Job:紡織保全工
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紡織保全工
〔2003年原本〕
紡績・織り物工場の機械設備の保全・修理をする技術者です。
機械設備の故障を防ぎ、その能力を最大限に発揮させることが仕事です。
大きく分けると5つの内容があります。
①機械の定期的保全検査。定期的に点検、清掃、分解手入れ、給油、調整を行なう。
②受け入れ検査。機械・器具・部品の購入に際して、受入れ基準にもとづいて点検する。
③故障個所の修理。
④機具・部品、材料の管理。
⑤機械の据えつけ、組み立て、調査。
機械にさわるのが好きな人に向いている仕事で、機械や部品を削ったり、研いたり、部品を組み立てたりする作業が多くなります。
紡績工や織布工が自分の分担する機械を相手にしているのに対して、保全工は工場内のいろいろなセクションに出入りすることになります。
就業先は紡績工場、織り物工場などで、ほとんどが高校卒業の男子従業員です。
工場は従業員300人未満の中小事業所が多い。
紡織保全工になるには紡績会社、紡織会社に就職し、研修を受けます。
研修の方法や期間は、扱う機械や職務分担などにより変わり、工場毎に行なわれます。
扱う機械に関する技術水準を初級から上級までランクづけして、段階的にマスターしていく方法がとられています。
勤務は工場によっては交代性のところもあります。
技術者としての〔給〕は〔やや低〕~〔並〕です。
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