|
|
1行: |
1行: |
− | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:ひきこもり周辺ニュース|ひきこもり周辺ニュース]] > [[:Category:学習教室のニュース|学習教室のニュース]] > {{PAGENAME}} }} | + | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:ひきこもり周辺ニュース|ひきこもり周辺ニュース]] > [[:Category:学習教室・宮崎県|学習教室・宮崎県]] > {{PAGENAME}} }} |
| {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:宮崎県(地域)|宮崎県]] > [[:Category:宮崎市(宮崎県)|宮崎市]] > {{PAGENAME}} }} | | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:宮崎県(地域)|宮崎県]] > [[:Category:宮崎市(宮崎県)|宮崎市]] > {{PAGENAME}} }} |
| | | |
22行: |
22行: |
| </table> | | </table> |
| | | |
− | '''(2017衆院選 現場から)子どもの貧困、政治に不信感 経済支援に加え、生きる力育成を/宮崎県'''<br>
| + | [[Category:学習教室・宮崎県|ままのてたくしゅうじゅく]] |
− | 土曜の昼過ぎ。宮崎市中心部にある「カリーノ宮崎」9階では、小学3年~中学3年のひとり親家庭の子ども14人が、学校の教科書やプリントと向き合っていた。<br>
| + | |
− | 子どもの隣には、大学生から高齢者のボランティア12人が付き添い、勉強を教えていた。<br>
| + | |
− | 家計が厳しく塾に通えないひとり親家庭の小中学生の子どもに無料で勉強を教える「ままのて宅習塾」を運営するのは、NPO法人「ままのて」。<br>
| + | |
− | 市内3カ所で小中学生63人が通う。ここに小学生の娘が通う40代女性は元夫の家庭内暴力から逃れるため、数年前、東京からゆかりのない宮崎市に越してきた。<br>
| + | |
− | まもなく、ひとり親の生きづらさに直面した。<br>
| + | |
− | 仕事と保育園を見つけるのに約1年かかった。<br>
| + | |
− | 「車もなく、子どもがいるから働けない、働いていないと保育園に預けられない。堂々巡りだった」。<br>
| + | |
− | スーパーの見切り品を食べながら、娘と2人で泣いていた。病院にも気軽に行けなくなった。<br>
| + | |
− | 「東京では母子家庭だと保険証を見せれば無料で受診できたのに、宮崎では後から助成が出るため病院でいったんお金を払わなければならないのがきつかった」<br>
| + | |
− | アルバイトを見つけると、三つかけもちをして土日も働いたが、時給は680~700円。<br>
| + | |
− | 休日保育が1日1800円かかるのに対し、休日のバイト代は2800円。<br>
| + | |
− | 賞味期限切れになったスーパーの食材をこっそりもらう日もあった。<br>
| + | |
− | 現在は派遣の事務職として働く。月収は以前と変わらず約10万円。
| + | |
− | 児童扶養手当も月4万円あるが、家賃や食費、ガソリン代、光熱費などに消え、貯金には回せない。<br>
| + | |
− | 高校や大学進学を望む娘の学費は奨学金や支援金に期待している。<br>
| + | |
− | 女性は「制度もころころ変わるし、お金持ちの政治家が子どもの貧困をどうよくできるのか疑問」と、政治への不信感をぬぐえないでいる。<br>
| + | |
− | 「シングルマザーは今日、明日の生活でいっぱい。明日から米を支給しますという公約でも掲げてたら投票するけど……」<br>
| + | |
− | *<br>
| + | |
− | 厚生労働省の2016年の国民生活基礎調査によると、18歳未満の子どもの貧困率は13・9%。<br>
| + | |
− | 7人に1人が貧困状態とされ、ひとり親世帯では2人に1人。<br>
| + | |
− | 宮崎でも状況は深刻だ。県の「子どもの貧困対策推進計画」によると、生活保護世帯の子どもの高校進学率は14年度で83・3%(一般世帯は98%)、大学は25・5%(一般66・9%)。<br>
| + | |
− | 12年度は母子家庭のうち6割が平均月収15万円未満だった。<br>
| + | |
− | ままのて副代表の紫安(むらやす)智穂さんは、親の負担を気にして選択肢を狭める子どもが多くいることを気にかける。<br>
| + | |
− | 「中学を卒業したらすぐに働きたい」と言ったり、「私立は高いから」と遠方の県立高校まで自転車で通おうとしたりする子がいるという。<br>
| + | |
− | そのたびに「助成金があるよ」「行けるところでなく行きたいところをめざそう」と励ます。<br>
| + | |
− | 紫安さんは「親も、自分の仕事でいっぱいいっぱいで、受けられる支援があるのを知らないことが多い」と話す。<br>
| + | |
− | 衆院選では、各党が給付型奨学金の拡充や教育の無償化を公約に掲げる。<br>
| + | |
− | ままのて代表の原田陽子さんは「いいこと。実現するといい」と評価する。
| + | |
− | 「子どもの貧困をなくすために、問題を解決する力、生きる力をはぐくめる社会にしたい。そういう視点で投票先を選びたい」<br>
| + | |
− | 〔◆平成29(2017)年10月20日 朝日新聞 西部朝刊地方版〕 <br>
| + | |
− | | + | |
− | [[Category:学習教室のニュース|ままのてたくしゅうじゅく]] | + | |
| [[Category:宮崎県(地域)|ままのてたくしゅうじゅく]] | | [[Category:宮崎県(地域)|ままのてたくしゅうじゅく]] |
| [[Category:宮崎市(宮崎県)|ままのてたくしゅうじゅく]] | | [[Category:宮崎市(宮崎県)|ままのてたくしゅうじゅく]] |