Center:2001年11月ー『仕事ガイド』2002年版の発行にあたって
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2012年4月19日 (木) 14:05時点における版
『仕事ガイド』2002年版の発行にあたって
〔進路・就職研究会『中学生・高校生のための仕事ガイド‐2002年版』桐書房、2001年発行、2001年10月ころ執筆〕
本書は、主に中学生、高校生にできるだけ多くの職業を紹介し、進路を考える参考にしてもらうために企画・編集したものです。
各項目は、仕事の内容、どうしたらその仕事につけるのか、給与や勤務の条件や資格などをコンパクトに紹介しています。
仕事の内容を理解するために、エピソード(嬉しいとき、苦しいときなど)を取り入れ、その仕事の雰囲気を伝えようとしました。
これらのエピソードは、個人的体験や感じ方が大きくかかわるものですから、その仕事には必ずついてまわるものばかりではありません。
職名や資格名で調べるばあいは、Index(索引)でページを確認してください。
同じ仕事でも職名やよび方がいくつもある場合は、探しやすくするために、各項目に入れてありますし、Indexにも入れてあります。
本書は、非常に多くの資料を調べ、多くの人に仕事の実情をきかせていただき、原稿をチェックしていただきました。
心から感謝もうしあげます。
今回は、コンピュータに関して生まれた新しい職種のうち、DTPオペレータ、サーバオペレータ、ヘルプデスク、ホームページ制作・管理およびマルチペディア技術者などを加え、いくつかの職種をはずしました。
コンピュータ(パソコン)の普及と活用は広範な分野に及んでいて、さまざまな職種に影響を与え、仕事内容を変化させています。
従来型の仕事の多くも継続していますが、その内容はとても変化していて、ベテランといわれた人たちがその仕事を続けていくのが困難になっています。
その職種自体が縮小していて、リストラ(退職)後、同じ職に就くことができない事態も続出しています。
これはコンピュータの普及だけでは説明できない、大きな社会の変化が進行中であることを感じさせます。
この変化の時代に、自分の感覚や知識を生かして、新しい仕事に取り組んでほしい、新しい仕事を広げてほしい、と思います。
その仕事に就くときに大事なのは、対人コミュニケーションの力です。
この力は人間への信頼感や安心感が土台になっているものです。
互いに違いを認めて協力しあう、その経験で得たものが、仕事に就いたとき、自分を生かす素になるのです。