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味覚表現にみる日本人の感覚の発達

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人間の五感(六感とも?)である、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚、(そして内臓感覚も)の繊細な発達は、日本人をして感覚に敏感な体質および気質を発展させたのではないか——<br>
 
人間の五感(六感とも?)である、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚、(そして内臓感覚も)の繊細な発達は、日本人をして感覚に敏感な体質および気質を発展させたのではないか——<br>
 
推量の範囲としますが、状況証拠はいろいろあると思います。<br>
 
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〔2025年11月7日〕<br>
  
 
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2025年11月11日 (火) 22:56時点における最新版

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味覚表現にみる日本人の感覚の発達(感覚性を伸ばす日本語②)

味覚を表現する日本語の言葉も多様です。YouTubeで紹介の1つは日本語では1000の味覚表現があると言います。
方言や無理やり感のある単語が加えられていると予想できます。
対する英語の味覚表現は4種、甘い(sweet)、辛い(salty)、すっぱい(sour)、苦い(bitter)ですが、これに旨味(うまみ、umami)が加わっています。
現在では味覚の基本はこの5種とされています。
最後の旨味を加えたのは、1908年ことで日本人化学者、池田菊苗さんがコンブ出汁からグルタミン酸ナトリウムを抽出し、これにより旨味が根拠づけられました。
これには後にカツオ節などでも確認されたようです。
味覚は特別の感覚かもしれません。
トンプソン博士(?)が味を感じる言葉の脳のMRI検査をしたところ日本語話者42種、英語話者9種、フランス語話者15種が区別されるといいます。
言語が人の感覚器官を変化させているのでしょうか。
日本人はで微妙な味覚の違いを、コク、まろやかさ、キレ、深み、ふくよかさ、えぐみ、舌ざわり、のどごし……などがそれです。
食に関するオノマトペで1000種に近いとされます。
「人間の脳は、言葉を獲得することでより細かな違いを認識できるようになる」といいます。
日本語は味覚に関する言葉を細かく多様化させることにより、味の違いを認識させてきたともいえるわけです。
どこまで信用できるのか根拠はわかりませんが、フランスの料理学校などでは調理師養成において、日本語の味覚表現を導入して、調理技術の向上を図っていると報じています。
前に、化粧品会社のフランス人が、日本人を雇用することで化粧品の使用感の感覚表現を生かすことを述べました。
人間の五感(六感とも?)である、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚、(そして内臓感覚も)の繊細な発達は、日本人をして感覚に敏感な体質および気質を発展させたのではないか——
推量の範囲としますが、状況証拠はいろいろあると思います。
〔2025年11月7日〕

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