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お答え:居心地悪く家にいる焦りと自責感をくみ取って欲しい

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(居心地悪く家にいる焦りと自責感をくみとって欲しいー二条淳也)
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2017年7月11日 (火) 17:00時点における版

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中年ひきこもり
冊子の注文のしかた

居心地悪く家にいる焦りと自責感をくみとって欲しいー二条淳也

〔質問057〕引きこもり的な息子は何を考えているのか
20代の男性の母親。
仕事が決まらずにだんだん引きこもり気味になってきました。
そうなった人の意見を聞きたいです。
何を考えていましたか。
何も考えたくなかったのですか。

〔お答え057〕居心地悪く家にいる焦りと自責感をくみとって欲しい
こんにちは。
ひきこもり当事者の二条淳也です。
「高齢ひきこもり」というブログを運営しているように、中年のひきこもりです。
当事者の立場から、お答えさせて下さい。
仕事が決まらずにだんだんひきこもり気味になってきたとのこと。
私の場合、面接受けがいいせいか、仕事はすぐに決まるのですが、働きが悪いために居場所がなくなり、居づらくなって辞めるという経験を繰り返してきました。
なので「仕事が決まらずにひきこもり」というのとは、ちょっと違います。
でも、似たような経験もしてきたので、ここでは私の体験をお話させて下さい。
私もこれまで、いくつもの面接を受けてきました。
アルバイトの面接もありましたし、正社員のもありました。
面接で落ちるというのは、結構こたえるものです。
「あなたはいらない」と言われた訳ですから。
たくさん応募してきたなかから少ない人数を採用するのですから、落ちて当たり前と考えればいいのかもしれませんが、誠実に頑張ろうと思っている人はダメージを受けるようです。
私もある喫茶店のウエイターの面接を受けたのですが、店長ととても話がはずみ、お互い笑いが絶えない面接だったことがあります。
「ああ、この店長、いい人だな」と思って結果を楽しみにしていたら、不採用でした。
これはこたえました。
「あの店長、ニコニコしながら俺のことバカにしてたのかな」と思って、自分が恥ずかしくなりました。
「一生会わない人だから」などと考えればいいのかもしれませんが、私はすでにその店長に対して「本当の理解者に出会えた」というような感触を持ってしまったので、よけいに傷ついたのです。
しばらく、面接を受ける気をなくしました。
「一回落ちたぐらいで」と思われるかもしれませんが、世の中には十回の打撃に耐えられる人もいれば、三回の打撃に耐えられない人もいます。
繊細さなのか臆病なのか分かりませんが、打たれ弱い人はそれだけ回復にも時間がかかるようで、次の面接に踏み込むまで数週間を要しました。
それ以降は、面接に落ちると「ああ、よかった。働かずに済んだ」と思うようになり、ますます社会から遠ざかっていきました。
お子さんは何も言わないかもしれませんが、平静を装っても、就労に踏み出さないということ自体が、傷が癒えていないことを示しているように思います。
積極的に励ますのではなく、「働かないお前でも、家族だけは全面的に肯定してあげる」という立場でいてくれると、立ち直りはしやすいのではないでしょうか。
一日中家にいるというのは、居心地の悪いものです。
同じ時間、同年代はバリバリ働いているのですから。
決して表には出さないけれど、そんな焦りと自責感をくみ取ってあげれば、同じ当事者としても嬉しいです。

回答者と所属団体
二条淳也

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