90 実
土曜日, 4月 9th, 2016見てみて
聞いて
嗅ぎ
舐め
さわる
テトテト
歩いて
来て
去り
かえる
みるみる
満ちて
勝ち
咲き
ほこる
手と手と
合わせ
実は
落ち
おわる
Archive for the ‘詩’ Category90 実土曜日, 4月 9th, 2016見てみて 聞いて 嗅ぎ 舐め さわる
テトテト 歩いて 来て 去り かえる
みるみる 満ちて 勝ち 咲き ほこる
手と手と 合わせ 実は 落ち おわる 89 脳内模様金曜日, 3月 11th, 2016すべての投影 夢の質感 暗闇のなか 混沌のなか 88 無垢の唄日曜日, 2月 7th, 2016山の上に 川の中に 風の中に 唄の中に
87 末期的な夜金曜日, 1月 8th, 2016健康的で 更ける夜 闇のカーテン 夜明け前 暗い空をかぶって 抹殺的に 86 芽ばえ月曜日, 12月 21st, 2015命など ポロリと 落っこちるもの
道など プツリと ちょん切られるもの
何世にも渡った 魂だから
旧世界の場面が 夢見に浮かぶ
使い古された 魂だけど
そこにある自我は 芽ばえたばかり
85 冷徹な熱血水曜日, 11月 18th, 2015熱くなる人 涼やかな人 熱風涼風 人々様々 多様性は自然なことだが 声高な個性の偏重 自己の主張ばかりの 自分探しという 冷めた眼で見て 84 地に足つけて月曜日, 10月 12th, 2015うわ滑りせぬよう 見渡すものは 彩り 発語はいつも から回りせぬよう 地に血が 飛びそうな 根付く |