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ゆずり葉の郷

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「行政ができないのであれば、民間団体を支援し、子どもたちを助けてほしい」と訴えた。<br>
 
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〔◆平成28(2016)年5月29日 [[南日本新聞]] 朝刊〕 <br> 
 
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[[Category:子どもの貧困の周辺ニュース|ゆずりはのさと]]
 
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2016年11月21日 (月) 15:15時点における版

Icon-path.jpg メインページ > 鹿児島県 > 奄美市 > ゆずり葉の郷

NPO法人奄美青少年支援センター ゆずり葉の郷

所在地 〒894-0036 鹿児島県奄美市名瀬長浜町23番25号
TEL 0997-56-8202>
FAX

企画[ルポ@鹿児島]貧困連鎖を断ちたい 名瀬市の援助ホーム、自立へ若者懸命
生活保護費以下の収入で暮らす子育て世帯の割合が全国で3番目に高いとされる鹿児島県。
その中でも、奄美市は大島紬産業衰退の影響などもあり、全世帯の生活保護率が県平均を大きく上回る。
義務教育を終えた未成年が自立を目指す、同市名瀬長浜町の自立援助ホーム「さざ波の家・奄美」には、貧困や虐待などで居場所をなくした子どもや若者5人が身を寄せ、貧困の連鎖を断ち切ろうと懸命に生きていた。
「今日は早く食べ終わったね」。6年前からホームで暮らす奈良久志さん(21)が、昼食を終えた井上拓真さん(15)=仮名=に声を掛けた。
「肉だったから」と笑顔で返す。市街地にほど近い住宅地の一軒家に幸せな時が流れていた。
安らげる場所
井上さんは、1年半前まで関東地方で暮らしていた。
ギャンブル好きの母がつくった借金のため、夜逃げ同然で、祖父母がいる奄美に移った。
もともと経済的に余裕のある家だった。サラリーマンの父の給料に加え、看護師の母にも月数十万円の収入があった。
父が勤める会社が倒産したのをきっかけに歯車が狂い始める。
父は事業に失敗。一戸建ての自宅を売り払ってアパートに移るが、家賃を支払えず、電気も頻繁に止められた。
そんな状況でも、母は生活費をほとんど入れなかったという。
奄美に移った後も、母はご飯を作らず、育児放棄状態が続いた。
自ら児童相談所に駆け込み、ホームの存在を知る。
学校には、小学校高学年からほとんど行っていなかったが、今は定時制高校に通い、5月からは新聞配達も始めた。
高校卒業までは、安らげるこの家にいるつもりだ。
□牛小屋に寝泊まり
奈良さんも母の虐待から逃げ、ここにたどり着いた。
高校生の時、父が病気で亡くなったショックで母は酒に溺れ、奈良さんと妹2人に手を上げるようになった。
妹2人は間もなく児童養護施設に移ったが、奈良さんだけは施設に空きがなく、1人残された。
「久志のせいで(父は)死んだ」と母の暴力は続いた。何度も死のうと思った。
父の死と、それをきっかけに急変した母の姿に耐えきれず家出。公園だけでなく、牛小屋の一角にある休憩所などで寝泊まりした。
母と鉢合わせするのが怖く、シャワーを浴びに家に寄ることさえできなかった。
制汗剤で汗臭さを消し、制服に染みこんだ牛の臭いは消臭剤でごまかした。
□「両親が理想」
ホームを運営するNPO法人「ゆずり葉の郷」の世話になっていた同級生がさざ波の家に連れてきてくれ、1カ月半に及んだホームレス生活に終止符を打つ。
今は、アルバイトを二つ掛け持ちしながらお金をため、一人暮らしに備える。母は2年前に亡くなった。
以前は責める気持ちばかりだったが、ようやく「産んでくれてありがとう」と思えるようになった。
将来は結婚して、家族も持ちたい。「両親のような夫婦が理想」だ。
家族5人で仲良く暮らしていたころを思い出したのだろうか。奈良さんの表情がふと和らいだ。
○“子の居場所”の施設足りず 奄美市生活保護率、全国平均の4倍
奄美市保護課によると、2015年度の生活保護率は千人あたり68人で、県平均の3・5倍、全国平均の約4倍の高さだ。
  生活保護世帯で暮らす中学生以下の子どもは約180人。多くの子どもが高校に進学するが、就職などで島を出た後、うまくいかず、奄美に戻って再び生活保護を受けるケースもある。
同課第四保護係の中村明広係長は「祖父母から孫まで3世代で生活保護を受ける家庭がここ10年で増えた」と“貧困の連鎖”の実態を明かす。
自立援助ホーム「さざ波の家・奄美」など子どもの居場所として3施設を運営する「NPO法人ゆずり葉の郷」の所長で、30年以上夜回りなど青少年支援活動に携わる三浦一広さん(61)は「経済格差が広がっている。
受け皿となる施設が足りない」と話す。三浦さんによると、3施設で15人が暮らしているが、13人は貧困状態にある家庭の子どもたちだ。
「結いの島」といわれる奄美だが、基幹産業の大島紬の衰退や、都市化の影響もあり、地域で支え合う力が弱まっていると感じている。
「ここ(施設)にいる子どもたちはまだ幸せな方かもしれない。私たちや行政の手が届いていない子どもはまだまだいる」と三浦さん。
「行政ができないのであれば、民間団体を支援し、子どもたちを助けてほしい」と訴えた。
〔◆平成28(2016)年5月29日 南日本新聞 朝刊〕
  

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