昼間定時制・多部制(説明)
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2012年8月5日 (日) 15:39時点における版
昼間定時制・多部制(説明)
〔2012年8月5日〕
定時制高校は勤労する生徒を対象にした生まれた高等学校です。
そのなかには夜間勤務をする生徒のための昼間定時制もありました。
また分校の形で人口の少ない地域にできた高校のなかに昼間の定時制にする学校がありました。
この先行の形を超えた昼間定時制が1990年代以降の社会と生徒状況の変化のなかで徐々に増えてきました。
その最初は1986年設立の東京都立新宿山吹高校と見られます。
その後、通信制高校が広がるのに平行する形で昼間定時制高校も全国的に設立されていきました。
多くは昼間と夜間の両方に授業時間が設定されています。
昼間と夜間の2つに分かれているのが2部制です。
さらに3部制は朝(午前部)、昼(午後部)、夜(夜間部)に分かれているものです。
3部制以上を多部制といいます。
多部制では選択科目が多くなるので単位制が採用されるところがほとんどでしょう。
3部制の1つ松本筑摩高校を例にすると、1日12時限あります。
午前部は8:45から12:40までの4時限までが主な学習時間帯(8時限までを選択できる)。
午後部は10:5から14:25までの3時限から6時限が主な学習時間帯(1時限から8時限まで選択できる)。
夜間部は17:30から20:20までの9時限から12時限が主な学習時間帯(5時限から8時限まで選択できる)。
この間の清掃、SHRなどがこの時限の間にあります。
新宿山吹高校定時制は4部制になっています。
1部は8:40から12:20までの4校時。
2部は10:40から14:50までの3校時から6校時。
3部は13:10から16:50までの5校時から8校時。
4部は17:25から21:10までの9校時から12校時。
これらは全体として、不登校生や中退生を受け入れやすい条件づくりなっています。