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名張市まちの保健室

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2023年11月4日 (土) 22:12時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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名張市まちの保健室

種類・内容
所在地 〒 三重県名張市
連絡先


とりあえず話を聴いてもらえる場所

よりそう力
身近な地域で「ゆるやかに」あなたを受け止める「まちの保健室」と、あなたの困りごとを「たらい回し」にしない仕組みが名張にはあります。
◇生きづらさを抱える人の状態はさまざま
学校にいても、仕事をしていても、人の輪の中にいても、孤独や孤立を感じることはありませんか。
社会とのつながりがあっても、生きづらさや人とのつながりにくさを感じている人もいて、「外ごもり」と呼ばれることもあります。
生きづらさを抱える人の状態、そこに至る経緯、要因はさまざま。
それだけに、「自分にはこんな支援が必要」「この場合だと、ここに相談すればいい」と、自分の状況を把握し、的確に対応することはすごく難しいことです。
そこで、「まちの保健室」は、雑談や世間話なども含め、皆さんにとって「とりあえず話を聴いてもらえる場所」でありたいと考えています。
話を聴くのは、看護師や介護福祉士などの専門職です。
話の中から、その人の状態を観察し、必要な場合は、病院や福祉施設などの専門機関、地域の支援などに結び付けています。
◇困りごとを「たらい回し」にしない仕組み
大切なのは、多様で複雑、また、制度のはざまにある困りごとを「たらい回し」にしないこと。
市では、高齢、障害、児童、困窮、保健、教育の各分野で「エリアディレクター」(調整役)を置き、市の各部署や専門機関の支援を調整。
また、孤立しがちな人に伴走し、地域での自分らしい生き方を支援する「リンクワーカー」の取組を進めながら、関連機関が一人ひとりに寄り添える仕組みを築いています。
地域の総合相談窓口として、まちの保健室を市内15地域に設置しています。
育児や介護の相談、健康づくり、高齢者などの見守り・訪問などを行い、地域や専門機関などとも連携。
皆さんに寄り添いながら、一人ひとりの歩みをサポートしています。
詳しくは、地域包括支援センター(【電話】63-7833)へ
■まちの保健室では「雑談」も受け付けています
ひきこもりや不登校など孤独・孤立の状況にある人も含め、まちの保健室を活用したことのない人に、その活動をアピールしていこうと、ホームページをリニューアルしたり、ロゴマーク(右上)を作成したりしました。
ロゴマークの中にある「最近、どぉ~?」という言葉は、まちの保健室のキャッチフレーズ。
雑談で会話を広げ、普段の様子や変化を知る手掛かりにしたいという思いを込めています。
生きづらさを抱えている皆さん、地域の活動や、行政・専門職の支援など、あなたらしさを大切にできる「つながり」を一緒に見つけていきませんか。
一人ひとりのペースに合わせて伴走しながらサポートします。
まちの保健室のホームページでは、おそらく全国初となる「雑談の予約」を受け付けていますが、敷居をできるだけ低~く、間口を広~くして、皆さんをお待ちしています。
地域包括支援センター 全世代包括支援係長 上田紀子
■多様で複雑な困りごとに寄り添える連携体制
80代の親が50代の子どもの生活を支える「8050問題」といった複雑な困りごとをはじめ、ひきこもりや不登校などの定義、また、介護や障害者などの福祉制度に当てはまらず“はざま”にあるような困りごとにも寄り添える包括的な連携体制を市では築いています。
◇100 人100 様で複雑に絡みあう課題
ひきこもり|不登校|ヤングケアラー|いじめ|非行|児童虐待| DV |性自認
人間関係|パワハラ|セクハラ|失業|ごみ屋敷|生活困窮| 8050 問題|認知症|介護|難病|依存症 …
■複雑な事情を抱える人を多機関連携で支えます
祖母が要介護状態で、母親は精神疾患があり、子どもは発達障害がある。そんな3人家族がいました。
その子は、祖母の介護もしなければならず不登校で、祖母の年金を頼りに生活していました。
そんな状況なのに、学校が不登校だけを何とかしようとしても、解決できませんよね。
そこで、市役所のエリアディレクター同士で話し合い、例えばこの家庭については、子どもは、子ども発達支援センターや発達外来、祖母は地域包括支援センター、母親は障害福祉室、また、困窮状態にあるので、生活支援室にもつなぎました。
ただ、家庭の状況は、あまり知られたくないデリケートな問題であり、積極的にSOSの声を上げようとしない人が多いのも事実。
そうしたことからも、各機関で知り得た複雑な課題を見過ごさず、多機関で連携できる体制を築いておくことが大切なのです。
市教育委員会 エリアディレクター 西口成貴
■まち保利用者の声
・ひきこもりの息子の存在を知ってもらっているだけで私が心強いです(80 代女性)
・育児・介護のダブルケア、どちらのことも聞いてもらえてありがたかったです(40代女性)
・用事のついでに立ち寄ったのですが、気づいたら、弱音も吐き出しているほど話し込んでいました(30代男性)
・まち保さんに丁寧に対応してもらったことで、次は自分も困っている人の手助けをしたいと自然に思えるようになりました(30女性)
・まちの保健室で話をしたことで、気持ちの整理ができて家族や学校でも思いを伝えられるようになりました(10代男性)
・育児をするのは当たり前だと、褒(ほ)められることなんてなかった…。まち保さんに褒めてもらったとき、涙が出るくらい嬉しかった(20代女性)
〔広報なばり 令和5年10月10日号〕

