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Job:和服仕立て・和装技能士

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==和服仕立て・和裁技能士==
 
==和服仕立て・和裁技能士==
〔2003年原本〕<br>
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〔[[:カテゴリ:中学生・高校生のための仕事ガイド|2003年原本]]〕<br>
 
羽織、帯など和裁の縫製をします。<br>
 
羽織、帯など和裁の縫製をします。<br>
 
男性用、女性用、子ども用とありますが、多いのは女性用です。<br>
 
男性用、女性用、子ども用とありますが、多いのは女性用です。<br>

2017年9月25日 (月) 20:46時点における最新版

和服仕立て・和裁技能士

2003年原本
羽織、帯など和裁の縫製をします。
男性用、女性用、子ども用とありますが、多いのは女性用です。
作るものは羽織、半天、袴、コート、帯、じゅばん、訪問着、振袖など。
まず布(反物)選び。安くて、汚れがなくて、織り傷のないものがよいのですが、「安くて」という部分が難しく、「この品でこの値段なら」に落ち着きます。
柄と色は、注文者のイメージに合わせて似合うかどうかです。
反物選びの目を養うには、反物を見る機会をふやすことです。
採寸、裁断、縫製、仕上げが製作順になります。
もっぱら技術の部分で、ミシンを使うこともありますが、基本は手縫いになります。
注意は仕上げのアイロンかけ。
化学繊維と絹の交織で布ができていて、アイロンがけで溶けてしまうことがあります。
独立開業の和服仕立屋のばあい、作る物と実力によって収入源の仕立てが変わります。
収入は個人差が大きく、東京都内の例をあげると、留袖2.3~7.0万円、打ち掛け3.8~6.5万円、普通羽織1.2~2.9万円など2倍から3倍くらいの差があります。
そのほか和服のリフォームを手がけたり、デパート・呉服店からの注文製作、展示販売で注文や販売方法を広げたり、さらには和裁指導や着付け指導などを兼業する人もいます。
商工会議所の和裁検定(1級~4級)など各種の技能資格があります。
そのなかで厚生労働省の検定試験はレベルが高いと評価されています。
合格者は和裁技能士(1級~2級)といいます。
和裁検定1級合格者は「職業としてさらに高度の実技と理論の全般に精通している」人で、独立開業できる技術者と認められています。
同2級は「職業としての実技と理論の修得」、同3級は「家庭に必要な理論と実技を修得」、同4級は「家庭に必要な初歩的な理論と実技を修得」と評価されます。
和裁技術検定(初級、中級、上級)は全国服飾学校協会の会員校の学生に、専修学校教育振興会が実施するものです。
いずれも資格がなければ仕事に就けないというものではありません。
〔参考〕厚生労働省
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL03-5253-1111

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