就労移行支援事業所「TODAY吉祥寺」
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〔2020年11/5(木) みんなの経済新聞ネットワーク(吉祥寺経済新聞)〕 <br> | 〔2020年11/5(木) みんなの経済新聞ネットワーク(吉祥寺経済新聞)〕 <br> | ||
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2020年11月13日 (金) 23:14時点における版
就労移行支援事業所「TODAY吉祥寺」
| 所在地 | 東京都武蔵野市 |
|---|---|
| TEL | |
| FAX |
吉祥寺の就労移行支援事業所が3周年 障がい者の就職をサポート
"オレンジ色が目を引く外観の就労移行支援事業所TODAY吉祥寺"
吉祥寺の井の頭通り沿いで障がい者の就労相談等を行い、一般企業への就労を支援する就労移行支援事業所「TODAY吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-38-7725)が11月1日で3周年を迎えた。
経営は福祉や介護事業などを手掛けるAHCグループ(千代田区)。「TODAY三鷹」も運営する。
就労移行支援は障がい者総合支援法を根拠として、障がい者へ職業訓練を行う制度のこと。
東京都の指定を受けてサービスを提供している同事業所では、発達障がいなどで一般企業への就職を希望しても決まらなかったり、仕事が長続きしなかったりするなど「働きたいけど、働けない」悩みを解決するため、「就職から定着まで」をサポートする。
オープンした2017(平成29)年は、「吉祥寺を選んだものの、事業所への認知度がなかったため苦労した。今では、利用者から『内装もおしゃれで、居心地が良い』との声を聞けるようになった」と話すのは事業責任者の荒関正人さん。
利用には「障がい福祉サービス受給者証」が必要。
「TODAY吉祥寺」を指定して申請すると発行されるので、同事業所と契約を結び、利用開始となる。
申請には障がい者手帳かICD10コードが記載されている診断書を提出するなど、申請の仕方もアドバイスする。
98.52平方メートルの所内には、パソコンを利用して就職先を調べるコーナーや訓練室、相談室を備える。
入所後は個人の状態やライフスタイルに合わせたトレーニングプランを作成。
就職パターンに合わせて、フルタイムなら週5日、3日のパートなら3日のスケジュールを組む。
就職を目指した独自の「キャリア・ステップ制度」では、就労準備、体験実習、就活と就職、定着支援のステージを用意する。
生活支援員、職業指導員、就労支援員、サービス管理責任者・管理者など12人のスタッフがサポートする。
カリキュラムは全てを発達障がい者専用に作り替えた「基本プログラム」として、ライフスキル講座、交流分析講座、認知行動療法講座、キャリアデザイン講座などを用意。
ウェブプログラミングスキル、デザインスキルAdobe(illustrator・Photoshop)、事務PCスキル(名刺デザイン・作成・入力等)なども。
利用期間は最大2年で、その間に就職を目指す。
10~12カ月くらいの利用が一般的だが、「早い方は1カ月半ほどで就労する方もいる」と荒関さん。
就職後も6カ月定着支援を行う。利用料は1割負担だが、「市区町村民税非課税対象者には補助が出るので、TODAYを利用している方の9割以上は無料扱い」だという。
武蔵野市役所や相談支援事業所、武蔵野市の就労支援センターなどからの紹介が利用のきかっけになるのが大半だが、「若い方が通りがかりに目にして利用するというケースを増やしたい」とも。
3周年を迎え、「地域で必要とされる事業所にしていきたい。一人でも多くの利用者に働くことが社会貢献となり、自己実現となる喜びを感じてもらえたら」と意欲を見せる。
〔2020年11/5(木) みんなの経済新聞ネットワーク(吉祥寺経済新聞)〕

