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おてらおやつクラブ

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2018年3月28日 (水) 13:52時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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所在地

<おてらおやつクラブ事務局>

〒636-0311 奈良県磯城郡田原本町八尾40 安養寺内

TEL
FAX 050-3488-0963(24時間受付)
メール mail@otera‐oyatsu.club(24時間受付)

お供えお裾分け 広がる真心 一人親家庭などを支援 奈良で開始
◇全国530か寺に
お供え物として寺院に集まる菓子や果物などを一人親家庭の子どもらに贈る「おてらおやつクラブ」の活動が広まっている。
3年前に奈良県で始まり、今では宗派を超えた全都道府県の約530か寺が取り組む。
代表の松島靖朗さん(41)は「子どもの貧困問題の解決に少しでも貢献したい」と話している。
松島さんが住職を務める奈良県田原本町の浄土宗安養寺には昨年末、リンゴやカップ麺が入った段ボール箱が何十個と積まれた。
最近では、一人親家庭への寄贈を前提に食べ物などを寄付してくれる人も多い。
スーパーの倉庫さながらの本堂で、クラブ事務局の坂下佳織さん(33)が「年の瀬で、普段以上に多くの食べ物やおもちゃが集まった」と、ボランティアの女性と共に発送準備を急いだ。
同クラブでは、近隣の寺院同士で調整し、食物を家庭や各地の社会福祉協議会などの団体に運ぶ。
安養寺からの発送先は毎月、一人親家庭など8か所。
数か月ごとに発送する寺もあり、クラブ全体では毎月約180か所に届け、約4400人の子どもたちが受け取っている。
きっかけは2013年春、大阪で母子家庭の母親と幼児が餓死したという報道だった。
松島さんは「日本で餓死なんて」と衝撃を受けたという。
寺には檀家(だんか)らがお供えの食物を持ってくる。本尊に供えるなどした後、自家消費するほか、近所に分けるが、余ることがある。
「供物を活用して、支援しよう」と、知り合いの僧侶らと約10人で事務局をつくった。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを介して活動が知られるようになり、全国の寺や市民の間で賛同者が増えた。文房具、玩具、生活用品も集まる。
父子家庭や生活困窮家庭への提供も行っている。
賛同した寺院の一つ、静岡県伊豆の国市の真宗大谷派・正蓮寺住職の渡辺元浄さん(36)は
「誰でも参加できる、お寺らしい活動。なぜ今までなかったのかと、すぐに参加を決めた」と振り返る。
受け取った人からは、直筆の手紙などで「いつも箱いっぱいのハッピーが届く」「頑張ろう! と励まされています」と、お礼の言葉が寄せられる。
松島さんは「現代社会でもお寺の出番はある。おやつクラブはその一つ」と力を込める。
将来はNPO法人化して活動を広げることも検討しており、「奨学金や仕事の場の提供など、支援を広げられれば」と思い描く。
問い合わせは、事務局にメール(mail@otera‐oyatsu.club)かファクス(050・3488・0963)で。
〔◆平成29(2017)年1月13日 読売新聞 大阪夕刊〕 

MOTTAINAIキャンペーン:なくそう「食品ロス」 「おてらおやつクラブ」全国の323寺賛同 お供え物、必要な所へ宅配
食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が社会問題化している。
農水省の推計(2012年)では、国内の食品ロスは年間642万トン。
国民1人あたり毎日お茶わん1杯分のごはんに相当するという。
こんな状況をなんとかしようと、お供え物を一人親家庭に配っている「おてらおやつクラブ」(代表・松島靖朗(せいろう)住職=奈良県田原本町)をはじめとする市民団体の活動が全国に広がっている。
松島住職と消費生活アドバイザーの井出留美さん(埼玉県川口市)は食品ロスの削減をテーマにした毎日メディアカフェ講演会を6月3日午後6時半から東京都千代田区の毎日新聞社で開く。
フランスでは、全土の大型スーパーに売れ残りの食料の廃棄を禁じ、慈善団体への寄付を義務付ける法律が今年2月に成立。
日本でも、一般家庭から余った食品を寄付してもらい、貧困家庭などに配る全国フードバンク推進協議会が昨年発足したのをはじめ、
残ったパーティー料理を持ち帰れるドギーバッグを提供するホテルや賞味期限間近の食品を安価で提供する百貨店など「もったいない」精神を生かした取り組みが始まっている。
13年秋に始まった「おてらおやつクラブ」は今月、賛同する超宗派のお寺が全国47都道府県すべてに拡大、323カ寺まで広がった。
インターネットのサイト(http://otera-oyatsu.club/)で協力を募り、支援団体や一人親家庭に宅配便を届けるシステム。
宅配便は飲食物に限らず、檀家(だんか)で使わなくなったおもちゃや文房具なども寄せられ、ミカン箱サイズで毎月150箱、延べ約2700人もの子どもの元に送られている。
松島住職は、東京の早稲田大学卒業後、NTTデータに就職し、当時最先端のインターネットビジネスなどに取り組んだ。
しかし、都会での多忙な生活に「これが自分らしい生き方なのか」と自問自答するようになり、「お寺の仕事もユニークな生き方では」と再び故郷に戻ることを決意。
厳しい修行を経て僧侶となった。
食品ロスについて松島住職は「ゼロにするのは難しいが、どう減らしていくかという視点が大切。地域のハブとしてお寺にできることはまだまだある。仏の目線から苦しい人々に手を差し伸べる『仏助』の精神を広げていきたい」と話す。
〔◆平成28(2016)年4月17日 毎日新聞 東京朝刊〕 

