大津市教育委員会
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大津市教育委員会
児童虐待 大津市1361件 昨年度33件増=滋賀
大津市内で昨年度に発生した児童虐待件数が前年度比33件増の1361件(暫定値)だったことが、18日に市役所で開かれた総合教育会議で明らかになった。
相談の3割が学校など教育機関からで、今後も市教委と市長部局が協力して対応することを確認した。
虐待のうち、最多はネグレクト(育児放棄)の472件(前年度比37件減)。
次いで身体的虐待が448件(同80件増)だった。
虐待の被害者は、小学生が約4割を占め、3歳~学齢前の児童と中学生が各約2割。
相談は教育機関からのほかは、保育所や保健所などがそれぞれ約1割だった。
市は対応策として保護者に正しいしつけ方を教える機会を設けているほか、子どもたちに、暴力など嫌と感じることを嫌と言えるよう学ぶ研修を実施。
これまで保育園や幼稚園、小学校で行ってきたが、今年度は中学校も参加する。
桶谷守教育長は「情報交換を密にしながら、どう対応していくかそれぞれの立場でも検討を重ねていくことが必要だ」と話していた。
〔2016年5月26日・貧困ネット、平成28(2016)年5月19日 読売新聞 大阪朝刊〕