青森県・大学入学時奨学金
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2017年5月12日 (金) 09:55時点における版
青森県・大学入学時奨学金
所在地 | 青森県 |
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県奨学金 59人利用 困窮世帯の大学進学支援 本年度見通し
経済的困窮を理由に大学進学を諦める生徒をなくそうと、県が本年度新設した条件付き返還免除型奨学金「大学入学時奨学金」の利用生徒数が、最大100人の貸し付け予定に対し、
59人となる見通しであることが県教委への取材で21日、明らかになった。
同奨学金は大学に入学する際の準備金として貸与される。
貸し付け対象は、県内で生活保護を受けている世帯か市町村民税が非課税の世帯で、今年4月、大学進学を予定している現役の高校生か高等専門学校生。
学校成績が5段階評定で平均4・0以上(児童養護施設入所者の場合は3・5以上)という条件もある。貸与額は1人当たり10万円単位で最大100万円。
無利子で、他奨学金との併用も可能。
大学卒業後1年以内に県内に住み、3年間就業すると返還は免除される(公務員は免除対象外)。
返還は卒業後2年目から最長8年間で分割する。
県育英奨学会事務局の県教委教職員課によると、昨年12月28日まで3次にわたって奨学生を募集。
これまで採用が決定した生徒は50人で、9人が2月の選考委員会の決定を待つ。
採用が決まった生徒は男子19人、女子31人。
地区別では東青17人、西北5人、中南9人、上北3人、下北5人、三八11人。
市町村民税の非課税世帯が多くを占める。
既に推薦などで合格が決まった奨学生20人のうち、12人が県内、8人が県外に進学する。
利用生徒が59人となる見通しについて、県教委教職員課担当者は
「初の制度なので評価は難しい。来年度以降は現1、2年生に制度が浸透して、利用者が増えるのではないか」と話している。
〔◆平成29(2017)年1月22日 東奥日報 朝刊〕
青森県は新年度、生活困窮世帯を対象に、大学入学時に必要となる一時金として最大100万円を貸与する奨学金制度を創設する。
学ぶ意欲と能力がある子どもの教育の機会を確保し、教育格差を解消するのが目的。
県内に一定期間就業、居住した場合、返済が免除される。
返済免除型で、100万円貸与の奨学金は全国初。
〔2016年3月1日・貧困ネット〕