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男女ジェンダー平等のもう1つの基盤

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2025年12月1日 (月) 07:25時点における版


男女ジェンダー平等のもう1つの基盤

(2025年11月24日)
Nくんの甥(姉の子ども)が20歳を過ぎて数年、結婚するらしい話が出されました。二人は同棲状態ですが彼女が妊娠したので「そのうち籍を入れる」とはNくんの予測です。
これは今の時代の特徴的な結婚状況を表わしていると思います。すなわち従来からの結婚との違いです。同棲を始めて(ときには事実婚を意図して)、ある時期に正式に結婚(入籍する方法)です。
従来の結婚の説明は省きます。同棲から始まる結婚は必ずしも結婚に結びつくわけではありません。両者の同意を、一定期間の生活経験によって確かめているわけです。これは世の離婚率が高くなっていることと関係すると思います。「生活を共にする」というのは十分に予測できるわけではなく、「やってみなければわからない」面があるからです。これは特に女性側の意識の向上と関係すると思います。
さてフランスでは、全く日本と同じとは言えないでしょうが、この二つの婚姻関係を制度として確立しています。一方は結婚であり、もう一つは「PACS=パートナー契約」と呼ばれます。自治体(市町村)に両者合意の署名書類を提出する点は同じです。この婚姻関係を解消する方法が違います。パートナー契約は一方の側の通告により法律的な離婚が確定します。
日本で広がりつつある結婚前同棲はPACSとは違いがありますが、女性の社会的進出を反映した新しい婚姻制度が実際的には進行中である点で共通しています。
フランスでは数十年前に子どもの出生数は減少し、人口減が大きな問題になりました。それが最近ではさほどではない状態になっているのはPACSの広がりによるといわれています。
しかし日本でどうなるかを同じようになるとは言えません。日本もフランスも、深い社会の動きとして、女性の社会的地位が向上し、男女差が(不十分とはいえ)縮小しているとうかがわせます。日本では同性婚が自治体の「パートナー宣言」により承認されてきましたが、夫婦別姓は認められず、この婚姻関係の不利益を主に女性側が負っている事実が続いています。
私がこの1年間をふり返って考えてきたのは男女ジェンダーの平等の基盤には、「家事・家庭内ケア」という女性が中心に担う役割を評価する点でした。
婚姻関係の新しい姿の広がりもそれに次いで男女ジェンダーの制度という視点が重要であると考えます。 

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