砥部町山村留学センター
砥部町山村留学センター
種類・内容 | |
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所在地 | 〒 愛媛県砥部町 |
運営者・代表 | |
連絡先 | 【電話】969-2310 |
山村留学センターでは令和5年度の山村留学児童の募集を始めました。
詳細は砥部町ホームページで確認できますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
今年度の留学児童は入所から半年が経過しました。
保護者との別れに涙した子も集団生活の中でたくましくなり、里山の自然を満喫しています。
児童が砥部町の山村留学を希望した動機は、自然の中で伸び伸び遊びたい、小規模小学校で環境を変えて頑張ってみたい、ホームページや、フェイスブック、テレビで見て楽しそうだと思った、親に勧められたなどさまざまです。
一方、保護者が子どもを山村留学に行かせた動機もさまざまで、子どもの希望を尊重した、幼いころ里山で暮らした経験を子どもにもさせたい、一人っ子なので兄弟姉妹がいるような環境で暮らさせたい、今の環境を変えて楽しい小学校時代を過ごしてほしい、よりよく成長するための人生経験の一環としてなどです。
過去の留学児童の保護者の中には、山村留学させることをママ友に話すと、「お子さん、何か悪いことをしたの?」と聞かれたと笑いながら話してくれた人がいました。
海外への語学留学と違い、山村留学制度はまだまだ認知されていないようです。
ただ、事業に携わっていると、実体験として手足を動かし、肌で季節を感じ、密接に友達と生活する山村留学事業が、児童の自ら考えて行動する機会を増やし、自然や人間関係の多様性に触れることで、将来をたくましく生き抜くための心の根っこを太くしていると強く感じます。
問合せ:山村留学センター【電話】969-2310
〔広報とべ 令和4年11月号〕
楽しく!仲良く!健康に!山村留学センター
「楽しく、仲良く、健康に」を留学児童の生活目標に掲げる町山村留学センターですが、育成方針として次の4つを掲げています。
(1)集団生活を通じて、協力し他人をいたわり思いやる心を育てる。
(2)自主性を尊重し、基本的生活習慣の自立化を図る。
(3)四季を通じ、地域と密着した日常生活を送る。
(4)種々の体験活動を通し、豊かな感性を育む。
山村留学事業は教育カリキュラムではありませんので、これらの育成方針を達成するためには、児童が留学生活を過ごすことで、自分自身が経験を重ね感じてくれることが大切です。
そのために、平日の広田小学校の体験活動に加えて、休日を中心にさまざまな体験活動をしています。
春には山菜採り、しいたけの植菌作業、夏には川に石で堰を築き、水遊びをしたり釣りをしたりします。
夏休みをそれぞれの家庭で過ごし、秋になれば高市川で沢を登り、長曽池でキャンプをします。
天候に恵まれれば西日本最高峰の石鎚山登山にも挑戦します。
冬は寒さの厳しい高市区ですが、子どもたちは雪が降れば我先に屋外に出ていきます。
また、月に2回程度、「カレーの日」と題して屋外で昼食づくりをします。
一方で体験活動と同じくらい日々の集団生活を丁寧にこなすことも、子どもの成長に大切であると考えています。
問合せ:山村留学センター【電話】969-2310
〔広報とべ 令和4年8月号〕
平成4年度に広田地区の高市区で始まった山村留学事業は今年度で30周年を迎えます。
山村留学とは「自然豊かな農山漁村に、小中学生が1年間単位で移り住み、地元小中学校に通いながら、さまざまな体験を積む」活動です。
全国では、23都道府県の60以上の市町村で実施され、毎年600人以上の小中学生が参加しています。
町山村留学センターでは、これまでに全国から延べ535人の留学生(本町は小学生のみ)を受け入れています。
今年度は松山市を中心に県内7人、東京、大阪、沖縄など県外11人の計18人の子どもたちが山村留学をしています。
留学児童は、集団生活をしながら平日はスクールバスで約7キロメートル離れた広田小学校に通い、休日は豊かな自然環境の中で、都会では味わえない数々の自然体験や勤労体験をします。
留学中に帰省するのは、夏休みと冬休みだけで、学期中は朝から晩まで濃密な人間関係の中で1日を過ごすので、自ずとコミュニケーション能力は高くなります。
また、地元児童にとっても小規模校にもかかわらず、毎年度入れ替わる留学児童との関わりの中で、多様性を認め合う良い機会になっているようです。
山村留学を始めた大きな理由は、旧高市小学校の存続のためでしたが、子どもたちを取り巻く環境が多様化する中で、山村留学は子どもの成長における1つの選択肢として注目を集めています。
問合せ:山村留学センター【電話】969-2310
〔広報とべ 令和4年5月号〕