不登校・引きこもりの期間つらかったこと
===Q.1 不登校・引きこもりの期間、 つらかったことはなんでしょうか?===
目次 |
主に10代前半に不登校体験
1. 学校生活がなく、つまらない。 (9~15歳不登校、23歳男)
2. 授業を受けたいのに、受けられない。クラブ活動に出られない。話し相手や、話しの場がない、なかったこと。 (12~15歳不登校、24歳女)
4. 知り合いに会えない。 (12~16歳不登校、23歳男)
5. やっぱり学校に行けないつらさ、これに尽きます。それに伴って、罪悪感や疎外感、進路への重圧感、友達との関係などが一気に来るような感覚で、自分のみでなく周囲に対する申し訳なさ、見捨てられ感もすごくつらかったです。 (12~15歳不登校、22歳女)
6. 家に3年間ずっといたこと。同級生と会ったりするのもつらく怖かった。近所の人たちの視線、周りからうるさく言われること、つらさを我慢して耐えること。 (12~15歳不登校、17歳女)
====主に10代後半に不登校体験====
1. 周囲がみんなうまく行って、次の段階に行っているように見えた。 (16~20歳心が引きこもり状態、男性)
2. 当時の自分には「ファミコン」という友達がいてくれたおかげで、どんなにつらいことも忘れることができました。強いて言えば「将来に対する漠然とした不安」ということになるのですが、学校に通っていたとしても、この悩みから解放されることはなかったと思います。 (16~17歳不登校、34歳男)
3. まわりがわかってくれない。頭が先になって体がついていけない。 (17~19歳引きこもり、31歳男)
4. 家族との不理解と自分だけ取り残されているという孤独感。 (18~19歳引きこもり、30歳男)
主に20代前半に引きこもり体験
1.「このままじゃいけない」ってわかっているのに、社会に出られないつらさを、家族がわかってくれない。聞いてくれない。 (19~20歳引きこもり、32歳女)
2-1. 消滅願望(死にたかった)、家族の無理解、近所の目が恐怖、働けない情けなさ、対人恐怖、うつ。
2-2. 家族の無理解、対人・視線恐怖(外に出られない、電話に出られない)、抑うつ状態、昼夜逆転、希死念慮。 (20~22歳引きこもり、29歳男)
3. 社会参加したいのですが、どのようにしたらいいか分からなかったこと。 (23~26歳引きこもり、27歳男)
20代全体を通して引きこもり
1. 生きている意味が分からなかったこと。外に出ることがこわかったこと。 (23~31歳に3回合計9か月の引きこもり、33歳男)
2. 先が見えないこと。身近な人の無理解。 (20歳~引きこもり気味、33歳女)
3. 家から出られないこと。働けないこと。布団から出られないほど気が沈むこと。(24歳~現在引きこもり、33歳女)
4. 金銭的なこと。自己否定の念が強いこと。体力・体調面がすぐれなかったこと。(21~30歳引きこもり、31歳男)
5. 自分に自信が持てなかった。友人と連絡が取れなかった→疎遠になった。毎日が情けなかった。 (25~29歳引きこもり、30歳男)
6. たくさん働くことができない。働く場所を選ぶ、みつけることがなかなか大変。自己評価がとても低いのでつい敏感になってしまう。親から受け入れられず、ここを治せという内容ばかりの手紙。すべてに対して敏感で、過剰反応が自分の中でおこる。それを表現することもはばかれる(抑制する)。→さらに苦しい。 (29~31歳引きこもり、37歳女)
7. その後の私は決して順調とは言えませんが、子どもの成長を励みに家族皆で頑張っていきます。センターで知り合った一部の人たちとは交流があり、感謝しています。 (18歳~引きこもり、35歳男)
8. 孤独感。将来への不安。 (19~30歳引きこもり、31歳女)
時期不定、長期の引きこもり
1.NPO法人結成総会に出てきたお話、さらに深く考えていったほうがいいと思います。 (10~35歳逆引きこもり、35歳トランスジェンダー)
2.周囲の偏見。友人ができない。もっと友人と遊びたかったですね。 (14歳~不登校・引きこもり、33歳男)
3.周囲の叱責、無理解、レッテル貼り。 (13歳~不登校・引きこもり、37歳女)
4.自分にはみんなが体験するような青春を体験できなかったこと。自分に自信がもてないこと。人とのつながりとは何かが自分でもわからなくなること。 (判別不能、40歳男)
5.過呼吸。父と母の関係(DV、虐待)。 (31歳女)
6-1.この歳になって冷静に考えてみるに、①母と祖母(嫁姑)、また祖父との確執。②父母との不仲(小学校時代より、父が帰宅しなかったり、母が実家に帰ったりの日々)。③家族間のぎくしゃく(妹も父母に反発)。
6-2. 自分自身の悩みにとどまらず、両親の不仲をはじめとした家庭内のぎくしゃく。貝殻の中(家の自室でもあり、己の中でもあり)に閉じこもってしまうと、どんどん平衡感覚がなくなり、自分が自分であることの意識が遠のいていくこと。 (50代女)
母親からみたこと
1. 友だちとは遊びたかった(日曜でも友だちは遊んでくれないだろうと思ったから、遊びに出られなかった)。 (保育園登園拒否、10歳男)
2. 本人が学校へ行きたいという思いが感じられるのに、体調をくずす姿勢をみるのがつらかった。その度に欠席するように、うながして休ませていた時。 (10歳不登校、21歳女)
3. 「学校に行かなければ」と考えること。 (10~15歳不登校、16歳男)
4. 長びくことへの不安。本人との会話ができなかったので、つらいだろうと思っていましたが、気持ちを知ることができませんでした。また家族の中で皆が本人と同じように理解しているとはいえず、あつれきを生じました。(10~16歳不登校、25歳男)
5. やはり、家族の理解や協力、そして友人の励ましにはずいぶん力をもらいました。おかげで私は不登校を克服できました。自分の好きなようにできる時間がたくさんあったのも大きかったと思います。 (11~14歳不登校、15歳女)
7. 子どもが昼と夜の生活を逆転して、生気がなくなり暗くなっていたこと。そんな不登校の子どもを一人残して仕事に出かけ、何度仕事を辞めようと迷ったこと。 (12~15歳不登校、23歳女)
8. 担任のバカさ加減。昼間一人でほおっておくことで良いのか悩みました。 (13~14歳不登校、17歳男)
9. 行けたり、行けなかったり、の期間がつらかったけど、行けなくなった2年間はすごく母親の気持ちは楽でした。いつも2人で日中ゆったりした時間がもてたから。 (14~15歳不登校、25歳男)
10. 親として①友だちが、だんだん少なくなっていったこと。②同年代の人たちは楽しい学校生活をしているのに、それを味わうことできないふびんさ。 (15~17歳不登校、28歳女)
11. 友だち、近所の人から変な目で見られる。 (15~18歳不登校、31歳女)
13. 2か月余りほとんど部屋から出ず、寝ていることが多く、このまま引きこもりになるのでは・・・とあせりました。 (高1のとき2か月不登校、18歳男)