リモノフ

topicpath | メインページ > 寄稿エッセイ類 > ケンセイの映画ウォッチ > リモノフ }}

作品名　リモノフ

監督：出演など

監督：キリル・セレブレンニコフ 出演：ベン・ウィショー、ビクトリア・ミロシニチェンコ、トマス・アラナ、他 製作国：イタリア、フランス、スペイン

あらすじ

詩人や革命家などいくつもの顔を持ち、世界から危険視されながらも多くの人々を魅了した実在の人物エドワルド・リモノフの激動の人生を、「００７」シリーズのＱ役で知られるベン・ウィショー主演で描いたドラマ。エマニュエル・キャレールによる傑作小説「リモノフ」を原作に、「インフル病みのペトロフ家」「チャイコフスキーの妻」で知られるロシアのキリル・セレブレンニコフ監督が、圧巻の映像とシニシズムで映画化した。 ソビエト連邦下のロシアで生まれたエドワルド・リモノフは、１９５０～６０年代をウクライナ・ハルキウとモスクワで過ごす。 反体制派や詩人たちが集う別荘に入り浸る中でエレナと出会い恋に落ちたリモノフは、彼女とともにロシアから亡命し、名声と自由を求めてアメリカを目指す。 ニューヨークで自由を手にしたものの、職も金も居場所もなく、エレナにも別れを告げられた彼は、孤独と挫折に打ちのめされながらも自らの言葉で世界と戦い続ける。 やがてフランスの文学界で注目を集めたリモノフはパリに渡り、ついに作家としての名声を手にするが……共演は「戦争と女の顔」のビクトリア・ミロシニチェンコ、「グラディエーター」のトマス・アラナ。 ２０２４年・第７７回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。 〔2025年09月10日〕