カスタム検索(不登校情報センターの全サイト内から検索)

 
Clip to Evernote  Twitterボタン  AtomFeed  このエントリーをはてなブックマークに追加  


お答え:休ませた方が再挑戦は早くなるー赤沼侃史

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(お答え:休ませたほうが再挑戦は早くなるー赤沼侃史)
 
(2人の利用者による、間の19版が非表示)
1行: 1行:
==お答え:休ませたほうが再挑戦は早くなるー赤沼侃史==
+
{{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:不登校・引きこもり質問コーナー|不登校・引きこもり質問コーナー]] > [[:Category:引きこもりの質問|引きこもりの質問]] > {{PAGENAME}}  }}
  
質問04―学校から休むように言われました。<br>
+
<htmlet>amazon_sanko_kobayashi_takako001</htmlet>
回答04<br>
+
 高校生で不登校になった場合、学校の言うように学校を休ませても、休学扱いをしても、学校に戻ることができないことが多いですし、戻れたとしてもすぐにまたいけなくなります。<br>最終的に退学になります。<br>せっかく高校に入ったのにと思われる親が多いですが、精根尽きて学校に行けなくなっている事実を親や先生方は気づくべきでしょう。<br>
+
  
 学校を休んでいても、休学していても、子どもが荒れることには変わりありません。<br>不登校問題の解決にもなりません。<br>思い切ってできるだけ早く退学をさせて、子どもが学校と関わらなくてよくなると、子どもの荒れは落ち着いてきます。<br>心が落ち着くと子どもなりに将来の目標が見えてきます。<br>その目標を目指して、必要なら再度高校に入学する、定時制高校に行く、通信高校に行くなどの選択ができます。<br>今までの経験ですと高等学校卒業認定試験を目指した方が、何かとよい結果が出ています。<br>
+
==休ませたほうが再挑戦は早くなるー赤沼侃史==
 +
〔質問004〕'''学校から休むように言われました'''<br>
 +
高校生の父親から。父母が別居し父子の2人住まいです。<br>
 +
学校を休み始めて精神科を受診したら社会不安が強いといわれました。<br>
 +
このままでは退学になります。<br>
 +
父に暴力を振い、学校からは状態がよくなるまで登校しなくてよいといわれています。<br>
 +
どうすればいいでしょうか。<br>
  
 多くの親や大人は、子どもが高校に行けないなら、定時制高校、通信高校に行くことを求めます。<br>それは高校に行き続けることと子どもにとっては同じですから、子どもは荒れ続けます。<br>それよりも荒れる原因である高校を退学して、いったん引きこもって、心を元気にして再挑戦をした方が将来は開けます。<br>
+
〔お答え004〕'''休ませたほうが再挑戦は早くなる'''<br>
 +
高校生で不登校になった場合、学校の言うように学校を休ませても、休学扱いをしても、学校に戻ることができないことが多いですし、戻れたとしてもすぐにまたいけなくなります。<br>
 +
最終的に退学になります。<br>
 +
せっかく高校に入ったのにと思われる親が多いですが、精根尽きて学校に行けなくなっている事実を親や先生方は気づくべきでしょう。<br>
  
 学校に行かなくなると、多くの子どもは引きこもります。<br>多くの親や大人は引きこもることをたいへん問題視しますが、子どもの立場から言うなら、引きこもってつらい心を癒して、心を元気にしてから再度学校を考えた方が、学校を続けられます。<br>また、子どもの心が元気になると、子どもの方から引きこもりをやめますから、子どもの引きこもりを解決しようとする対応は多くの場合かえって子どもをつらくして、学校に戻れなくなります。<br>
+
学校を休んでいても、休学していても、子どもが荒れることには変わりありません。<br>
 +
不登校問題の解決にもなりません。<br>
 +
思い切ってできるだけ早く退学をさせて、子どもが学校と関わらなくてよくなると、子どもの荒れは落ち着いてきます。<br>
 +
心が落ち着くと子どもなりに将来の目標が見えてきます。<br>
 +
その目標を目指して、必要なら再度高校に入学する、定時制高校に行く、通信高校に行くなどの選択ができます。<br>
 +
今までの経験ですと高等学校卒業認定試験を目指した方が、何かとよい結果が出ています。<br>
  
 子どもに母親がいないと父親が母親の代役をしなくてはなりません。<br>しかし多くの場合、子どもが安心して不登校になれたら、安心して引きこもりになれたら、父親に母親の代役はそれほど難しくないです。<br>いずれにしても子どもを信頼して、安心して不登校にして、安心して引きこもらせて、子どもの自発的な再挑戦を待たれるのが、いちばん早くて、いちばん確実な方法です。<br>
+
多くの親や大人は、子どもが高校に行けないなら、定時制高校、通信高校に行くことを求めます。<br>
 +
それは高校に行き続けることと子どもにとっては同じですから、子どもは荒れ続けます。<br>
 +
それよりも荒れる原因である高校を退学して、いったん引きこもって、心を元気にして再挑戦をした方が将来は開けます。<br>
  
