カスタム検索(不登校情報センターの全サイト内から検索)

 
Clip to Evernote  Twitterボタン  AtomFeed  このエントリーをはてなブックマークに追加  


対人不安感は免疫力不足ではないが…

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
Matsu4585 (トーク | 投稿記録)
(ページの作成:「 ==対人不安感は免疫力不足ではないが…== 〔2026年3月2日〕<br> 免疫とは、外から入る異物に対して、人間(個体)...」)
新しい編集→

2026年3月3日 (火) 06:51時点における版


対人不安感は免疫力不足ではないが…

〔2026年3月2日〕
免疫とは、外から入る異物に対して、人間(個体)が自分を守るためにもっている働きです。感染の病原菌が広まったとき、それに対抗できるのはこの免疫の働きによります。
この対抗する力が何らかの理由で弱いとき、人体は外部から入る病原菌に侵され、感染症を罹います。
免疫が外から入る異物ではなく、自分の体内にある臓器等を外から入る異物と間違えて反応してしまうこと——それが膠原病などの自己免疫疾患です。
その種類は多様であると知られていますが、省略します。関節リウマチなどかなり難しい病気が知られています。
ちょっと横道にそれます。医学が進み臓器移植が発展しました。
例えば肝臓の機能が働かなくなった人が、他の人の肝臓(の一部)をもらい、自分の体内に肝臓を移植するのも臓器移植の1つです。
他の人の肝臓はその人には異物であり、免疫が働くことにより、拒絶反応をひき起こしやすくなります。
拒絶反応を緩和して、肝臓移植をした人の副作用を抑えるようにするのも免疫機能のコントロールとなります。
直系の家族への臓器移植が比較的適合しやすいのは、この「外から入る異物」がある程度抑止されやすいためです。
これらの免疫の働きをする細胞を成長させるのが胸腺です。胸腺でつくられるT細胞の働きが免疫です。自己免疫疾患を防ぐ働きをするT細胞の1つ制御性T細胞も胸腺でつくられます。
制御性T細胞は他のT細胞よりも補助刺激分子と結びつきやすく、T細胞の活性化のブレーキをかけるなどバランスをとる機能をします。この働きには未解明の部分もあるようです。
私はここで大きな疑問にぶつかります。胸腺は乳幼児期に働きますが、成長とともに脂肪になり成人後にはほぼなくなります。
胸腺が乳幼児期にもっていたT細胞の役割——外部の異物を取り除く働きとともに、自分の一部である臓器を外部からの異物として攻撃するのを防ぐ――胸腺は乳幼児期に成長するとともに、成長期を通して人体の他の個所にその機能を移し替えると推測できます。
その移し替えが上手くいかない人にいろいろな免疫疾患が発症しやすいのでしょう。
そうでなければ胸腺は成人後にも人体で働きつづけてもらわなくてはいかないからです。
ところが、胸腺は成人後には消失しているのです! 
免疫の働きのなかの一つ、外から入る異物に対処しようとするときに「待った!」と働くT細胞は、どこあるのか、あるいはどこにその代役を置いているのか。
なぜその代役がないのか。代役がないことや免疫力が弱いことが、その人の免疫力に支障を与えているのです。ここは私にとっては謎のままです。
さて私は「成人後のひきこもり状態」の人には、かなり多くの割合で乳幼児期にマルトリートメント(不適切な養育)を受け、継続的なストレス体験、虐待経験を受けていると想定しています。
少なくとも私の関わった成人後に長期のひきこもり経験者には、このような人が少なからずいます。彼ら彼女らの幼児期の話をきいて確信できます。
それが全部とはいわないまでも、ひきこもりに至る中心的な背景理由であると思います。
多くの当事者がその虐待の実相を表現できるのではありません。乳児期の記憶自体がないためかもしれません。
自分の両親に関するので、あからさまな非難を向ける言葉ではありません。少数の人が自分の受けた・体験したこととして話します。
女性の方がより細かく具体的に話します。男性は外形的な言い方が多いと思います。「ひどい目にあった」とか「あいつ(父)とは20年話したことがない」という形の話し方です。
成人後のひきこもり(顕在化した時期は人によりますが、多くは思春期以降)の人たちを免疫力という視点からみるとどうでしょうか。
私は彼ら彼女らが示す対人関係の不安、社会不安の原因になっていると推測します。
人と接するときに「自分はここにいていいのか」「ここにいることは誰かの迷惑になるのではないか」…という自然にわき出す感情や感覚、人に対するときにごく当たり前に身構える心身の働きです。
これらは自分が人に対面する場に置かれたときに表面化するもので、それらは免疫の働きの弱さによるものではないか…と考えてしまうのです。
この過程には親子間の親密な関係の不足、愛着体験の欠如も関係するでしょう。
これらは幼児期にうまく成長し働くようになるのを阻まれた胸腺の働きの弱さに要因が重なっているのではないか。
ひきこもりという対人関係の不安、社会不安のベースには免疫が成長後も身体のどこにも移されていない、あるいは幼児期にその機能の成長を阻止されたまま成人後に表面化している姿ではないか。
どれかを確定的にいうことはできませんがそのいずれか、またはそれらの複合によるのではないかと推測します。
「根拠のない楽観性」とは、ひきこもり経験者の集まる居場所で聞かれる言葉です。
この「根拠のない楽観性」は成人後に胸腺で成長した免疫機能を身につけた人が持つ感覚ではないか? 
この世に生まれてきたことを温かく迎えられている経験の蓄積が、「根拠のない楽観性」を生み出している根拠であり、それは免疫の働きによって説明できるのではないか。
一言で言えば、免疫力の不足が成人期以降のひきこもりの要因という仮説になります。
ここまで書いてきて、はたと戸惑います。免疫とは「自身の外から入る異物」に対する防衛反応です。
私が考えてきたことは胸腺の働き、それがうまく働かなくなっているので免疫の働きが十分ではないという話です。成人の胸腺は縮小しています。
言い換えるなら幼児期に働く胸腺が上手く機能しなかった人の成人後の胸腺に置き換わる免疫機能の問題、あるいは幼児期に胸腺機能が働かなくて成人になった人の問題なのでしょうか? 
免疫の働きというよりも胸腺のもつ機能として考えるテーマかもしれません。引きつづき課題になります。
児童精神科医の友田明美さん(福井大学)は、乳幼児へのマルトリートメントに対して乳幼児は脳を変形させて対応しようとしたことを実証し説明しました。
私は乳幼児へのマルトリートメントは乳幼児の胸腺の働きを抑制して免疫機能を妨げているのではないかと提起したことになります。

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
地域
不登校情報センター
イベント情報
学校・教育団体
相談・支援・公共機関
学校・支援団体の解説
情報・広告の掲載
体験者・当事者
ショップ
タグの索引
仕事ガイド
ページの説明と構造
ツールボックス