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Job:製鉄工

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(ページの作成: ==製鉄工== 〔2003年原本〕<br> 鉄鉱石から銑鉄をつくる製鉄工と、銑鉄を精錬する製鉄工があります。<br> 製銑工(せいせんこう)は...)
 
(製鉄工)
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〔2003年原本〕<br>
 
〔2003年原本〕<br>
 
鉄鉱石から銑鉄をつくる製鉄工と、銑鉄を精錬する製鉄工があります。<br>  
 
鉄鉱石から銑鉄をつくる製鉄工と、銑鉄を精錬する製鉄工があります。<br>  
製銑工(せいせんこう)は、溶鉱炉(高炉)で鉄鉱石から鉄を取り出します。炉に原料である鉄鉱石やコークスを入れる機械運転職(オペレータ)と出鉄口で流れ出す溶鉄を扱う炉前職(ろぜんしょく)の2通りがあります。<br>  
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製銑工(せいせんこう)は、溶鉱炉(高炉)で鉄鉱石から鉄を取り出します。<br>
機械運転職は中央制御室で計器を見ながら、装置の操作をします。①原料の投入の監視、②炉内の燃焼の監視、③設備の維持が中心の仕事です。<br>  
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炉に原料である鉄鉱石やコークスを入れる機械運転職(オペレータ)と出鉄口で流れ出す溶鉄を扱う炉前職(ろぜんしょく)の2通りがあります。<br>  
炉前職は、防熱服を着て職人的な仕事をします。高炉下の出洗口を開けると、真っ赤な溶鉄がほとばしり、火の粉は飛び散る現場です。流れる溶鉄を樋・トピードカーに導きます。そこで溶鉄は塊まり、鋳魂(インゴット)になり、次の工程(製鋼)に送られます。<br>  
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機械運転職は中央制御室で計器を見ながら、装置の操作をします。<br>
高炉は24時間運転され、4組3交代の勤務になります。1日に7回くらい出洗口が開かれ、1回の作業は2時間くらいつづきます。作業は金棒などの道具を使い、重労働で、体力がいります。近年、日本各地の溶鉱炉が閉鎖される傾向になり、製銑工は急速に減少してきています。<br>  
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①原料の投入の監視、②炉内の燃焼の監視、③設備の維持が中心の仕事です。<br>  
とくに資格は必要ありません。入職後、社内の基礎教育や研修を受け、現場に配置されます。機械運転職のばあいは、機械装置を操作することが中心で、原料の量、熱量の加減、時間などは熟練を要します。炉前職は危険をともなう肉体労働で、トラブルのとき瞬時の対応が大事で経験がものをいいます。<br>  
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炉前職は、防熱服を着て職人的な仕事をします。<br>
製鋼工の仕事は、溶鉄中の炭素や不純物を取り除く転炉と電極加熱して鋼をつくる電気炉の2つの部分があります。転炉は大量生産型の普通鋼を、電気炉は特殊鋼や鋳鋼をつくるのに使われます。これらの炉を動かす製鋼工は原料職、脱ガス職、造魂職、連鋳職(れんちゅうしょく)に分けられます。<br>  
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高炉下の出洗口を開けると、真っ赤な溶鉄がほとばしり、火の粉は飛び散る現場です。<br>
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流れる溶鉄を樋・トピードカーに導きます。そこで溶鉄は塊まり、鋳魂(インゴット)になり、次の工程(製鋼)に送られます。<br>
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高炉は24時間運転され、4組3交代の勤務になります。<br>
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1日に7回くらい出洗口が開かれ、1回の作業は2時間くらいつづきます。<br>
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作業は金棒などの道具を使い、重労働で、体力がいります。<br>
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近年、日本各地の溶鉱炉が閉鎖される傾向になり、製銑工は急速に減少してきています。<br>
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とくに資格は必要ありません。<br>
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入職後、社内の基礎教育や研修を受け、現場に配置されます。<br>
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機械運転職のばあいは、機械装置を操作することが中心で、原料の量、熱量の加減、時間などは熟練を要します。<br>
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炉前職は危険をともなう肉体労働で、トラブルのとき瞬時の対応が大事で経験がものをいいます。<br>
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製鋼工の仕事は、溶鉄中の炭素や不純物を取り除く転炉と電極加熱して鋼をつくる電気炉の2つの部分があります。<br>
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転炉は大量生産型の普通鋼を、電気炉は特殊鋼や鋳鋼をつくるのに使われます。<br>
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これらの炉を動かす製鋼工は原料職、脱ガス職、造魂職、連鋳職(れんちゅうしょく)に分けられます。<br>  
 
就業先は製鉄所を持つ大企業で、〔給〕は〔並〕から〔やや高〕です。<br>  
 
就業先は製鉄所を持つ大企業で、〔給〕は〔並〕から〔やや高〕です。<br>  
 
[[Category:機械・金属・車両・電気の関連|01]]
 
[[Category:機械・金属・車両・電気の関連|01]]

2012年3月20日 (火) 16:39時点における版

製鉄工

〔2003年原本〕
鉄鉱石から銑鉄をつくる製鉄工と、銑鉄を精錬する製鉄工があります。
製銑工(せいせんこう)は、溶鉱炉(高炉)で鉄鉱石から鉄を取り出します。
炉に原料である鉄鉱石やコークスを入れる機械運転職(オペレータ)と出鉄口で流れ出す溶鉄を扱う炉前職(ろぜんしょく)の2通りがあります。
機械運転職は中央制御室で計器を見ながら、装置の操作をします。
①原料の投入の監視、②炉内の燃焼の監視、③設備の維持が中心の仕事です。
炉前職は、防熱服を着て職人的な仕事をします。
高炉下の出洗口を開けると、真っ赤な溶鉄がほとばしり、火の粉は飛び散る現場です。
流れる溶鉄を樋・トピードカーに導きます。そこで溶鉄は塊まり、鋳魂(インゴット)になり、次の工程(製鋼)に送られます。
高炉は24時間運転され、4組3交代の勤務になります。
1日に7回くらい出洗口が開かれ、1回の作業は2時間くらいつづきます。
作業は金棒などの道具を使い、重労働で、体力がいります。
近年、日本各地の溶鉱炉が閉鎖される傾向になり、製銑工は急速に減少してきています。
とくに資格は必要ありません。
入職後、社内の基礎教育や研修を受け、現場に配置されます。
機械運転職のばあいは、機械装置を操作することが中心で、原料の量、熱量の加減、時間などは熟練を要します。
炉前職は危険をともなう肉体労働で、トラブルのとき瞬時の対応が大事で経験がものをいいます。
製鋼工の仕事は、溶鉄中の炭素や不純物を取り除く転炉と電極加熱して鋼をつくる電気炉の2つの部分があります。
転炉は大量生産型の普通鋼を、電気炉は特殊鋼や鋳鋼をつくるのに使われます。
これらの炉を動かす製鋼工は原料職、脱ガス職、造魂職、連鋳職(れんちゅうしょく)に分けられます。
就業先は製鉄所を持つ大企業で、〔給〕は〔並〕から〔やや高〕です。


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