職業訓練生の特典
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〔『全国仕事の学校ガイド』 高校出版、『月刊高校生』1991年11月特別編集号に掲載。<br> | 〔『全国仕事の学校ガイド』 高校出版、『月刊高校生』1991年11月特別編集号に掲載。<br> | ||
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中学卒業(および高校中退)、高校卒業後の仕事の学校として職業訓練校に入る職業訓練生について、いくつかの点にふれておきます。<br> | 中学卒業(および高校中退)、高校卒業後の仕事の学校として職業訓練校に入る職業訓練生について、いくつかの点にふれておきます。<br> | ||
− | + | (1)中卒者・高校中退者が、ある企業(事業所)に就職し、そこに認定職業訓練校がある場合、就職と同時に定時制高校、通信制高校などに通学すれば、<br> | |
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そのためには認定職業訓練校が、文部省の指定を受けていなくてはなりません(実際には少ない)。<br> | そのためには認定職業訓練校が、文部省の指定を受けていなくてはなりません(実際には少ない)。<br> | ||
そのことを確かめておくといいでしょう。<br> | そのことを確かめておくといいでしょう。<br> | ||
(2)訓練期間が1年以上の学科である場合、交通機関(JRなど)の学生割引運賃制度が適用されます。<br> | (2)訓練期間が1年以上の学科である場合、交通機関(JRなど)の学生割引運賃制度が適用されます。<br> | ||
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中卒者普通課程の学生は、自宅通校者12,800円、自宅外通校者15,400円。 <br> | 中卒者普通課程の学生は、自宅通校者12,800円、自宅外通校者15,400円。 <br> | ||
高卒者普通課程の学生は、自宅通校者16,100円、自宅外通校者19,300円。<br> | 高卒者普通課程の学生は、自宅通校者16,100円、自宅外通校者19,300円。<br> | ||
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また、訓練修了後の就職についても公共職業安定所が中心になって斡旋をしています。<br> | また、訓練修了後の就職についても公共職業安定所が中心になって斡旋をしています。<br> | ||
学歴にこだわらず、技術・技能にこだわるスキル指向の人には、職業訓練校は好条件の仕事の学校です。<br> | 学歴にこだわらず、技術・技能にこだわるスキル指向の人には、職業訓練校は好条件の仕事の学校です。<br> | ||
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2018年2月7日 (水) 23:50時点における最新版
職業訓練生の特典(1991年)
〔『全国仕事の学校ガイド』 高校出版、『月刊高校生』1991年11月特別編集号に掲載。
掲載は2011年8月につき、この期間に制度として、実態として変更があるのかもしれません。
具体的に関わるときは現状を確かめてください〕
中学卒業(および高校中退)、高校卒業後の仕事の学校として職業訓練校に入る職業訓練生について、いくつかの点にふれておきます。
(1)中卒者・高校中退者が、ある企業(事業所)に就職し、そこに認定職業訓練校がある場合、就職と同時に定時制高校、通信制高校などに通学すれば、
その訓練校での学習は、高校での教科の一部を履修したものとして、卒業に要する単位の一部と認められることがあります。
そのためには認定職業訓練校が、文部省の指定を受けていなくてはなりません(実際には少ない)。
そのことを確かめておくといいでしょう。
(2)訓練期間が1年以上の学科である場合、交通機関(JRなど)の学生割引運賃制度が適用されます。
(3)公共職業訓練校の経費(授業料)は比較的低額ですが、そのうえに経済的理由で訓練受講が困難な人には、
雇用促進事業団からの技能者育成資金を受けられます。
中卒者普通課程の学生は、自宅通校者12,800円、自宅外通校者15,400円。
高卒者普通課程の学生は、自宅通校者16,100円、自宅外通校者19,300円。
専門課程は自宅通校者30,500円、自宅外通校者36,600円(金額はいずれも1991年度、月額)。
なおこの育成資金は、技能検定に合格しその職種の仕事に1年以上従事した場合、手続きを取れば返済不要になります。
(4)遠距離で通校困難な人のために、多くの公共職業訓練校には付属の寄宿舎(寮)があります。
寄宿費用も実費程度です。
(5)入学希望の場合は、在籍校の進路担当の先生に相談したり、職業訓練校に直接問い合わせることもできます。
公共職業訓練校は、公共職業安定所と強く連携しているので、近くの公共職業安定所でも学校選びや学科と自分の適性などについて相談できます。
また、訓練修了後の就職についても公共職業安定所が中心になって斡旋をしています。
学歴にこだわらず、技術・技能にこだわるスキル指向の人には、職業訓練校は好条件の仕事の学校です。
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