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傾聴

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2022年2月11日 (金) 12:07時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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傾聴

メンタルヘルス総合研究所(群馬県前橋市)
ストレスフリースクール(東京都世田谷区)
メンタルサポートオフィス アガペ(愛知県名古屋市熱田区)
日本家族再生センター(京都府京都市山科区)
漢方紫禁堂鍼灸院(往診専門)(埼玉県所沢市)
浦和カウンセリング研究所(埼玉県さいたま市浦和区)
エクリュ(群馬県前橋市)
アイル事務所(千葉県千葉市若葉区)

傾聴

仕事や人間関係に活かせる「傾聴スキル」3つのポイント
傾聴とは「耳を傾けて、熱心にきくこと」。
コミュニケーションは話す力だけではなく「聴く」力がとても重要です。
傾聴が上手だと人に好印象を与え、人間関係も深まりやすいです。
傾聴とはカウンセリングなどで使用されるコミュニケーション技法のひとつです。
しかし、現在は心理カウンセラーが患者さんの話を「聴く」ための技術だけではなく、日常生活でも必要となるスキルです。
相手の話を深く聴くこと、話し方や表情、姿勢、しぐさといった言葉以外の部分に注意を払うことで、相手を理解します。
傾聴は、人間関係を築く上で鍵となります。
相手の方が「自分のことを分かってもらえた」と感じ、「もっと話したい」と思うような聞き方をすることで相手をより深く理解し、信頼関係を築きやすくなります。
傾聴の3つのポイント
アメリカの心理学者カール・ロジャーズはカウンセリングの基礎を築いたとも言える大きな貢献をした人物です。
カール・ロジャーズは、論文「セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件」の中で、カウンセラーの態度や関わり方における大切な3つの条件をあげています。
カウンセラーの3つの基本態度が満たされている場では、クライエント(患者)は自然と自己洞察が深まり、自己成長へと繋がるといいます。
カウンセラーがどのような態度でクライエントの話を聴けば信頼関係が築け、相手の成長にも繋がるのだろうかということです。
この3つのポイントを押さえればカウンセリングの場面だけでなく、相手と信頼関係を築く時に有効だと言えます。
それでは、ロジャーズより相手との信頼関係を築くための傾聴のポイントをご紹介します。
1.共感的理解 (empathy)
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとすること。
相手の話を聞くときには自分の視点ではなく、相手の視点に立ちます。
相手の性格や環境なども考え、相手の立場だったらどんな気持ちになるかと想像した上で、共感をしながら理解をしようとすることです。
その際に、共感できないこと、理解できないこともあると思います。
共感しなければいけない・理解しなければいけないわけではなく、しようとする姿勢が大切です。
2.無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)
相手の話を、良し悪しの価値判断や好き嫌いの評価を入れずにありのまま聴くこと。
相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景にどんなことがあるのだろうと肯定的な興味・関心を持って聴きます。
相手の話が否定したいような内容だったとしても、ひとまず「なぜそのように考えるのだろう」と好奇心を持つことです。
また、regardには「心遣い」「配慮」という意味があります。
どんな相手でも、思いやりや気遣う態度も大切です。
3.自己一致 (congruence)
聴き手が、相手に対しても自分に対しても嘘のない態度でいること。
例えば話が分からなかった時は、そのままにせず質問をして確認します。
また、話を聞く中で相手に対してネガティブな気持ちを感じる時がありますが、その時はネガティブな気持ちを「感じちゃダメだ!」と否定せず、「今の自分はこんな気持ちを感じているな」と良し悪し判断せずに受け止めます。
自分の中で感じることと、表に出して相手に伝えることは別なので注意しましょう。
自分の気持ちを大切にして、あるがままに感じることです。
傾聴を実生活で活かすには
◆仕事で活かす傾聴
傾聴は、ビジネスシーンで活かせることが多いです。
たとえば、取引先との打ち合わせなど営業や顧客対応の場で相手のニーズをつかみ、顧客が何を求めているかを上手に相手から引き出すためには傾聴のスキルが必要となります。
さらに顧客と信頼関係を築くことで、継続的な取引につながるかと思います。
◆人間関係で活かす傾聴
相手の視点に立って考え理解することで、相手の言葉や行動に反応してしまい、自分の感情が大きく振り回されることが少なくなります。
そして相手を理解しようとする姿勢、相手への無条件の肯定的関心が相手に伝わると「受け入れられている」と感じ、人間関係も変化していきます。
相手の立場に立って、共感し理解しようとすること。
そしてどんな話の内容でも「どうしてそんなことを考えるのか」「何が背景にあるのだろう」と関心を持つこと。
最後に、自分の中で湧き上がる気持ちに嘘をつかず、そのまま認めることです。
はじめは上手にできなくても大丈夫です。まずは意識して、少しずつ挑戦することが大切です。
ぜひ、傾聴のスキルを仕事やプライベートに生かしてみてください。
ライター/石上友梨
臨床心理士/公認心理師。大学・大学院と心理学を学び、警視庁に入庁。
職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。
ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。全米ヨガアライアンス200取得。
現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。
また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。
〔2020年11/6(金) ヨガジャーナルオンライン 石上友梨〕 
紹介する本はこちら⇒◎



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