Interview:昭和天皇の戦争責任
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2016年2月7日 (日) 11:49時点における版
昭和天皇の戦争責任
昭和天皇に戦争責任はあったと思いますか?
〔2012-05〕
昭和天皇に戦争責任はあったと思います。
最先頭で戦争に突き進んだとは思いませんが、権威、権限そして立場において戦争を回避できる条件にあったと思います。
大統領とか行政の最高責任を持つ首相とは違いますが、天皇がその気になれば戦争の回避はできたことでしょう。
天皇の判断には事態の進行、政府指導部の動向が大きく作用したと推測します。
国民多数のなかに戦争遂行の気分があり、戦争反対の運動が公然化していない状況も関係しています。
戦争反対を主張し、運動し、死を招いた人もいましたが大きくは広がっていません。
これらの国民の動向が天皇の判断にあったと考えます。
したがって国民にも戦争責任があったというべきです。
「1億総懺悔」は逆に「誰の責任でもない」になりかねませんが、あれは昔の政治指導者が勝手にしたことではすませません。
少なくとも日本軍の侵略を受けた諸国の人が日本の戦争責任を問う根拠はここにあると思います。
そのような意味で天皇にも戦争責任はあったと考えます。
〔2013年12月追加〕
秘密保護法が国会で審議されています。
戦争準備の法律と指摘されています。
国民が戦争に責任を負うというのは平時のときの対応にあります。
秘密保護法はやめさせなくてはならないのです。