手作り冊子のつくり方と制作ヘルパー
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==手作り冊子のつくり方と制作ヘルパー== | ==手作り冊子のつくり方と制作ヘルパー== | ||
| + | 自分の作品を冊子(パンフレット&本)にしてみませんか?<br> | ||
| + | '''はじめに'''<br> | ||
| + | みなさんが各自で(何気なく?)続けている創作活動を形にしてみませんか?<br> | ||
| + | 自分がしている創作を出発点に作品集にします。<br> | ||
| + | 文筆・文芸方面か絵画・美術方面が主な対象です。<br> | ||
| + | その作風や内容について私ができることはありません。<br> | ||
| + | 形にするとは冊子(パンフレットや本)にまとめることです。<br> | ||
| + | 絵なら額縁に入れるというのもありますが、それも含めて冊子にすれば作品集にまとめられます。<br> | ||
| + | 私は本・雑誌の編集者をしてきました。<br> | ||
| + | そういう角度から「創作作品を形にする」手伝いができると提案します。<br> | ||
| + | 専門の出版社や制作会社に頼むほどではない、自分で手作りできるレベルなら考えてみようという方にマッチしています。<br> | ||
| + | 詩集、物語(集)、エッセイ集、詩文集、イラスト、カット絵・挿絵、1枚マンガ、ストーリー漫画、卒業論文などを自家の冊子(パンフレットや本)にまとめてきました。<br> | ||
| + | '''企画と編集'''<br> | ||
| + | 作品の大きさは大事です。大きすぎると冊子が想定できません。<br> | ||
| + | 作品を少し縮小したり拡大することはできますが、大幅に変える実物とは違ってきます。<br> | ||
| + | また大きさがそろっていることはまとめやすいです。<br> | ||
| + | 色合いが微妙なものは市中のカラーコピーでは対応できません。<br> | ||
| + | これらも考えておいていいことです。立体系の作品は写真によるでしょう。<br> | ||
| + | しかし、写真を生かすには市中のコピー機ではうまく出来ません。<br> | ||
| + | その意味で写真の扱いは難しいです。<br> | ||
| + | 最初は主に編集です。企画(全体の構成)を見直し、今後の創作活動を決める手掛かりになります。<br> | ||
| + | リライト(書き直し)などが必要なこともあります。<br> | ||
| + | 編集内容では、章立て、絵・図面がある場合の配置を確認します。<br> | ||
| + | 大事な1つは奥付を忘れないことです。<br> | ||
| + | 書名、作者名、制作年月日などを記録する部分で、この冊子の身分証明です。<br> | ||
| + | '''印刷と製本'''<br> | ||
| + | 印刷するには1ページごとの版下製作が必要です。<br> | ||
| + | ページの天地左右の空白(のりしろ)を確かめ、ページが左右どちらかになるのか大事になる時があります。<br> | ||
| + | これは縦書きか横書きか(右開きか左開きか)によります。<br> | ||
| + | コピー機を使い印刷をします。コピー印刷は基本4ページずつ印刷します。<br> | ||
| + | A4やB4の紙では裏表(同時)印刷で、2つ折りにしますから一回で4ページの印刷です。<br> | ||
| + | 1ページ目と4ページ目が同じ面、2ページ目と3ページ目が同じ面です。<br> | ||
| + | 数十ページになるとこれを間違いやすいので要注意です。<br> | ||
| + | 4ページ単位のページ組み合わせ表にすると間違いを防げます。<br> | ||
| + | カラー印刷の部分を市中のコンビニ等で印刷し(コンビニはA4以内の片面1枚50円です)、カラー印刷の部分を含めて全体を製本する方法もあります。<br> | ||
| + | カラーコピー機能を使うと経費が10倍近くになるので要注意です。<br> | ||
| + | 普通紙でも厚すぎるとうまく印刷できないことがあります。コピー機に備わる紙はそれに適合している紙なのです。<br> | ||
| + | 印刷する側の用紙をカラー紙にできれば、いいこともあります。<br> | ||
| + | 製本に進みます。<br> | ||
| + | 印刷を終えたら1冊ずつページを通して順番に並べていきます。<br> | ||
| + | これを丁合といいます。<br> | ||
| + | これに表紙や裏表紙をつけて全体をホッチキスで留めます。<br> | ||
| + | ホッチキスの性能によりますが100枚以上、200ページ以上を留められるホッチキスを使います。<br> | ||
| + | 最後に製本テープでホッチキスの部分をカバーします。<br> | ||
| + | 製本テープのはみだし部分をカットして完成です。<br> | ||
| + | '''制作ヘルパー&必要経費'''<br> | ||
| + | これに当てはまる作品制作をしている方に冊子制作の手伝い、ヘルパーをします.<br> | ||
| + | 多くの方は自宅で作品制作をしています。<br> | ||
| + | 私が自宅にうかがって作品を見ながらどう進めるのか、企画面から話し始めます<br> | ||
| + | 文筆・文芸方面にしても絵画・美術方面にしても内容に関して話せることは雑談以上には期待しないでください。<br> | ||
| + | 冊子・本にまとめる編集的な視点からの話になります。<br> | ||
| + | 企画相談的な話が1時間ですむ場合から数回に及ぶときもあります。結局ダメな時もありました。<br> | ||
| + | 必要経費は企画相談的のことが1回(時間にかかわらず)5000円と交通費。<br> | ||
| + | 制作費=材料費+印刷代(片面1ページ5円程度)+制作時間費。<br> | ||
| + | 材料費は用紙、カラー用紙、製本テープ。<br> | ||
| + | 制作時間は印刷や製本に関わる総時間。1時間2000円で計算。 | ||
| + | 自宅では相談できない方には松田事務所に来てください。<br> | ||
| + | 日時を決め、可能な作品(制作途中を含む)を手持ちで可能な範囲で持ってきてください。<br> | ||
| + | 料金は上記と同じです。<br> | ||
2023年2月14日 (火) 22:12時点における版
手作り冊子のつくり方と制作ヘルパー
自分の作品を冊子(パンフレット&本)にしてみませんか?
