国宝
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私も同感で、「歌舞伎の世界デビューになりますね」。世界にはすでに歌舞伎の愛好者はいますが、大衆的な物語ができたと思いました。<br> | 私も同感で、「歌舞伎の世界デビューになりますね」。世界にはすでに歌舞伎の愛好者はいますが、大衆的な物語ができたと思いました。<br> | ||
日本の古い体質と陸続きにある歌舞伎界を土俵に2人のライバルの敬意と敵意、離間と接近、男性的な友情を描きました。<br> | 日本の古い体質と陸続きにある歌舞伎界を土俵に2人のライバルの敬意と敵意、離間と接近、男性的な友情を描きました。<br> | ||
| − | + | いちばんは曽根崎心中の場面でしょう。喜久雄が選ばれて演じる場面で俊介はこの世界から離れる。中程まで見たとき「この映画は“難しい”」という感じを持ったほどです。<br> | |
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十数年後に俊介が連れ戻され、復帰した俊介は曽根崎心中への出演を申し出る。<br> | 十数年後に俊介が連れ戻され、復帰した俊介は曽根崎心中への出演を申し出る。<br> | ||
時を隔てて演じられた2人の曽根崎心中の演技により“難しい”というより“見事”にしてくれた。<br> | 時を隔てて演じられた2人の曽根崎心中の演技により“難しい”というより“見事”にしてくれた。<br> | ||
2025年8月16日 (土) 09:55時点における版
作品名 国宝
| 監督:出演など | 監督:李相日 出演:吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、他 製作国:日本 |
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| あらすじ | 李相日監督が「悪人」「怒り」に続いて吉田修一の小説を映画化。 任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人生ドラマ。 |
| 感想(松田武己) | 知人のBさんと見に行きました。 緊張感のある2時間半のあと、Bさん「どえらいものをつくりましたね」。 私も同感で、「歌舞伎の世界デビューになりますね」。世界にはすでに歌舞伎の愛好者はいますが、大衆的な物語ができたと思いました。 |

