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依存(甘え)に関するテーマ

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依存(甘え)に関するテーマ

2通目は依存(甘え)に関するテーマです。
ひきこもり(むしろ愛着障害の後遺症)からのどう向かうのかに関して重要と思うのでKさんとのやり取りを取り上げておきます。
私は以前から依存を肯定的に受けとめるのがいいと考えていました。
依存体験を通して依存から抜け出す力を身に着けると考えてきたのです。
Kさんはこれにかなり肯定的というか、むしろ私以上であると思います。
依存はむしろ勧めています。そこでやや詳しく取り上げたいと思います。
具体的な例は「T字型」としたものです。2021年出版の『ひきこもり国語辞典』には採用していません。
30代男性の例ですが、母親から聞いたことですが、本人からは聞いていないためです。
『ひきこもり国語辞典』に採用する言動はひきこもり当事者のものに決めていたからです。
「ブログ『ひきこもり居場所だより』2022年7月10日に載せました。

「T字型に寝るのは何かを求める姿(?)
30代になるBくんが居場所に来はじめました。しばらくしてBくんのお母さんが相談に来ました。
Bくんが通うようになったので、相談とはいえ居場所の様子見を兼ねて来たのです。
そのお母さんの話の中に出てきたことです。
Bくんは、夜になりお母さんが寝る時間になると、枕元に来て話すのだそうです。
日常のとりとめないことが多いですが、他に話す相手がいないのかその日にあったことなどを話しかけてきます。
この時間になるのは「親もゆっくりと話せるだろう」という気持ちからのようです。
Bくんはそのうち眠くなり寝てしまいます。
頭をお母さんのおなかあたりに置き2人でT字型になるのです。
よく子どもはお母さんのふとんに入ってくることがありますが、Bくんは30代です。
お母さんのふとんに入るわけにはいかず、T字型の横になるのでしょう。
これを聞いてBくんは子ども時代にできなかったこと、やり残したことを取り戻そうとしているのではないかと思います。
愛着(依存的な甘え)不足を補うとでも言えるでしょうか。
実際は確かめようがないのですが、女性の場合は大人になって母の布団の中に入る人がいますので大間違いとも思えません。
Tくんとは顔を合わせますが、彼からはこの話は出てきません。
ひきこもり当事者自身の言葉による『ひきこもり国語辞典』には載せられなかった逸話です」

おもしろくもあり微笑ましくもありますが、本人的には話したくはないものでしょう。
これに対してKさんから「親が読むものだとしたら充分」としても、当事者としては「大事なことができているという表現の方が好ましい」ので、…「ギリギリの表現です」という意見を受けました。
当事者の立場、視点からはより肯定的に書いてもらいたいということです。
私はこの意見を見てさすがに鋭いと思いました。
とにかく否定的に見られがちな依存について、私の意見を改めて書く気になりました。
Kさんとのやり取りはこれに関するものになりました。
[松田]「人間は子ども期に依存を経験することで、依存から抜けだし自立の力をつけていくという私なりの考え方も肯定できると確信できました」。
[Kさん]《よかったです。「依存」という表現には今でも違和感がありますが、松田さんの考え方に同感です。
ただ、子ども時代でなくても、大人になってからでも遅くはないはずです。
いくつになっていてもいいので、飽きるほど甘え切ってみてほしいです。
子ども時代ほど充分な満足感は得られなくても効果があります》。
私が遠慮がちに依存を肯定しているのに対した、Kさんはより肯定的に考えており、
当事者向けの表現としては「ギリギリの(許容できる)表現です」と言っているのです。

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