映画ウォッチ

おきてを破った若きプレデターのデクは、生存される不可能と最悪の地「バッドランド」に追放される。
さらなる強敵を求めて戦い続けるけるデクは、その旅路の中で、思いがけない協力者となる謎のアンドロイドの少女と出会う、自分たち以外は敵だらけという世界で、デクと少女は生き残りをかけた過酷なサバイバルを繰り広げることになる。
これまで“狩る側”として描いてきたプレデターが、本作では”狩られる側”となろ新たな視点で物語が展開。
下半身を失いながらも神秘的な存在感を放つアンドロイドの少女を「マレフィセント」「名もなき者　Ａ　ＣＯＭＰＲＥＴＥ　ＵＮＫＮＯＷＮ」のエル・ファニングが演じる。
監督は前作「プレデター　ザ・プレイ」で高い評価を獲得したダン・トラクテンバーグ。

那覇で豆腐店を営む祖母カマルと母サヨ子と暮らす伊波まじむ、祖母がつけた「まじむ」という名は、沖縄の方言で「真心」を意味する。
ある時、祖母とともに通うバーでラム酒の魅力にひかれ、その原料がサトウキビだと知ったまじむは、契約社員として働く通信会社「琉球アイコム」の社内ベンチャーコンクールに、南大東島サトウキビを原料としたラム酒製造の企画を募集する。
やがてその企画は、家族や会社、南大東島の島民をも巻き込む一大プロジェクトへと発展していく。
主人公まじむを伊藤沙莉が演じるほか、マジむの祖母役を高畑淳子、母役を富田靖子、まじむが通うバーのバーテンダー役を染谷将太がそれぞれ演じる。
監督は広告やショートフィルムを手がけ、本作が映画初監督作となる芳賀薫。

裁判にかかわった人々の姿を描いた社会派ドラマ。
１９６５年、オリンピック景気に沸く東京。
警察は街の国際化に伴う売春の取り締まりを強化していたが、性別適合手術を受けた「ブルーボーイ」と呼ばれる者たちの存在に頭を悩ませていた。
戸籍は男性のまま女性として売春をする彼女たちは、現行の売春防止法では摘発対象にならないのだ。
そこで警察は、生殖を不能にする手術が「優生保護法」に違反するとして、ブルーボーイたちに手術を施した医師・赤城を逮捕し裁判にかける。
一方、東京の喫茶店で働くサチは、恋人にプロポーズされ幸せの絶頂にいた。
ある日、赤城の弁護を担当する弁護士・狩野がサチのもとを訪れる。実はサチには、赤城による性別適合手術を受けた過去があった。
サチは狩野から、赤城の裁判に証人として出廷してほしいと依頼される。
主人公・サチ役のキャスティングにあたってはトランスジェンダー女性を集めたオーディションを実施。
ドキュメンタリー映画「女になる」に出演経験はあるが演技は初挑戦の中川未悠を、主演に抜てきした。
サチのかつての同僚たちをドラァグクイーンのイズミ・セクシーとシンガーソングライター・俳優の中村中、弁護士・狩野を錦戸亮が演じた。
監督は「フタリノセカイ」などトランスジェンダー男性というアイデンティティを反映させた作風で国内外から注目を集める飯塚花笑。

１９７０年代の日本と、夢と希望に満ちた未来の世界で戦うタローマンの活躍を描きだす。
万博開催に沸き立つ１０７０年の日本に、万博を消滅させるために２０２５年の未来からやってきたおそろしい奇獣が襲い掛かる。
でたらめな奇獣に対抗するにはでたらめな力が必要だが、未来の世界は秩序と常識に満ち溢れ、でたらめな力は絶滅寸前に陥っていた。
ＣＢＧ（地球防衛軍）は万博を守るため、タローマンとともに未来へと向かう。
テレビ版に引き続きロックバンド「サカナクション」の山口一郎が出演し、タローマンマニアという体裁でタローマンと岡本太郎について語る。
テレビ版を手がけた映像作家・藤井亮が監督・脚本を手がけ、自らアニメーションやキャラクターデザイン、背景製作なども担当して独自の世界観を構築した。

ナチス台頭により大きな変革期を迎えたドイツでは、独裁者ヒトラーを神のように崇拝する聖職者たちが現れていた。
この状況に危機感を抱いた牧師ボンヘッファーは「教会は聖域であり、権力の場ではない」と反発し、ヒトラーを全人類の 脅威と見なす。
ドイツ教会を守るべくスパイとなった彼は、ナチス政権を崩壊させるため「ヒトラー暗殺計画」に加担し、命がけの闘いに身を投じるが……。
「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」のヨナス・ダスラーが主人公ボンヘッファーを演じ、「名もなき生涯」のアウグスト・ディール、「エイリアン　ロムルス」のデビッド・ジョンソン、「ｅｓ　エス」のモーリッツ・ブライブトロイが共演。