はじめに
みなさんが各自で(何気なく?)続けている創作活動を形にしてみませんか?
自分がしている創作を出発点に作品集にします。
文筆・文芸方面か絵画・美術方面が主な対象です。
その作風や内容について私ができることはありません。
形にするとは冊子(パンフレットや本)にまとめることです。
絵なら額縁に入れるというのもありますが、それも含めて冊子にすれば作品集にまとめられます。
私は本・雑誌の編集者をしてきました。
そういう角度から「創作作品を形にする」手伝いができると提案します。
専門の出版社や制作会社に頼むほどではない、自分で手作りできるレベルなら考えてみようという方にマッチしています。
詩集、物語(集)、エッセイ集、詩文集、イラスト、カット絵・挿絵、1枚マンガ、ストーリー漫画、卒業論文などを自家の冊子(パンフレットや本)にまとめてきました。
企画と編集
作品の大きさは大事です。大きすぎると冊子が想定できません。
作品を少し縮小したり拡大することはできますが、大幅に変える実物とは違ってきます。
また大きさがそろっていることはまとめやすいです。
色合いが微妙なものは市中のカラーコピーでは対応できません。
これらも考えておいていいことです。立体系の作品は写真によるでしょう。
しかし、写真を生かすには市中のコピー機ではうまく出来ません。
その意味で写真の扱いは難しいです。
最初は主に編集です。企画(全体の構成)を見直し、今後の創作活動を決める手掛かりになります。
リライト(書き直し)などが必要なこともあります。
編集内容では、章立て、絵・図面がある場合の配置を確認します。
大事な1つは奥付を忘れないことです。
書名、作者名、制作年月日などを記録する部分で、この冊子の身分証明です。
印刷と製本
印刷するには1ページごとの版下製作が必要です。
ページの天地左右の空白(のりしろ)を確かめ、ページが左右どちらかになるのか大事になる時があります。
これは縦書きか横書きか(右開きか左開きか)によります。
コピー機を使い印刷をします。コピー印刷は基本4ページずつ印刷します。
A4やB4の紙では裏表(同時)印刷で、2つ折りにしますから一回で4ページの印刷です。
1ページ目と4ページ目が同じ面、2ページ目と3ページ目が同じ面です。
数十ページになるとこれを間違いやすいので要注意です。
4ページ単位のページ組み合わせ表にすると間違いを防げます。
カラー印刷の部分を市中のコンビニ等で印刷し(コンビニはA4以内の片面1枚50円です)、カラー印刷の部分を含めて全体を製本する方法もあります。
カラーコピー機能を使うと経費が10倍近くになるので要注意です。
普通紙でも厚すぎるとうまく印刷できないことがあります。コピー機に備わる紙はそれに適合している紙なのです。
印刷する側の用紙をカラー紙にできれば、いいこともあります。
製本に進みます。
印刷を終えたら1冊ずつページを通して順番に並べていきます。
これを丁合といいます。
これに表紙や裏表紙をつけて全体をホッチキスで留めます。
ホッチキスの性能によりますが100枚以上、200ページ以上を留められるホッチキスを使います。
最後に製本テープでホッチキスの部分をカバーします。
製本テープのはみだし部分をカットして完成です。
制作ヘルパー&必要経費
これに当てはまる作品制作をしている方に冊子制作の手伝い、ヘルパーをします.
多くの方は自宅で作品制作をしています。
私が自宅にうかがって作品を見ながらどう進めるのか、企画面から話し始めます
文筆・文芸方面にしても絵画・美術方面にしても内容に関して話せることは雑談以上には期待しないでください。
冊子・本にまとめる編集的な視点からの話になります。
企画相談的な話が1時間ですむ場合から数回に及ぶときもあります。結局ダメな時もありました。
必要経費は企画相談的のことが1回(時間にかかわらず)5000円と交通費。
制作費=材料費+印刷代(片面1ページ5円程度)+制作時間費。
材料費は用紙、カラー用紙、製本テープ。
制作時間は印刷や製本に関わる総時間。1時間2000円で計算。
自宅では相談できない方には松田事務所に来てください。
日時を決め、可能な作品(制作途中を含む)を手持ちで可能な範囲で持ってきてください。
料金は上記と同じです。

