Job:速記者
(ページの作成: ==速記者== 〔2003年原本〕<br> 会議発言や口述などを記号で速記し、記録を作成する仕事です。事務速記者(ステノグラファー)...) |
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〔2003年原本〕<br> | 〔2003年原本〕<br> | ||
| − | + | 会議発言や口述などを記号で速記し、記録を作成する仕事です。<br> | |
| − | + | 事務速記者(ステノグラファー)と専門速記者(レポーター)があります。<br> | |
| − | + | 国会(衆議院速記者、参議院速記者)、都道府県・市町村議会などで議事録を作成したり、<br> | |
| − | 速記者になるためには、訓練所で技術をみにつけることです。 | + | 裁判所(裁判所速記官・速記官補)で尋問書を作成したり、一般の速記者は新聞社などの会見の記録をとります。<br> |
| − | + | 裁判で速記は使われなくなり、また音声(映像)テープの普及によりやがては速記自体が少なくなるとみられています。 | |
| − | + | 仕事は、発言者の声を聴きながら、速記文字で書く作業で、集中力のいるものです。<br> | |
| − | + | 普通の文字を書くときの10倍のスピードになります。<br> | |
| − | 〔給〕は〔並〕。手当がつくこともあります。<br> | + | その速記文字から発言を復元する作業は、発言時間の数倍を要するものです。<br> |
| + | 国会や裁判所では証拠や根拠となる文書記録であり、公文書づくりになります。<br> | ||
| + | 速記者になるためには、訓練所で技術をみにつけることです。<br> | ||
| + | 国会のばあい、衆議院速記者養成所(http://www.syugiin.go.jp/)、参議院速記者養成所(http://www.sanngiin.go.jp/)に入所し、<br> | ||
| + | 2年~2年半の研修後、採用試験があり、合格者は衆議院速記職員、参議院速記士補になります。<br> | ||
| + | 裁判所のばあい、最高裁判所が行なう裁判所速記官研修採用試験(18~21歳、学歴・性別は不問)に合格することが必要です。<br> | ||
| + | その後、裁判所書記官研修所速記所で2年間の速記技術の研修を受けます。<br> | ||
| + | 一般の速記者は文部科学省資格で、日本速記協会実施の速記技術検定(速記士)に合格することで速記者になれます。<br> | ||
| + | その力をつけるために専門学校などで研修をうけます。3級が事務速記者、1級が専門速記者になります。<br> | ||
| + | 所属は国会のばあいは衆参両院に分かれます。<br> | ||
| + | 裁判所速記者は裁判所職員のこともあれば、速記事務所に所属し、派遣されて仕事することもあります。 <br> | ||
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| + | 〔給〕は〔並〕。手当がつくこともあります。<br> | ||
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〔問〕(社)日本速記協会 <br> | 〔問〕(社)日本速記協会 <br> | ||
〒100-0014東京都千代田区永田町2-10-2 <br> | 〒100-0014東京都千代田区永田町2-10-2 <br> | ||
秀和永田町TBRビル1010 <br> | 秀和永田町TBRビル1010 <br> | ||
TEL03-3580-0976 <br> | TEL03-3580-0976 <br> | ||
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2012年5月6日 (日) 00:13時点における版
速記者
〔2003年原本〕
会議発言や口述などを記号で速記し、記録を作成する仕事です。
事務速記者(ステノグラファー)と専門速記者(レポーター)があります。
国会(衆議院速記者、参議院速記者)、都道府県・市町村議会などで議事録を作成したり、
裁判所(裁判所速記官・速記官補)で尋問書を作成したり、一般の速記者は新聞社などの会見の記録をとります。
裁判で速記は使われなくなり、また音声(映像)テープの普及によりやがては速記自体が少なくなるとみられています。
仕事は、発言者の声を聴きながら、速記文字で書く作業で、集中力のいるものです。
普通の文字を書くときの10倍のスピードになります。
その速記文字から発言を復元する作業は、発言時間の数倍を要するものです。
国会や裁判所では証拠や根拠となる文書記録であり、公文書づくりになります。
速記者になるためには、訓練所で技術をみにつけることです。
国会のばあい、衆議院速記者養成所(http://www.syugiin.go.jp/)、参議院速記者養成所(http://www.sanngiin.go.jp/)に入所し、
2年~2年半の研修後、採用試験があり、合格者は衆議院速記職員、参議院速記士補になります。
裁判所のばあい、最高裁判所が行なう裁判所速記官研修採用試験(18~21歳、学歴・性別は不問)に合格することが必要です。
その後、裁判所書記官研修所速記所で2年間の速記技術の研修を受けます。
一般の速記者は文部科学省資格で、日本速記協会実施の速記技術検定(速記士)に合格することで速記者になれます。
その力をつけるために専門学校などで研修をうけます。3級が事務速記者、1級が専門速記者になります。
所属は国会のばあいは衆参両院に分かれます。
裁判所速記者は裁判所職員のこともあれば、速記事務所に所属し、派遣されて仕事することもあります。
〔給〕は〔並〕。手当がつくこともあります。
〔問〕(社)日本速記協会
〒100-0014東京都千代田区永田町2-10-2
秀和永田町TBRビル1010
TEL03-3580-0976
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