Job:電気工・電気工事士・電気主任技術者
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建物や設備に、電気の通る道と利用設備を建設・設置する仕事です。電工といいます。<br> | 建物や設備に、電気の通る道と利用設備を建設・設置する仕事です。電工といいます。<br> | ||
| − | + | ビルのばあいは変電室の設備で低電圧にかえ、幹線の設置、分電盤の据え付け、配線、コンセント、照明器具の取り付けをします。<br> | |
| + | 放送、インターホン、防災防犯設備、避雷針などの工事もあります。<br> | ||
土の中にパイプを通して電線を通すときは、土堀りもしなければなりません。<br> | 土の中にパイプを通して電線を通すときは、土堀りもしなければなりません。<br> | ||
ペンチ、ナイフ、プライヤー、モンキーパンチなどを常に腰回りに下げ、これらは全部で10kgくらいになります。<br> | ペンチ、ナイフ、プライヤー、モンキーパンチなどを常に腰回りに下げ、これらは全部で10kgくらいになります。<br> | ||
| − | + | これらの電気工事を行なうには、電気工事士の資格が必要です。この資格は第1種、第2種に分かれています。<br> | |
| − | 工業系高校の電気科や職業訓練学校の電気科で学ぶこと、電気工事店などに見習いで入って、実技をしながら電気について学ぶなどの道があります。 | + | 2種資格は一般家庭や店舗における配電、設計工事に当たるものです。<br> |
| − | + | 工業系高校の電気科や職業訓練学校の電気科で学ぶこと、電気工事店などに見習いで入って、実技をしながら電気について学ぶなどの道があります。<br> | |
| − | + | 電気工事士(第1種)は、500kw未満の自家用電気工作物(中小ビルや工場など)の電気工事をすることができます。<br> | |
| − | + | 家庭向けはもちろん、作業現場や発電施設、送電設備などにおける電流、電圧、電気抵抗などを測定しながら、工事を行ないます。<br> | |
| + | 高圧電気工事技術者は、電気工事士の免許をもつ人で(社)日本電気協会の資格試験の合格者です。<br> | ||
| + | 最大電力500kw未満の設備や事務所の電気主任技術者になることができます。<br> | ||
| + | そのほか工事によっては、消防設備士などの関連資格を必要とすることがあります。<br> | ||
| + | 電気主任技術者の資格は、発電・変電設備や送電・配電路線などの電気工作物の工事、維持、運用に関する保安の監督をする資格です。<br> | ||
| + | この資格は第1種~第3種の3段階に分かれます。<br> | ||
| + | 多いのは第3種(電験三種)で構内に設備する電圧が5万ボルト未満、構外2.5万ボルト未満の監督ができます。<br> | ||
第2種は、構内17万ボルト、構外10万ボルト未満です。第1種は制限がなく、すべての電気工事を扱えます。<br> | 第2種は、構内17万ボルト、構外10万ボルト未満です。第1種は制限がなく、すべての電気工事を扱えます。<br> | ||
電気主任技術者は、自動的に電気工事士の資格をもつことができます。<br> | 電気主任技術者は、自動的に電気工事士の資格をもつことができます。<br> | ||
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電気主任技術者は、ビル管理技術者、電気設備設計者、工事現場の管理職になることが多く、電気工務店を開く人もいます。 <br> | 電気主任技術者は、ビル管理技術者、電気設備設計者、工事現場の管理職になることが多く、電気工務店を開く人もいます。 <br> | ||
電気工事施工管理技士(1級、2級)は建築現場において、電気系統の工事の指揮、監督をします。<br> | 電気工事施工管理技士(1級、2級)は建築現場において、電気系統の工事の指揮、監督をします。<br> | ||
| − | + | 電気工の労働条件は、ほかの建築作業の職種と似ています。<br> | |
| + | 電気工事士の資格取得者で〔給〕は〔やや高〕です。<br> | ||
| + | 無資格ばあいは〔並〕になります。<br> | ||
〔参考〕(財)電気技術者試験センター <br> | 〔参考〕(財)電気技術者試験センター <br> | ||
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虎ノ門4丁目MTビル2号館<br> | 虎ノ門4丁目MTビル2号館<br> | ||
TEL03-5473-1581 <br> | TEL03-5473-1581 <br> | ||
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2017年9月29日 (金) 07:35時点における最新版
電気工・電気工事士・電気主任技術者
〔2003年原本〕
建物や設備に、電気の通る道と利用設備を建設・設置する仕事です。電工といいます。
ビルのばあいは変電室の設備で低電圧にかえ、幹線の設置、分電盤の据え付け、配線、コンセント、照明器具の取り付けをします。
放送、インターホン、防災防犯設備、避雷針などの工事もあります。
土の中にパイプを通して電線を通すときは、土堀りもしなければなりません。
ペンチ、ナイフ、プライヤー、モンキーパンチなどを常に腰回りに下げ、これらは全部で10kgくらいになります。
これらの電気工事を行なうには、電気工事士の資格が必要です。この資格は第1種、第2種に分かれています。
2種資格は一般家庭や店舗における配電、設計工事に当たるものです。
工業系高校の電気科や職業訓練学校の電気科で学ぶこと、電気工事店などに見習いで入って、実技をしながら電気について学ぶなどの道があります。
電気工事士(第1種)は、500kw未満の自家用電気工作物(中小ビルや工場など)の電気工事をすることができます。
家庭向けはもちろん、作業現場や発電施設、送電設備などにおける電流、電圧、電気抵抗などを測定しながら、工事を行ないます。
高圧電気工事技術者は、電気工事士の免許をもつ人で(社)日本電気協会の資格試験の合格者です。
最大電力500kw未満の設備や事務所の電気主任技術者になることができます。
そのほか工事によっては、消防設備士などの関連資格を必要とすることがあります。
電気主任技術者の資格は、発電・変電設備や送電・配電路線などの電気工作物の工事、維持、運用に関する保安の監督をする資格です。
この資格は第1種~第3種の3段階に分かれます。
多いのは第3種(電験三種)で構内に設備する電圧が5万ボルト未満、構外2.5万ボルト未満の監督ができます。
第2種は、構内17万ボルト、構外10万ボルト未満です。第1種は制限がなく、すべての電気工事を扱えます。
電気主任技術者は、自動的に電気工事士の資格をもつことができます。
電気工事士、電気主任技術者の資格試験は(財)電気技術者試験センターは実施します。
電気主任技術者は、ビル管理技術者、電気設備設計者、工事現場の管理職になることが多く、電気工務店を開く人もいます。
電気工事施工管理技士(1級、2級)は建築現場において、電気系統の工事の指揮、監督をします。
電気工の労働条件は、ほかの建築作業の職種と似ています。
電気工事士の資格取得者で〔給〕は〔やや高〕です。
無資格ばあいは〔並〕になります。
〔参考〕(財)電気技術者試験センター
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1
有楽町電気ビル北館3F
TEL03-3213-5991
http://www.shiken.or.jp/
〔参考〕(財)建設業振興基金試験研修本部
〒105-0001東京都港区虎ノ門4-2-12
虎ノ門4丁目MTビル2号館
TEL03-5473-1581