相談窓口を小学校区単位で設置

まちづくりと一体にある「まち保」は名張の大きな魅力
住民の身近な場所に、専門職へ横断的な相談ができる仕組みを作ったのは、すごく先駆的。
分野を問わない相談窓口を小学校区単位で設置したのは、全国で名張市が初めてなんです。
「まちの保健室」がまちづくりと一体となって取り組んでいることが大切なポイント。
活動を通して地域の人とのつながりを増やすことで、困っている人がSOSを出しやすくなり、支援にもつながりやすくなります。
特に、孤独・孤立やひきこもりなどは、行政で相談窓口を設置しても自らはなかなか足を運びません。
身近に何でも相談できる場所があり、普段から顔を知っている人がいるからこそ、悩みを抱えた人と、つながりやすくなります。
もちろん「まちの保健室」が全ての悩みを解決することはできません。
地域の中でのつながりや活動、また行政や専門職のバックアップがあってこそ、「まちの保健室」の力が発揮されるのです。
「人の力」を「地域の力」につなげていくネットワークづくりの要として「まちの保健室」は欠かせない存在ですね。
同志社大学 社会学部教授 永田祐さん
■まちの保健室の取組が世界からも注目されています!
「まちの保健室」の取組は、WHO(世界保健機関)も注目。名張市へ何度も視察に訪れています。
孤独・孤立の防止や地域共生の実現などの課題解決に向けて、「まちの保健室」の存在は大事なキーポイントと捉えられています。
人との交流が減ったコロナ禍で、まちの保健室への電話や訪問による相談件数は約1.5倍に増加しました。
このことからも、悩みを抱えた人や地域の人にとって、心の寄りどころとなっている大事な存在であることを改めて実感しましたね。
これから、「まちの保健室」がつながりたいのは、例えばひきこもりの状態にある人やそのご家族。
社会の環境、心や身体の状態など、様々な要因が重なり、誰にでも起こりうるものです。
一人で抱え込まず、困ったときは相談できる存在であると知ってほしいです。
そばにはいつも「まちの保健室」があります。
地域包括支援センター 白岩美菜(社会福祉士)
■お話しませんか? 介護で悩む前に
◇悩んだ時には一緒に考えましょ!
百合が丘地区まちの保健室
秋山 知己(ともみ)さん 中村恵美子さん
百合が丘も高齢者が多くなってきて、介護の相談も増えてきていますね。
まちの保健室で解決しない時は、寄り添いながら必要な機関につないでいます。
「困った事があれば、まち保さんに相談したらいいよ」と住民さん同士が声を掛け合ってくれているのがすごく嬉しい。
地域と一緒になって、これからも一番身近な窓口として、住民の皆さんをサポートしていきます。
◇奮闘する姿に胸が熱くなりました!
百合が丘市民センター長
石山 元吉(もときち)さん
市民センターを訪れる人の中で「いつもと感じが違うな」「この人、最近元気がないな」と気づいた時や、住民さんから相談を受けた時は、すぐにまちの保健室へ相談しています。
近くに専門職の人がいてくれることは、地域にとって心強いですね。
コロナ禍の時は、地域のために奮闘するまち保さんの姿を見て、胸が熱くなりました。
まちの保健室は、地域にとってなくてはならない存在です。
■お話しませんか? 一息つきたい時に
◇用事があってもなくてもいつでも来てね!
つつじが丘地区まちの保健室
辻森 智江さん 下野亜子(あこ)さん 奥野育子さん
おしゃべりしたい時にフラっと行ける所がまちの保健室。
相談がある時だけではなく、育児や介護の合間にホッと一息つきたい人や、友達の悩みを抱えた子どもなど、幅広い世代が来てくれます。
何気ない会話から、本人も気づいていない悩み事が分かることも。
会話が弾むような雰囲気づくりを心がけています。
心の休憩をしたい人、いつでも来てください。
◇フラっと寄って元気をもらってます
よくまちの保健室を利用している
竹中 雅美さん 凜(りん)ちゃん 蒼空(そら)くん
「離乳食でこんなん食べたよ」「最近、子どもの寝つきが悪くて」といった、子どもの相談に限らず世間話など、まち保さんは何でも話を聞いてくれるんです。
だから、子育て広場に来た時や、ちょっと一息つきたい時に来ることが多いですね。私にとって、まち保さんは子育ての先輩。
気軽に相談ができる人が身近にいることは、子育てをする上で、すごくありがたいです。
■あなたも「まちの保健室」を訪れてみませんか?
「まちの保健室」は、市民センターなどに設置しています。
〔広報なばり 令和5年5月10日号〕

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