ひとつぶの麦
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ひとつぶの麦
所在地 | 長野県下諏訪町 |
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手作りピザも登場 こども食堂 下諏訪
ピザの生地にトマトソースを塗り、具材を盛り付ける子どもたち
諏訪郡下諏訪町の喫茶店「ひとつぶの麦」は2日、地域の子どもを招いて一緒に料理や食事をする「こども食堂」を初めて開いた。
地元の親子連れや発達障害のある若者ら約40人が参加し、手作りのピザやカレーライス、サラダなどを頬張った。
特別支援教育士の資格を持ち、高校生や家族らの相談に応じている同喫茶店オーナーの武山弥生さん(54)が企画。
料理を手作りして食卓を囲む楽しさを子どもたちに知ってもらい、発達障害の若者らが地域住民と交流する機会をつくる狙いで開いた。
コメやジャガイモなどの食材はNPO法人ホットライン信州(松本市)が提供し、参加者もキュウリやタマネギなどを持ち寄った。
大人が下ごしらえをし、子どもたちはピザの生地にインゲンやコーン、チーズなどを盛り付けた。
自分で具材を盛ったピザを食べた同町の保育園児、鶴見拓真君(4)は「コーンが好き。おいしい」。
母親の綾さん(38)は「(拓真君は)生地からピザを作ったことがなかったので、良い機会になった。保育園では会うことがない地元の人たちと触れ合えるのもいいこと」と話した。
今後も定期的にこども食堂を開く。
武山さんは「今の子どもたちは既製品を食べることが多く、意識的に調理を体験させることが必要。さまざまな人が参加できるよう日程を考えたい」と話していた。
〔2017/4月3日信濃毎日新聞 長野県のニュース〕