大阪市こども相談センター
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大阪市こども相談センター
調査年月 | 2011年8月 |
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設置者 | 大阪市教育委員会 |
所在地 | 〒540-0003大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5 |
TEL | 06-4301-3100 |
FAX | 06-6944-2060 |
URL | |
[mailto:] |
児相の仕事、魅力発信 大学生らにセミナー/大阪府
増え続ける児童虐待の相談に対応する児童相談所(児相)。
その仕事の魅力を伝えたいと、大阪市こども相談センター(中央区)が11日、子どもに携わる職業に関心のある大学生・大学院生を対象にセミナーを開き、約90人が参加した。
冒頭、同センターの尾瀬富士男・虐待対応担当課長(51)が参加者に、児童をリラックスさせるためのマジックを披露。
場をなごませ、児相で働いて20年となる経験から「対応に苦慮することもあるが、使命を感じられる職場」と話した。
児童福祉司と児童心理司計4人による座談会では、大学生らにやりがいや悩みを伝えた。
虐待された子や問題行動のある子が暮らす一時保護所で心理療法にあたる女性職員(44)は、幼児期から関わっている高校生の話をもとに「長いスパンで親子関係の変化に立ち会える」と話した。
一方、保護者に怒鳴られるなど「人の悪い感情に付き合うことはつらいけど、同僚と共有し解消している」とチームの大切さもみせた。
参加した桃山学院大社会学部2年の八木陸さん(20)は児童の自立支援に関心があり、「色々な関わり方があるので、これから悩んで選びたい」と話した。
大阪市内では2009年、西淀川区の女児が虐待され亡くなった事件が起きた。
09年以降、虐待相談件数が急増。
10年には西区で虐待死事件があり、対応に追われ、児相で大学生の実習を受け入れられなくなった。
接点の少なくなった大学生に、児相の仕事を身近に感じてほしいと、今回セミナーが企画された。
〔◆平成29(2017)年3月12日 朝日新聞 大阪朝刊地方版〕