142 暗示の街
木曜日, 9月 3rd, 2020暗示を拾いに
街へ出る
更新されてる
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見えないほころび
次元のすきま
世界の正体を
見極めたくて
街の中で
見つけたしるし
隠れた意味は
よみ取りがたく
この世を織りなす
網目は曖昧
もつれて乱れて
それでもうごめく
世界は自明ではなく
暗示的に
地球の回る
音をただ聞く
Archive for the ‘詩’ Category142 暗示の街木曜日, 9月 3rd, 2020暗示を拾いに 街へ出る 更新されてる かけらを探す
見えないほころび 次元のすきま 世界の正体を 見極めたくて
街の中で 見つけたしるし 隠れた意味は よみ取りがたく
この世を織りなす 網目は曖昧 もつれて乱れて それでもうごめく
世界は自明ではなく 暗示的に 地球の回る 音をただ聞く 141 リアルよりリアリティ土曜日, 8月 1st, 2020
眠りと目覚め 世界をまたぐ よびもどし 現実は付属物 もとよりあるのは イメージの世界 夢や想念 といえるか 実体のつかめない その事々が あることそのもの いくつもの パラレルワールド いくつもの自己 そして 今ある この現実で 生き残ることこそが オリジナルの 存在証明 ただ生きるのに 証明することも 確固たるものも いらないけれど 140 ラインを超えて木曜日, 7月 2nd, 2020未知なる死の味 こみあげてくる 臓物の味
頭蓋の圧迫 粘液質の 重みのかたまり
はじける鼓動 激しく打って 体の芯がとび出そう
乱れる呼吸 息する苦しさ 狂おしく
此岸と彼岸を 隔てる流れが 恐怖も安堵も 絡め取る 川面は目の前 水底深くも 蒸発していく 水の道筋 やがては こちらとあちらを 分かつものも 消えてゆく
139 すばる火曜日, 6月 2nd, 2020素晴 きみの声が きこえない
素晴 きみの今は どこにある
彼方からくる 合図の意味が わからない
素晴 この世界では時々 確かな偶然を見る
読み取りがたい 暗示による 世界のほころびを見る
素晴 あなたの世界は 大丈夫だろうか
ひとりよがりではなく 共有される 世界だろうか
素晴 老婆心ながら 体には気をつけて
体らしきものが あるのかどうかも 知ら ないけれど
138 さまよい土曜日, 5月 2nd, 2020言葉の停滞 言語の解体 言霊たちの 本意を求めて
日を見ぬ閉塞 ひそかな生息 居場所もないまま ようやく生かされ
道なき隠遁 未知なる混沌 条理にこだわる 自我をこえ
わずかな明り かすかな脳裡 統合うしない 異界にまぎれ
あてなき彷徨 果てゆく徴候 さまよい続ける しるしのもとに 137 この夜のことを水曜日, 4月 1st, 2020この 夜のことを 話そう 相次ぐ偶然は あるいは必然だった 世界はエラーに 満ちていた 生死はつねに 曖昧だった イメージの流れに 追いたてられる 末期的な夢幻の中に まぎれこむ
生きてることの 根もとが揺らぐ
僕はこの夜 どこで 失敗したのだろう
136 クロスバイク火曜日, 3月 3rd, 2020クロスバイクの 軽い足
風を追いかけ 駆け抜ける 土壇場につき 形勢逆転 明日を見る目が また変わる 苦楽のあいだ 谷深く
山は高く 天地の交わり 思いもかけない ところに転がり 生きてる限りの 鼓動に戸惑う |