Archive for the ‘詩’ Category

30. 待つ人

金曜日, 5月 11th, 2012

ぼくは待つ人
何を待っているかも
わからないけど
ぼく待っている

待つもの来ずとも
待つ心のありかたで
有為も無為も
意味をなし得る

意味といえども
無意味な本質
本質といえども
待つべきものか

時間的流れ
空間的広がり
身をまかせること
あらがうこと

待つ時間空間
つぶれる期待も
つのる不安も
ぼくの心の真相

ふたつの眼
ふたつの腕
いくつかの心
広げてぼくは待っている

29. 白紙をステージに

金曜日, 5月 11th, 2012

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
ミサイルほどのペンを片手に
と歌う

キーボードで打つ
明朝体より
紙の上で躍る文字

走り書きの痕跡を
つまづきながら
歩いて見る

言葉は
書いた途端
死ぬか生きるか

小さな声をつむぎ
ペンと消しゴムで
拡声する

紙の上をステージに
消えゆくさだめとして
文字の羅列

28. みち

金曜日, 4月 13th, 2012

かわにそうみち
さんぽみち

もんしろちょうが
とんでいる

しだが
はをきしらせる

たけはすっくと
たっている

やぶのなかは
しんとくらやみ

いくみちのさき
ひとしれず

せっせせっせと
あるいてく

くうきはさらり
ふくかぜからり

まひるのてんとう
あおいそら

みえるこうけい
みえないかげ

かんじるままに
かんじられ

みちはみちなりに
じねんなり

27. 四月の四行四連詩

金曜日, 4月 13th, 2012

風ふくらんで
煌めき差す日
川面なみ立ち
岸辺に寄する

空気の曲線
身を包み
雲も宙(そら)も
皆まるみをおびる

この世これきり
散る花弁
越しゆく季節の
血通う天

書生の遊学
デカダンス
諸行は無常
万物流転す

26. 僕はどこに

土曜日, 3月 10th, 2012

拳を突きあげて
つきつける
つきつける

息してる
息してる
生きている身

感性を掘りさげて
彫っていく
彫っていく

おごるな
おごるな
おごり多き理性

一線をぶっちぎり
ぶっとばす
ぶっとばす

広がって
広がって
開きゆく内側

僕はどこにいる
どこにいる
ここにいる?

25. 雨あるがまま

土曜日, 3月 10th, 2012

雨が降る
雨落ちる
暗い空から
水落ちる

見ず聞こえる
見ずに聞く
言葉の嵐
こころの声

越えてゆく
越える山
からだ使って
山のぼる

病んでいる
悩んでいる
脳ミソちりちり
散りゆく精神

生ひとつ
生命ひとつ
世界にあって
あるがまま

24. あした

金曜日, 2月 17th, 2012

繋がらない
伝わらない
孤独を感じる
こころは子供

賭けている
書いている
綴ることに
ついやす力

伝播する電波
妄想の様相
あしたの頭はどこ行くか

スルーされてもするべき事
虫のしらせも無視される
あしたの貴方はどこ行くの