冠婚葬祭
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冠婚葬祭
法事・葬式や結婚式ではいつもは離れて暮らす親族が集まります。
小さな子ども時代から知る顔もあり、久しぶりに会うと「いまどうしてる?」と聞かれるたびに返答に困ります。
全く知らない人なら「まあ元気にやっています」ぐらいでやり過ごせますが、親戚相手ではそうもいきません。
「仕事をしていないんだって?」となると、「それじゃ紹介してやる…」などと続き、話がとぎれません。
「いや働くとか…とてもそんなことではないです」なんて言おうものなら追求の声があちこちから上がってきます。
針のムシロに置かれる気分というか…。
遠慮のない人も混じるのが親戚縁者の集まりです。
うまく逃げられないので難易度は格段に高いです。
こういう経験をすると親戚の集まる場には出たくなくなります。
訳知り顔でそっとしてくれたり気を遣って遠回りに生あたたかい目を向けられたりするのも、逃げ出したい気持ちになるもの。
なかには妹の結婚式のときはとうとう「体調不良により欠席」とした人も。
ホッとするのは事情を察したうえでかけられる「何かできることがあるかもしれないので困ったら話に来て」という言葉でした。
こちらを少しも拘束しない状態で、気にかけてくれるし、何かの折に頼れるからです。
(2022・08・11)