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| <tr> | | <tr> |
| <th>所在地</th> | | <th>所在地</th> |
− | <td>〠880-0805 宮崎県宮崎市橘通東1丁目12-5-1コスモ橘東301号室 </td> | + | <td>〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東1丁目12-5-1<br>コスモ橘東301号室 </td> |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
| <th>TEL</th> | | <th>TEL</th> |
− | <td>070-5349-2372</td> | + | <td>070-5349-2372(富井真紀)</td> |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
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| <tr> | | <tr> |
| <th>LINE</th> | | <th>LINE</th> |
− | <td>LINE★miyazakipm1031</td> | + | <td>LINE@miyazakipm1031</td> |
| </tr> | | </tr> |
| </table> | | </table> |
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− | '''子どもに明日を=貧困苦 私で最後に 「親子食堂」運営 宮崎の富井さん 店と提携 無料券発行'''<br>
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− | 幼い頃、貧しさにあえいだ宮崎市の富井真紀さん(34)が、貧困の連鎖を断とうと同市で子ども食堂を運営している。<br>
| |
− | 自ら食事を提供するのではなく、賛同する飲食店で使える「無料チケット」を渡し、既存店を利用する独自の方法で開設コストを抑えた。<br>
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− | 食堂に集まる親子と公的支援の橋渡しも担い、貧困層を掘り起こして支えている。<br>
| |
− | 食堂の名称は「プレミアム親子食堂」。<br>
| |
− | 昨年1月、富井さんが代表理事を務める子育て支援団体の事業として始めた。<br>
| |
− | ひとり親家庭など生活困窮世帯の親子に毎月1回、無料チケットを渡し、提携する市内の8店舗のいずれかで食事をしてもらう。<br>
| |
− | 代金は団体が寄付金などで負担。<br>
| |
− | 登録する親子は約100人に上る。<br>
| |
− | 全国で急増する子ども食堂は、場所や開設資金の確保、食中毒対策のほか、貧困世帯の掘り起こしが課題だ。<br>
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− | 富井さんは、コスト面などをクリアでき、利用する側も人目を気にせず通えるとして知人らが経営する既存店の活用を思い立ち、行政を通じて生活保護や児童扶養手当の受給世帯にチラシを配って周知した。<br>
| |
− | 活動の背景には富井さんの原体験がある。<br>
| |
− | 父子家庭に育った幼少期、父がパチンコで借金を抱え、満足に食事ができなかった。<br>
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− | 借金の取り立てに遭い、服は祖母の手作り。<br>
| |
− | 頼みの綱だった祖母の年金も、パチンコに消えた。<br>
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− | 中学校を卒業すると家を飛び出し、夜の街を転々として働いた。<br>
| |
− | 最初の結婚で長女をもうけたが離婚。<br>
| |
− | シングルマザーとして長女を育て、今の夫(44)と再婚した。<br>
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− | 自らの家庭環境が少し落ち着いた頃、「貧困家庭の子どもはその日の食事さえままならない。一刻を争う」との思いが募り、2015年に団体を設立、子ども食堂の開設につなげた。<br>
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− | 富井さんは食事を求める親子と必ず面会し、生活保護などの支援が必要なら行政機関に紹介する。<br>
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− | 貧困世帯は公的支援との接点が少ないと感じるからだ。<br>
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− | 寄付で集まった物資や食材を提供し、継続的に支える取り組みも始めた。<br>
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− | 「夕方、子どもに飲ませるミルクがない」「夫の暴力がひどくて、赤ちゃんと家を飛び出した」-。<br>
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− | 救いを求める悲痛な声は続々と届く。<br>
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− | 食堂を始めて1年。<br>
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− | アレルギーのある子どもへの献立など課題はなおある。<br>
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− | ただ、社会に潜む貧困がどれほど多いか肌で感じた。<br>
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− | 富井さんは「支援の輪をもっと広げ、子ども食堂が必要のない社会にしたい」と語った。<br>
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− | 富井さん=070(5349)2372。<br>
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− | 〔◆平成29(2017)年2月9日 西日本新聞 朝刊〕 <br>
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− | '''子どもに明日を=貧困苦 私で最後に 「親子食堂」運営 宮崎の富井さん 店と提携 無料券発行'''<br>
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− | 幼い頃、貧しさにあえいだ宮崎市の富井真紀さん(34)が、貧困の連鎖を断とうと同市で子ども食堂を運営している。<br>
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− | 自ら食事を提供するのではなく、賛同する飲食店で使える「無料チケット」を渡し、既存店を利用する独自の方法で開設コストを抑えた。<br>
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− | 食堂に集まる親子と公的支援の橋渡しも担い、貧困層を掘り起こして支えている。<br>
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− | 食堂の名称は「プレミアム親子食堂」。<br>
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− | 昨年1月、富井さんが代表理事を務める子育て支援団体の事業として始めた。<br>
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− | ひとり親家庭など生活困窮世帯の親子に毎月1回、無料チケットを渡し、提携する市内の8店舗のいずれかで食事をしてもらう。<br>
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− | 代金は団体が寄付金などで負担。登録する親子は約100人に上る。<br>
