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ゆずり葉の郷

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==NPO法人奄美青少年支援センター ゆずり葉の郷==
 
==NPO法人奄美青少年支援センター ゆずり葉の郷==
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'''企画[ルポ@鹿児島]貧困連鎖を断ちたい  名瀬市の援助ホーム、自立へ若者懸命'''<br>
 
生活保護費以下の収入で暮らす子育て世帯の割合が全国で3番目に高いとされる鹿児島県。<br>
 
その中でも、奄美市は大島紬産業衰退の影響などもあり、全世帯の生活保護率が県平均を大きく上回る。<br>
 
義務教育を終えた未成年が自立を目指す、同市名瀬長浜町の自立援助ホーム「さざ波の家・奄美」には、貧困や虐待などで居場所をなくした子どもや若者5人が身を寄せ、貧困の連鎖を断ち切ろうと懸命に生きていた。<br>
 
「今日は早く食べ終わったね」。6年前からホームで暮らす奈良久志さん(21)が、昼食を終えた井上拓真さん(15)=仮名=に声を掛けた。<br>
 
「肉だったから」と笑顔で返す。市街地にほど近い住宅地の一軒家に幸せな時が流れていた。<br>
 
□'''安らげる場所'''<br>
 
井上さんは、1年半前まで関東地方で暮らしていた。<br>
 
ギャンブル好きの母がつくった借金のため、夜逃げ同然で、祖父母がいる奄美に移った。<br>
 
もともと経済的に余裕のある家だった。サラリーマンの父の給料に加え、看護師の母にも月数十万円の収入があった。<br>
 
父が勤める会社が倒産したのをきっかけに歯車が狂い始める。<br>
 
父は事業に失敗。一戸建ての自宅を売り払ってアパートに移るが、家賃を支払えず、電気も頻繁に止められた。<br>
 
そんな状況でも、母は生活費をほとんど入れなかったという。<br>
 
奄美に移った後も、母はご飯を作らず、育児放棄状態が続いた。<br>
 
自ら児童相談所に駆け込み、ホームの存在を知る。<br>
 
学校には、小学校高学年からほとんど行っていなかったが、今は定時制高校に通い、5月からは新聞配達も始めた。<br>
 
高校卒業までは、安らげるこの家にいるつもりだ。<br>
 
'''□牛小屋に寝泊まり'''<br>
 
奈良さんも母の虐待から逃げ、ここにたどり着いた。<br>
 
高校生の時、父が病気で亡くなったショックで母は酒に溺れ、奈良さんと妹2人に手を上げるようになった。<br>
 
妹2人は間もなく児童養護施設に移ったが、奈良さんだけは施設に空きがなく、1人残された。<br>
 
「久志のせいで(父は)死んだ」と母の暴力は続いた。何度も死のうと思った。<br>
 
父の死と、それをきっかけに急変した母の姿に耐えきれず家出。公園だけでなく、牛小屋の一角にある休憩所などで寝泊まりした。<br>
 
母と鉢合わせするのが怖く、シャワーを浴びに家に寄ることさえできなかった。<br>
 
制汗剤で汗臭さを消し、制服に染みこんだ牛の臭いは消臭剤でごまかした。<br>
 
'''□「両親が理想」'''<br>
 
ホームを運営するNPO法人「ゆずり葉の郷」の世話になっていた同級生がさざ波の家に連れてきてくれ、1カ月半に及んだホームレス生活に終止符を打つ。<br>
 
今は、アルバイトを二つ掛け持ちしながらお金をため、一人暮らしに備える。母は2年前に亡くなった。<br>
 
以前は責める気持ちばかりだったが、ようやく「産んでくれてありがとう」と思えるようになった。<br>
 
将来は結婚して、家族も持ちたい。「両親のような夫婦が理想」だ。<br>
 
家族5人で仲良く暮らしていたころを思い出したのだろうか。奈良さんの表情がふと和らいだ。<br>
 
'''○“子の居場所”の施設足りず  奄美市生活保護率、全国平均の4倍'''<br>
 
奄美市保護課によると、2015年度の生活保護率は千人あたり68人で、県平均の3・5倍、全国平均の約4倍の高さだ。<br> 
 
生活保護世帯で暮らす中学生以下の子どもは約180人。多くの子どもが高校に進学するが、就職などで島を出た後、うまくいかず、奄美に戻って再び生活保護を受けるケースもある。<br>
 
同課第四保護係の中村明広係長は「祖父母から孫まで3世代で生活保護を受ける家庭がここ10年で増えた」と“貧困の連鎖”の実態を明かす。<br>
 
自立援助ホーム「[[さざ波の家・奄美]]」など子どもの居場所として3施設を運営する「NPO法人ゆずり葉の郷」の所長で、30年以上夜回りなど青少年支援活動に携わる三浦一広さん(61)は「経済格差が広がっている。<br>
 
