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Interview:F.エンゲルス

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それはおそらくは残念なことですが、気質的なものが関係していると思います。<br>  
 
それはおそらくは残念なことですが、気質的なものが関係していると思います。<br>  
 
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2019年4月29日 (月) 23:19時点における版


F.エンゲルス

あなたに最も影響を与えた人物はどなたですか?
〔2012-02〕
F.エンゲルスになると思います。
20歳前からかなりの期間、彼の本を読みました。
K.マルクスの特別親しい友人ですから、マルクスのものも読んだのですが、エンゲルスのものは手に入る本になっているかぎり全部読んだはずです。
そう思っていたのですが、意外とそうではなかったのかもしれません。
『反デューリング論』と知られる本がありますが、これは最後まで行っていません。
後年になっていくつかを読み返してみると全然わかっていなかったと思うこともよくあります。
そういう理論的なこと、考える方法とともに彼がマルクスとの対比で“第2ヴァイオリン”を弾いていたという姿勢が好きです。
また雑学的ともいえる関心の広さも魅力です。
理論面に限りませんが、事を語るのに実例を挙げる、事実に基づいていくという方法も学びました。
とはいえそれを私がどれだけ身につけているのかは心もとないのですが…。
たぶん小学5年生のときに、小学生用の百科事典でその名前を知ったのが最初です。
私は8月5日生まれで、同じ誕生日の人を探していました。
しかし見つからず8月5日に亡くなった人を見つけたのです。
それがF.エンゲルスです。
1895年8月5日、ちょうど私の誕生日の50年前の日です。
このことはズーッと忘れていたのですが、20代の後半になって気づきました。
私は生身の人間から直接に影響を受けるという経験に恵まれませんでした。
それはおそらくは残念なことですが、気質的なものが関係していると思います。
    

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