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− | 全国で急増する子ども食堂は、場所や開設資金の確保、食中毒対策のほか、貧困世帯の掘り起こしが課題だ。<br>
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− | 富井さんは、コスト面などをクリアでき、利用する側も人目を気にせず通えるとして知人らが経営する既存店の活用を思い立ち、行政を通じて生活保護や児童扶養手当の受給世帯にチラシを配って周知した。<br>
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− | 活動の背景には富井さんの原体験がある。<br>
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− | 父子家庭に育った幼少期、父がパチンコで借金を抱え、満足に食事ができなかった。<br>
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− | 借金の取り立てに遭い、服は祖母の手作り。<br>
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− | 頼みの綱だった祖母の年金も、パチンコに消えた。中学校を卒業すると家を飛び出し、夜の街を転々として働いた。最初の結婚で長女をもうけたが離婚。シングルマザーとして長女を育て、今の夫(44)と再婚した。<br>
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− | 自らの家庭環境が少し落ち着いた頃、「貧困家庭の子どもはその日の食事さえままならない。一刻を争う」との思いが募り、2015年に団体を設立、子ども食堂の開設につなげた。<br>
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− | 富井さんは食事を求める親子と必ず面会し、生活保護などの支援が必要なら行政機関に紹介する。<br>
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− | 貧困世帯は公的支援との接点が少ないと感じるからだ。<br>
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− | 寄付で集まった物資や食材を提供し、継続的に支える取り組みも始めた。<br>
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− | 「夕方、子どもに飲ませるミルクがない」「夫の暴力がひどくて、赤ちゃんと家を飛び出した」-。<br>
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− | 救いを求める悲痛な声は続々と届く。<br>
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− | 食堂を始めて1年。アレルギーのある子どもへの献立など課題はなおある。<br>
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− | ただ、社会に潜む貧困がどれほど多いか肌で感じた。<br>
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− | 富井さんは「支援の輪をもっと広げ、子ども食堂が必要のない社会にしたい」と語った。<br>
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− | 富井さん=070(5349)2372。<br>
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− | 〔◆平成29(2017)年2月9日 西日本新聞 朝刊〕 <br>
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− | '''「子ども食堂」考える 「行政と民間で協力を」 宮崎・シンポに300人 =宮崎'''<br>
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− | 地域の児童らに無料か低額で食事を提供する「子ども食堂」について考えるシンポジウムが、宮崎市民文化ホールで開かれた。<br>
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− | 県内の食堂の運営者や県の担当者らによるパネル討論があり、福祉関係者ら約300人が聞き入った。県や民間団体でつくる県内の実行委員会が主催。<br>
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− | 子どもの貧困問題に詳しい湯浅誠・法政大教授がコーディネーターを務め、「こどもの未来のためにつながるネットワーク」をテーマに4人が討論した。<br>
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− | 宮崎市で、食事の場を通じて親子を支援する「プレミアム親子食堂」を運営する富井真紀さんは、貧困家庭で育ったという自身の経験も踏まえ、「支援情報を知らない人も多い」と指摘。<br>
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− | 「行政と協力し、できない部分を民間で取り組んでいきたい」と語った。<br>
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− | 食堂は食事だけでなく、地域交流の場所にもなっている。<br>
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− | 東京で活動するNPO法人「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」理事長の栗林知絵子さんは、「国が力を入れても支援が届かない人たちがいる。<br>
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− | 一つ一つの点の活動がつながり、広がっていかなければならない」と訴えた。<br>
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− | '''◇県内8か所で実施'''<br>
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− | 貧困対策や子どもの居場所づくりなどを目的に、全国で開設が相次いでいる子ども食堂。<br>
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− | 県によると、県内でも宮崎、延岡、都城市など計8か所で実施されている。<br>
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− | 寄付や食材の提供、飲食店などの協力を受けながら続けている。<br>
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− | 子どもの貧困対策は喫緊の課題だ。<br>
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− | 厚生労働省の2012年調査では、平均的な所得の半分に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合を示す「子どもの貧困率」は過去最悪の16・3%だった。<br>
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− | こうした状況の中、内閣府は自治体向けの交付金事業を開始した。<br>
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− | 支援計画づくりや関係機関との連携などの費用を助成しているが、県内での利用は日南、日向、えびの、高鍋の4市町にとどまっている。<br>
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− | 〔◆平成29(2017)年1月31日 読売新聞 西部朝刊〕 <br>
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