回答者と所属団体<br>
+
学校に行かなくなると、多くの子どもは引きこもります。<br>
 +
多くの親や大人は引きこもることをたいへん問題視しますが、子どもの立場から言うなら、引きこもってつらい心を癒して、心を元気にしてから再度学校を考えた方が、学校を続けられます。<br>
 +
また、子どもの心が元気になると、子どもの方から引きこもりをやめますから、子どもの引きこもりを解決しようとする対応は多くの場合かえって子どもをつらくして、学校に戻れなくなります。<br>
 +
 
 +
子どもに母親がいないと父親が母親の代役をしなくてはなりません。<br>
 +
しかし多くの場合、子どもが安心して不登校になれたら、安心して引きこもりになれたら、父親に母親の代役はそれほど難しくないです。<br>
 +
いずれにしても子どもを信頼して、安心して不登校にして、安心して引きこもらせて、子どもの自発的な再挑戦を待たれるのが、いちばん早くて、いちばん確実な方法です。<br>
 +
 
 +
'''回答者と所属団体'''<br>
 
[[赤沼侃史]]・[[子どもの心研究所(登校拒否研究室)]]
 
[[赤沼侃史]]・[[子どもの心研究所(登校拒否研究室)]]
[[Category:質問:学校から休むように言われました|あかぬまつよし]]
+
[[Category:赤沼侃史さんの回答|004]]
[[Category:回答者一覧|赤沼侃史]]
+
[[Category:高卒認定の質問|004]]
 +
[[Category:家庭内暴力の質問|004]]
 +
[[Category:引きこもりの質問|004]]
 +
[[Category:不登校・引きこもり質問コーナー|20130422]]
 +
 
 +
「学校から休むように言われました」に答えるページ <br>
 +
[[お答え:休ませた方が再挑戦は早くなるー赤沼侃史]]<br>
 +
[[お答え:ストレスを取り除くTMを勧めますー三木康]]<br>
 +
 
 +
[[Category:質問と回答・当事者の状態|やすませたほうがさいちょうせんははやくなる]]
 +
[[Category:質問と回答・学校・進路の関係|やすませたほうがさいちょうせんははやくなる]]

2023年2月8日 (水) 14:05時点における最新版

Icon-path.jpg メインページ > 不登校・引きこもり質問コーナー > 引きこもりの質問 > お答え:休ませた方が再挑戦は早くなるー赤沼侃史



休ませたほうが再挑戦は早くなるー赤沼侃史

〔質問004〕学校から休むように言われました
高校生の父親から。父母が別居し父子の2人住まいです。
学校を休み始めて精神科を受診したら社会不安が強いといわれました。
このままでは退学になります。
父に暴力を振い、学校からは状態がよくなるまで登校しなくてよいといわれています。
どうすればいいでしょうか。

〔お答え004〕休ませたほうが再挑戦は早くなる
高校生で不登校になった場合、学校の言うように学校を休ませても、休学扱いをしても、学校に戻ることができないことが多いですし、戻れたとしてもすぐにまたいけなくなります。
最終的に退学になります。
せっかく高校に入ったのにと思われる親が多いですが、精根尽きて学校に行けなくなっている事実を親や先生方は気づくべきでしょう。

学校を休んでいても、休学していても、子どもが荒れることには変わりありません。
不登校問題の解決にもなりません。
思い切ってできるだけ早く退学をさせて、子どもが学校と関わらなくてよくなると、子どもの荒れは落ち着いてきます。
心が落ち着くと子どもなりに将来の目標が見えてきます。
その目標を目指して、必要なら再度高校に入学する、定時制高校に行く、通信高校に行くなどの選択ができます。
今までの経験ですと高等学校卒業認定試験を目指した方が、何かとよい結果が出ています。

多くの親や大人は、子どもが高校に行けないなら、定時制高校、通信高校に行くことを求めます。
それは高校に行き続けることと子どもにとっては同じですから、子どもは荒れ続けます。
それよりも荒れる原因である高校を退学して、いったん引きこもって、心を元気にして再挑戦をした方が将来は開けます。

学校に行かなくなると、多くの子どもは引きこもります。
多くの親や大人は引きこもることをたいへん問題視しますが、子どもの立場から言うなら、引きこもってつらい心を癒して、心を元気にしてから再度学校を考えた方が、学校を続けられます。
また、子どもの心が元気になると、子どもの方から引きこもりをやめますから、子どもの引きこもりを解決しようとする対応は多くの場合かえって子どもをつらくして、学校に戻れなくなります。

子どもに母親がいないと父親が母親の代役をしなくてはなりません。
しかし多くの場合、子どもが安心して不登校になれたら、安心して引きこもりになれたら、父親に母親の代役はそれほど難しくないです。
いずれにしても子どもを信頼して、安心して不登校にして、安心して引きこもらせて、子どもの自発的な再挑戦を待たれるのが、いちばん早くて、いちばん確実な方法です。

回答者と所属団体
赤沼侃史子どもの心研究所(登校拒否研究室)

「学校から休むように言われました」に答えるページ
お答え:休ませた方が再挑戦は早くなるー赤沼侃史
お答え:ストレスを取り除くTMを勧めますー三木康

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
地域
不登校情報センター
イベント情報
学校・教育団体
相談・支援・公共機関
学校・支援団体の解説
情報・広告の掲載
体験者・当事者
ショップ
タグの索引
仕事ガイド
ページの説明と構造
ツールボックス