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宮崎県楠の会

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2022年9月25日 (日) 11:09時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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宮崎県「楠の会」

(植田美紀子)
〒880-0944 宮崎県宮崎市江南4-9-9 植田方
TEL:090-9603-8780/TEL&FAX:0985-53-2666
KHJ全国ひきこもり家族会連合会

活動内容による組織の種類 親の会
代表者 植田美紀子
所在地 〒880-0001 宮崎市橘通り西1丁目4-3 井上ビル2階
TEL 0985-31-1375
FAX 0985-31-1375
URL
E-mail
対応者・支援者 父母。
具体的な対応方法
支援対象者の具体的な状態・事情
対象者の年齢
必要経費
特に伝えたいメッセージ

ひきこもりについて考えよう 周りの理解とサポートが必要です
約20年前から社会問題となっているひきこもり。支援策など社会でのサポートも進んできています。
今回はひきこもりの研究を続けている境泉洋(さかいもとひろ)教授にお話を聞き、ひきこもりについて正しく理解し、考えてみます。
監修andインタビュー 宮崎大学教育学部 境教授
  ◆ひきこもりは誰でもなりうること 生きづらいときは助け合おう
ひきこもりになるタイミングには不登校がありますが、そのほかにも就職ができない、就職するのがこわい、就職して頑張っていたけど体力が続かなくなり退職したなど、いろいろな理由があります。
どの年代からひきこもり状態になってもおかしくありません。
ひきこもりは特別なことではなく生きづらさから起こっています。生きづらさを感じたことがない人はいるでしょうか?誰もがなりうることです。
生きづらさを感じたら、または家族や身近にそういう人がいたら、抱え込まずに専門家に相談してみましょう。
◆ひきこもりは頑張りすぎた証 新しい生き方を始めようというサイン
「一度ひきこもると社会参加に戻れない」「ひきこもる前の生活に戻そう」という捉え方をみんなが変えることが重要です。
ひきこもりは、それまでの生活に無理があったから起こるので、無理をしていたことが分かってよかったと考えると良いです。
前の生活に戻そうとするのではなく、新しい人生を始めるスタートと切り替えましょう。
この考え方を本人、その家族、その人と接する周りのみんなが持つことが重要です。
そうすることで、ひきこもるという状態と社会参加の壁がなくなります。
ひきこもっていた人が新しい生活を始めようとするときは「新しい人生を楽しもうね」と声かけし、周りが支えることが大切です。
●ひきこもりの子どもを持つ家族の会「宮崎県 楠(くす)の会(かい)」
ひきこもりの人とその家族をサポートする場として「宮崎県 楠(くす)の会(かい)」があります。
同会では、本人やその家族が情報を交換し合えるほか、講演会やセミナーなどを開催しています。
こうした活動を通し、ひきこもりの人への対応や家族の心構えについて学び、本人とその家族が孤立せず、社会につながることを目的にしています。
▽母親と本人の声
楠(くす)の会(かい)に12年前に入会し、娘は1年前から参加しています。
娘のひきこもりをどう解決できるかの「迷い」「不安」「助けて」という心の叫びをここで受け止めてもらいました(母親)。
ひきこもりで外出できない私の代わりに母がいろいろな情報も持って帰って来てくれました。
ひきこもっている本人は動けないことが多いので家族が社会とつながることで解決への糸口がつかめると思います(本人)。
宮崎県 楠(くす)の会(かい)(毎月1回定例会を開催)
家族の会:毎月第2日曜
当事者の会:毎月第3土曜
【電話・FAX】53-2666
●増加する中高年のひきこもり~8050問題~
近年増加しているのが中高年のひきこもりです。
内閣府の平成30年度調査によると40から64歳のひきこもり状態の人は約61万人と推計されています。
このうち、80代の高齢の親が、ひきこもる50代の子どもの面倒をみている状況については、「8050(はちまるごーまる)問題」と呼ばれています。
市内でも、数十年間無職で母親の年金で生活をし、母親が他界後に兄弟に生活の支援を求めるなどのケースもあります。
中高年のひきこもりは、親子で経済的・精神的に行き詰まってしまう、親が要介護状態になったときに生活が成り立たなくなるなどのリスクがあり、社会のサポートが求められています。
※調査でのひきこもりの定義…身体的な病気の人を除き、半年以上家族以外とほとんど交流していない人。
買い物などに出かけるほかは外出しない人。
▽若者 54万1000人
20代 49.0パーセント
30代 40.8パーセント
15から19歳 10.2パーセント
▽中高年 61万3000人
40代 38.3パーセント
50代 36.2パーセント
60から64歳 25.5パーセント
→115万4000人
内閣府「生活状況に関する調査」(15歳から39歳は平成27年度、40歳から64歳までは平成30年度の調査)をもとに作成。
「ひきこもり8050問題」「就職氷河期世代」理解促進セミナーの動画を宮崎県公式チャンネルで見ることができます。
〔市広報みやざき 令和4年6月号〕

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