ヒキの飲み会

水曜日, 11月 14th, 2012

むかーし元引きこもりの人達の飲み会に参加した。

 

なんとなく食べて飲んで会も終わりに近づいた頃、突如数人が一斉にメニューを見だしたのである。

 

ラストオーダー間際だから注文するのかと思いきや、なんと各々が自分の飲食代を計算しだしたのである。

 

ある者は焼きそばとから揚げとビール2杯だから1200円、40近い最年長者の男に至ってはグラスワイン2杯だけだから600円。

 

私は最初目の前の光景が理解できずただあっけにとられていた。

 

そして気づいた。

 

割り勘ではないのね。

 

どおりでみんな少食な訳だ。

 

だがいくら諸事情があり金が無いからってそんなチビチビ食べて飲んで楽しいか?と思ったが後の祭りであった。

 

私は1人食って飲んだので5000円払う羽目に・・・。

 

あれから何年も経つが、未だに参加者たちがメニューを指でなぞりながらケータイ片手に計算している姿が忘れられない。

無題

火曜日, 11月 13th, 2012

スーパーの前を通りかかったらペプシが店頭に品出しされていた。

 

1,5ℓ138円だった。

 

ペプシコーラに強い関心を示す私は当然買った。

 

屹立としている。

 

 

 

 

 

 

 

 

壮観である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居場所バックヤード

土曜日, 11月 10th, 2012

以前バイトしていた本屋で、店内にバックヤードと呼ばれる備品が置いてあるスペースがあった。

 

紙袋やテープやブックカバーが置いてありそこからレジに補充していた。

 

バックヤードと言ってもそんなたいそうなものではなく、大きな本棚の奥にスペースを確保しただけのものであった。

 

ある朝、開店準備の最中に私がバックヤードに備品を取りに行くと、初老の男性が座っていた。

 

直感でホームレスの人だと思ったが私は何事もなかったかのようにバックヤードから出てきてしまった。

 

それでもイカンと思い私は男性に「ここは休むところではないですよ」と声をかけた。

 

抵抗されるかなーと思ったが男性はあっさりとバックヤードから去っていった。

 

ミーティングで報告したところ、たぶん閉店間際に店内に入り込んでバックヤードで一夜を明かしたのではないか、これからはバックヤードの見回りを強化しましょうということになった。

 

しかし、その謎の男性は我々の監視を巧みに潜って何度もバックヤードに忍び込み一夜を明かしていた。

 

それでも備品も本も一切盗ることなくお店の開店とともに去っていくので、いつしか彼は「社長」というあだ名がついて親しまれるようになった。

 

朝のミーティングでも「今朝社長居ました」で済むようになった。

 

だがこれは建造物侵入罪だから警察に通報するかなどと言ってるうちにいつしか社長は姿を見せなくなった。

 

どこぞのバックヤードでも見つけたのであろうか。

居場所紹介:築地本願寺ロビー

金曜日, 11月 9th, 2012

築地本願寺本堂へ上がる階段の下、1階にひっそりとあります。

 

先日行った時に偶然見つけたのです。

 

中を覗いて見るとソファーと仏教系の雑誌が置いてありました。

 

そして仄かなお香の香り。

 

しばらく居たら眠くなりました。

居場所換気扇

土曜日, 11月 3rd, 2012

幼少の頃換気扇に強い関心を示していた。

 

なぜかはわからない。知る由も無い。

 

扇風機でなく換気扇である。

 

羽が何枚か付いていて回転していればいいというものでもない。

 

自宅の台所の換気扇を見続けては呆れられた。

 

一時、画用紙に換気扇ばかりを描き続け父親をドン引きさせたこともある。

 

父もよもや自分の子供が換気扇に強いこだわりを持つようになるとは思わなかっただろう。

 

しかし父は換気扇に執拗にこだわる私を非難することはなかった。

 

ある時、父が飲食店が何軒も入っている商業施設の裏へ私を連れて行ってくれた。

 

そこで目にした光景はずらっと並んだ換気扇の一群であった。

 

私はとても気分が高揚したのを覚えている。

 

自宅や近所の家庭用換気扇ではお目にかかれない巨大な換気扇群に私はしばし魅入られてしまったのだった。

 

とても有意義な時間であった。

 

父は私の関心事を否定する事なくより興味を持つように働きかけてくれた。

 

ここに教育や躾の原点がある。

居場所ご飯

水曜日, 10月 31st, 2012

このブログに何度か登場しているコミュニティーカフェセキュア四谷さんでランチをいただきました。

 

いつのまにか日替わりメニューになっていて、この日は炊きこみごはんでした。

 

ご飯が柔らかくて人参ごぼう筍に味がよくしみこんでいて美味しいです。

 

サイドメニューの鶏こうや豆腐も美味でした。

 

カフェの世話人Oさんがいろいろメニューを開拓しているので、次回は何が出るか楽しみでもあります。

 

食後お煎餅を食いまくり、常連のお客さんとおしゃべりに興じ、得意のぐだぐだな昼下がりになりました。

 

これはこれで様式化しつつあります。

 

 

戸棚に入ってるメニュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美味い。ごちそうさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3回ブックシェアの会

金曜日, 9月 28th, 2012

私の思いつきで始まったこの企画も3回目を迎えました。

 

今回の参加者は私を含めた3人。

 

だいぶこじんまりした会にはなりましたが中身は濃いー会となりました。

 

まず常連のSさんがコンポジションシリーズで有名な画家モンドリアンの画集と密教の本を紹介してくれました。

 

