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Job:刑務官

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(ページの作成: ==刑務官== 〔2003年原本〕<br> 刑務官は、拘置所の看守であり、公務員です。被収容者の拘禁、日常生活の指導、事故防止、作業...)
 
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==刑務官==
 
==刑務官==
 
〔2003年原本〕<br>
 
〔2003年原本〕<br>
刑務官は、拘置所の看守であり、公務員です。被収容者の拘禁、日常生活の指導、事故防止、作業の監督、施設の管理などに従事します。<br>  
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刑務官は、拘置所の看守であり、公務員です。<br>
犯罪者を刑務所に入れるのは、危険人物を檻(おり)の中に閉じ込めることではありません。犯罪は社会のゆがみを映す鏡のようなもので、このゆがみは、社会生活や精神上のハンディキャップを負った人びとのところに表れやすいものです。その代表例が受刑者と考えられるからです。<br>  
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被収容者の拘禁、日常生活の指導、事故防止、作業の監督、施設の管理などに従事します。<br>  
刑務所は罪を犯した人を取り締まる場所ではなく、再教育の場です。そういう考え方が広まるにつれて刑務官の仕事内容は、施設内警備中心から、教育的指導に変わってきています。受刑者に人間的な愛情をもって接していく仕事です。<br>  
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犯罪者を刑務所に入れるのは、危険人物を檻(おり)の中に閉じ込めることではありません。<br>
 しかし刑務官と受刑者の間の壁を乗り越えることは至難のことです。受刑者のなかには暴力団関係者や覚醒剤関係者もいて、外部と連絡ルートをもっていることもあります。そうでなくても不信感にとりつかれたような人もいます。そういう人を励まし、勇気づけることになる仕事です。受刑者は社会の縮図で、いろいろな職種、階層の人がいます。感動するというのは少ないけれども、涙することは多いはずです。<br>  
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犯罪は社会のゆがみを映す鏡のようなもので、<br>
勤務としては、夜勤があり、夜の見回りもあります。とくに冬は寒く、各房にはスチームが入っていますが見回りの廊下には暖房はありません。<br>  
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このゆがみは、社会生活や精神上のハンディキャップを負った人びとのところに表れやすいものです。<br>
刑務官になるには性別を問いません。高校卒業程度の学力を要すということですが、実際は大学卒業者がふえてきています。<br>  
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その代表例が受刑者と考えられるからです。<br>
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刑務所は罪を犯した人を取り締まる場所ではなく、再教育の場です。<br>
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そういう考え方が広まるにつれて刑務官の仕事内容は、施設内警備中心から、教育的指導に変わってきています。<br>
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受刑者に人間的な愛情をもって接していく仕事です。<br>
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 しかし刑務官と受刑者の間の壁を乗り越えることは至難のことです。<br>
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受刑者のなかには暴力団関係者や覚醒剤関係者もいて、外部と連絡ルートをもっていることもあります。<br>
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そうでなくても不信感にとりつかれたような人もいます。<br>
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そういう人を励まし、勇気づけることになる仕事です。<br>
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受刑者は社会の縮図で、いろいろな職種、階層の人がいます。<br>
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感動するというのは少ないけれども、涙することは多いはずです。<br>
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勤務としては、夜勤があり、夜の見回りもあります。<br>
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とくに冬は寒く、各房にはスチームが入っていますが見回りの廊下には暖房はありません。<br>
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刑務官になるには性別を問いません。<br>
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高校卒業程度の学力を要すということですが、実際は大学卒業者がふえてきています。<br>  
 
階級別になっていて、下から看守、看守部長、副看守長……と全部で7階級に分かれています。<br>  
 
階級別になっていて、下から看守、看守部長、副看守長……と全部で7階級に分かれています。<br>  
  
 
〔参考〕法務省<br>
 
〔参考〕法務省<br>
 
http://www/moj.go.jp/<br>
 
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[[Category:司法・社会的保安の関係|05]]
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2012年4月21日 (土) 20:48時点における版

刑務官

〔2003年原本〕
刑務官は、拘置所の看守であり、公務員です。
被収容者の拘禁、日常生活の指導、事故防止、作業の監督、施設の管理などに従事します。
犯罪者を刑務所に入れるのは、危険人物を檻(おり)の中に閉じ込めることではありません。
犯罪は社会のゆがみを映す鏡のようなもので、
このゆがみは、社会生活や精神上のハンディキャップを負った人びとのところに表れやすいものです。
その代表例が受刑者と考えられるからです。
刑務所は罪を犯した人を取り締まる場所ではなく、再教育の場です。
そういう考え方が広まるにつれて刑務官の仕事内容は、施設内警備中心から、教育的指導に変わってきています。
受刑者に人間的な愛情をもって接していく仕事です。
 しかし刑務官と受刑者の間の壁を乗り越えることは至難のことです。
受刑者のなかには暴力団関係者や覚醒剤関係者もいて、外部と連絡ルートをもっていることもあります。
そうでなくても不信感にとりつかれたような人もいます。
そういう人を励まし、勇気づけることになる仕事です。
受刑者は社会の縮図で、いろいろな職種、階層の人がいます。
感動するというのは少ないけれども、涙することは多いはずです。
勤務としては、夜勤があり、夜の見回りもあります。
とくに冬は寒く、各房にはスチームが入っていますが見回りの廊下には暖房はありません。
刑務官になるには性別を問いません。
高校卒業程度の学力を要すということですが、実際は大学卒業者がふえてきています。
階級別になっていて、下から看守、看守部長、副看守長……と全部で7階級に分かれています。

〔参考〕法務省
http://www/moj.go.jp/


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