひずみはリズム
見えないけれど
なくてはならない
宇宙の中のベース音

全ては一つ
一つは全て
光の足に
頭ぶつけて分裂する

1. 銀河鉄道の夜の足

金曜日, 5月 20th, 2011

布団の中から
天井を眺めている
眠ることも
立ち上がることもできない
この忌まいましい心身
そんな折り
よく人の言うように
木目の模様が人の顔になったりはしない
そもそも天井に
木目らしきものはなかったし
ただ
オレンジ色の豆電球の光が
なんぼんも
なんぼんも足を生やし
細いのや太いの
伸びたり引っこんだりする
もしいつか
こんな夜に
こんな天井を眺めるのでなかったら
草のうえ
銀河鉄道も壮大に
星の夜空を仰ぐのだ
そして
漆黒の深き宇宙
しずかな星の光が
やっぱりなんぼんも
なんぼんも足を生やしているのを
見ている