おてらおやつクラブ、全国へ ひとり親家庭に供え物「おすそわけ」
「見守っている」孤立を解消
お寺へのお供え物をひとり親家庭に“おすそわけ”する「おてらおやつクラブ」の活動が全国に広がっている。
46都道府県の315寺が参加し、毎月段ボール箱150箱分の食料品が各地に届けられる。
食料品とともに届く「見守っている」というメッセージが、親子の笑顔につながっている。
広がる支援の輪
「みそは炊き出しをしている所にしようか」「紅茶は大人が多い所に」
3月中旬、大阪市天王寺区の西念(さいねん)寺で、地区の青年僧侶でつくる「三帰会」のメンバー2人が食べ物を段ボールに詰めていた。
月1回、各寺のお供え物を持ち寄り、ひとり親家庭の支援団体4カ所に送っている。
同会会長で近くの光傳寺の国子克樹副住職(45)は「お寺も社会の問題に目を向け、実践していかなければ」。
平成26年12月からお供え物を送り始めると、檀家(だんか)などからおもちゃや文房具などもお供えされるようになり、支援の輪が広がってきたという。
この日は米や果物、お菓子、文房具に加え、4月に同寺などで行われる人形劇イベントの入場券を4つの段ボールに分けて詰め、最後に手書きのメッセージを入れた。
西念寺の吉原徹哉副住職(27)は丁寧な字で「14日に買ったリンゴを入れていますのでお早めにお召し上がりください」と書き込み、「見守っている人がいることが伝われば」と話した。
事件をきっかけに
「おてらおやつクラブ」を発案したのは、奈良県田原本町にある安養寺の松島靖朗住職(40)だ。
25年5月に大阪市北区のマンションで2人暮らしの女性=当時(28)=と長男=当時(2)=の遺体が見つかり、「最後にたくさん食べさせてあげられなくてごめんね」とのメモが残されていたとのニュースをきっかけに、大阪の市民団体に相談。
同年10月からひとり親の2家族にお供え物の食料品を送り始め、翌年1月から他の寺を巻き込んだ全国的な活動に広げた。
松島住職自身もひとり親家庭で育った。
「いろんな方に支えられて生活はできましたが、父親のいない寂しさもあったし、思っていることを言えなかったりもしました」と振り返る。
支援先の子供からお礼状が届き、松島住職の似顔絵とともに「ポテトチップスも食べたい」と書かれているのを見たときは「子供らしく、ほしい物を言えるようになってくれた」と喜んだ。
賛同する寺は増え、22日時点で46都道府県の315寺が参加。
78の支援団体を通じて毎月延べ2700人の子供たちに食料品などが届けられている。
お供え物やお中元、お歳暮などの品を消費しきれない悩みを抱える寺も多いといい、「必要な団体に送ることができてありがたい」との声も寄せられているという。
シングルマザーも感謝
支援を受けるシングルマザーからも感謝の声が上がっている。
神戸市垂水区の「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西・神戸ウエスト」では送られた食材を使って月1回、「作り置き料理とおしゃべり会」を開催。
食料品のおすそわけがあることでさまざまなシングルマザーに声をかけることができ、つながりが広がった。
同団体のメンバーで中学生の長男を育てる安木麻貴さん(46)は
「子供たちは仏様からのお下がりという背景を、何やらありがたく感じるみたい。家族だけではない社会の応援は、夢を持つことにもつながっていくように思います」。
松島住職は「お供え物で直接貧困を解消するというよりも、支援団体と各家庭の絆を強めて孤立を解消するきっかけになれば。活動を広げていきたい」としている。
〔◆平成28(2016)年3月30日 産経新聞 大阪朝刊〕 

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