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==つながりと居場所が必要です==
Pくんは4月から福祉団体の運営する居場所に通うことになりました。<br>
以前に住んでいたグループホームを運営する同じ福祉団体が開いているので、少しは様子が分かります。<br>
自治体の承認が必要なので事前に手も打っています。<br>
そこが自分にどの程度あっているかは不安もありますが、週２，３回程度を考えています。<br>
５０歳を超えた独り身として将来の孤立を避ける予防のためです。<br>
一緒に食事に行く友達もいますからさほどではないですが…。<br>
Qくんはもう少しで５０歳になる独り身です。ときどき私の所にお菓子などをもってやってきて、近況を話します。<br>
先日は自治体の運営する地域生活サポートセンターの話をしてくれました。<br>
２か月に１回、報告を兼ねて相談をするそうです。<br>
通常はB型作業場に通う身ですが、行ける場所を他にもつのが目的のようです。<br>
不登校情報センターという私の所はもはやその役割はありませんが、Qくんにはその１つになるようです。<br>
Rくんも４０代になったはずの独り身で、お父さんと一緒に住んでいます。<br>
父とは気持ちのすれ違いが大きくて、近辺地域に居場所を探しています。<br>
自治体の相談所、ＮＰＯが運営する居場所、医療機関…と行くのですが「決められた枠の中に」当てはめようとする感じがして気にくわないです。<br>
「決められた枠」を広げようと話し始めるのですが、聞こうとはしないスタンスが嫌になって、ときどき衝突しています。出入り禁止のところもあるようです。
以上の３人は男性ですが、独り身女性にもいくぶん似たところがあるようです。<br>
忘れたころに連絡のあるＳさん、よく電話のあるＴさんは、体型が気になる、人の目が怖い…という気持ちが強くて医療機関以外はあまり出向いていないように思います。<br>
Sさんは家族と同居なので、買い物外出もあまりないようです。<br>

４０代から50代の独り身となるとこれから先のことが見えてきます。<br>
今のうちにできる人とのつながれる状態を求める気持ちが表われていると思います。ぜんぜん遅くはないです。<br>
問題は求める水準が高すぎることではないでしょうか。<br>
理解し合える関係以前に、横にいても気にならない関係から始まるのではないでしょうか？　<br>
気になってしょうがない人はいます。それほどではない人当たりがスタートだと思いますが、どうでしょうかね。<br>

78歳の私が出来そうなことは多くはありません。<br>
１，個別の連絡を取ることーメールか手紙―それを横の関係につなげられればいいのですが。<br>
２，「ひきコミweb版」―文通は役割を果たしていませんが、ここの人たちと合わせて、交流版をつくりたいと思っています。  <br>
（２０２３年５月）<br>

[[Category:不登校情報センター・五十田猛・論文とエッセイ|202305]]
[[Category:居場所|つながりといばしょがひつようです]]