Sさんはコンポジションで見られる幾何学模様と、曼荼羅図の構図を巧みに説明しながら2つの類似性を取り上げ、

 

人類はコンピューターを駆使する遥か昔からグラフィックアートやプログラミングを本能的に予期、イメージしていたのではないかという大胆な説を展開しました。

 

はっきり言ってプレゼンを超えてかなり先鋭的な研究発表です。

 

素で圧倒されて聞き入ってしまいました。

 

昼下がりにお菓子ぼりぼり食いながらこんなラディカルな説を聞けるのが我がブックシェアの会の特徴でもあります。

 

次に常連のWさんが死生学の本と絵本を紹介してくれました。

 

死生学というと重いテーマに聞こえがちですが、この本ではユーモアを交えながら老いと死を受け入れていくという、

 

これもある意味ラディカルな本でした。

 

そしてWさんはこのブックシェアの会にあるテーマで臨まれていたことを知ったのです。

 

ひも解いていくと、1回目は第2次世界大戦中強制収容所での体験記、2回目は救命病連のエッセイ、そして今回は死生学に関する本。

 

Wさんは死と関係のある本を3部作と称してプレゼンしていたのでした。

 

すいません気がつきませんでした。

 

お二人とも壮大なテーマを持ってこの会を盛り上げてくれました。

 

ありがとうございます!!

 

ブックシェアの会3回目にして一つの到達点を迎えた気がします。

 

ということで出尽くした感があるのでブックシェアの会は唐突に終わります。

 

サヨウナラー。

 

 

Wさん持参のお洒落なナプキン。

 

この上にお菓子を乗せて食べます。

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じ。

 

プチお菓子パーティです。

 

Wさんいつも差し入れありがとうございます。

 

 

 

 

 

なんでしょう?

 

美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会を彩った本達。

 

 

 

 

 

 

 

 

com.cafe音倉

火曜日, 9月 25th, 2012

下北沢駅下車徒歩5分。

 

お店は地下1階にありますが光が差し込む空間がありさほど暗い印象は受けません。

 

またその自然光が注ぐ真下にカウンターのテーブルが用意されていて、ゆったりと時間を過ごせるようになっていました。

 

店内は広くテーブルとテーブルの間が離れていてどの席でもリラックスできます。

 

 

この日は豆腐ハンバーグ定食を注文したのですが食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。

 

美味しかったです。

 

ということで食後のウーロン茶。

 

 

 

 

 

ライブスペースもあります。

 

夜はパフォーマンスの場にもなるようです。

 

 

 

 

 

 

 

壁には絵が飾られてます。

 

カフェ以外に多目的ホールの機能もしているようです。

 

土地柄か表現発信する場所として機能していて利用するアーティストも多そうです。

 

 

 

 

居場所テント

火曜日, 9月 4th, 2012

小学生の頃、M君とU君と団地の広場で遊んでいたところ雨が降ってきました。

 

M君が家に小さなテントがあると言い出し、団地の下にテントを張って雨宿りごっこをしようということになりました。

 

案の定テントを張っている間に雨足が強まり3人供ずぶ濡れになりました。

 

U君は心が折れ始め半べそになっていましたが、M君と私でU君を鼓舞しながらテントを張りました。

 

そしてM君の家からお菓子やバケツやゲームを持ち出し再びテントへ、確かにテントは小さく子供3人でもぎゅうぎゅうといった趣。

 

私たちはU君をテントに入れました。

 

U君は泣きながらゲームをしていました。

 

私たちはU君がこれ以上雨に濡れないようにとの配慮からテントに入れさせたのでした。

 

M君は雨足に満足しないのか、もっと降れとばかりオリジナル雨乞いダンスをし始めました。

 

テントの周りで奇怪な舞をするM君を尻目に、私はバケツに雨を貯めようとひたすらバケツの中を凝視していました。

 

私はバケツの底を弾く雨粒に強いこだわりを示していました。

 

テントからはU君のしくしく泣く声とゲームの電子音。

 

外はM君の珍妙な舞。

 

私はなかなか雨が貯まらないバケツに痺れを切らし、バケツを持って辺りを徘徊していました。

 

端から見ると邪教の儀式のように写ったかもしれません。

 

すると同級生のお母さんが通りかかり「あんたたち何やってるの?」と呆れられました。

 

こうしてテント遊びは終わりました。

 

私はテントに一度も入れませんでした。

第2回ブックシェアの会

金曜日, 8月 31st, 2012

水曜日にブックシェアの会を催しました。

 

7月に思いつきでやったところ参加者の方々から好評を博し、第2回の運びと相成りました。

 

今回は初参加の方が1人。

 

Wさん特製のケーキを頬張りながら会はゆるーく和やかに進行していきました。

 

今回も当然のことながらバラエティーに富んだジャンルの本が提示されました。

 

参加者の方が「何が出て来るかわからないドキドキ感がいい」とおっしゃてましたが、まさにその通りだと思いました。

 

本を紹介する人の個性と、本自体が持つ魅力。

 

これが合わさることで本の個性が際立ち、会も盛り上がるのだと認識しました。

 

今回も参加者のみなさんのおかげで楽しい会になりました。

 

そして暑い中足を運んでいただきありがとうございました。

 

今回はポストヒューマンという未来の人間像について熱く語り合いました。

 

と言ってもそんな難しい話ではないです。

 

病気や不老を克服すると何が残るの的な会話です。

 

 

 

今回は文庫が多いですね。

 

ブックシェアのいいところは自分の知らないジャンルに興味が持てることですね。