受け皿となる施設が足りない」と話す。三浦さんによると、3施設で15人が暮らしているが、13人は貧困状態にある家庭の子どもたちだ。<br>
 
「結いの島」といわれる奄美だが、基幹産業の大島紬の衰退や、都市化の影響もあり、地域で支え合う力が弱まっていると感じている。<br>
 
「ここ(施設)にいる子どもたちはまだ幸せな方かもしれない。私たちや行政の手が届いていない子どもはまだまだいる」と三浦さん。<br>
 
「行政ができないのであれば、民間団体を支援し、子どもたちを助けてほしい」と訴えた。<br>
 
〔◆平成28(2016)年5月29日 [[南日本新聞]] 朝刊〕 <br> 
 
  
[[Category:自立援助ホームの周辺ニュース|ゆずりはのさと]] 
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'''青少年支援活動を法相に報告 奄美市のゆずり葉の郷''' ☆<br>
[[Category:子どもの貧困の周辺ニュース|ゆずりはのさと]]
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鹿児島県奄美市の朝山毅市長とNPО法人奄美青少年支援センター「ゆずり葉の郷」の代表は8月29日、保岡興治元法務大臣、金子万寿夫衆院議員(鹿児島2区)と共に上川陽子法務大臣を表敬訪問し、奄美市の青少年支援活動を報告した。<br>
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ゆずり葉の郷は、児童生徒や保護者、障がい者の「自立・共生」を目指し、不登校や引きこもりなどさまざまな問題を抱えた子どもたちの相談支援をはじめ、武道を通した青少年育成、児童自立生活援助、自然体験学習など幅広い活動を行っている。<br>
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活動について、同法人の喜入博一理事長と三浦一広所長が説明。<br>
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「良い出会いと環境が子どもを育てる。加えて人情に厚い奄美の人々の力で非行から立ち直り『人生大逆転』のケースも珍しくはない」と現場の声を届けた。<br>
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保岡元大臣は「奄美では行政やNPО法人の積極的な取り組みに加え、郷土愛が引きこもり、暴力、非行、薬物、自殺など深刻、複雑化する青少年問題や家庭問題を解決する一助となっている。奄美モデルは、諸問題解決の糸口といえよう」と言及。<br>
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法務省と連携した取り組みについて理解を求めた。<br>
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一行はこの日、法務省が開いた第1回市町村再犯防止等推進会議後、法務大臣室を訪ねた。<br>
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会議は全国59の自治体から首長や関係者が出席。<br>
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矯正施設出所後の施策について情報を共有した。<br>
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推進会議で上川大臣は「罪を犯した人たちの立ち直りには、犯罪をした後のあらゆる段階で国が切れ目のない指導や支援を行い、地域社会に戻ったときに必要な支援を継続して受けられるようにすることが重要」とし、再犯防止施策の推進で市町村間ネットワークの充実を訴えた。<br>
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〔2018年9/1(土) 南海日日新聞(奄美の南海日日新聞)〕 <br>
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[[Category:児童福祉施設・鹿児島県|ゆずりはのさと]] 
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[[Category:子どもの貧困・鹿児島県|ゆずりはのさと]]
 
[[Category:鹿児島県(地域)|ゆずりはのさと]]  
 
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[[Category:奄美市(鹿児島県)|ゆずりはのさと]]
 
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2023年8月9日 (水) 18:20時点における最新版

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NPO法人奄美青少年支援センター ゆずり葉の郷

所在地 〒894-0036 鹿児島県奄美市名瀬長浜町23番25号
TEL 0997-56-8202
FAX


青少年支援活動を法相に報告 奄美市のゆずり葉の郷 ☆
鹿児島県奄美市の朝山毅市長とNPО法人奄美青少年支援センター「ゆずり葉の郷」の代表は8月29日、保岡興治元法務大臣、金子万寿夫衆院議員(鹿児島2区)と共に上川陽子法務大臣を表敬訪問し、奄美市の青少年支援活動を報告した。
ゆずり葉の郷は、児童生徒や保護者、障がい者の「自立・共生」を目指し、不登校や引きこもりなどさまざまな問題を抱えた子どもたちの相談支援をはじめ、武道を通した青少年育成、児童自立生活援助、自然体験学習など幅広い活動を行っている。
活動について、同法人の喜入博一理事長と三浦一広所長が説明。
「良い出会いと環境が子どもを育てる。加えて人情に厚い奄美の人々の力で非行から立ち直り『人生大逆転』のケースも珍しくはない」と現場の声を届けた。
保岡元大臣は「奄美では行政やNPО法人の積極的な取り組みに加え、郷土愛が引きこもり、暴力、非行、薬物、自殺など深刻、複雑化する青少年問題や家庭問題を解決する一助となっている。奄美モデルは、諸問題解決の糸口といえよう」と言及。
法務省と連携した取り組みについて理解を求めた。
一行はこの日、法務省が開いた第1回市町村再犯防止等推進会議後、法務大臣室を訪ねた。
会議は全国59の自治体から首長や関係者が出席。
矯正施設出所後の施策について情報を共有した。
推進会議で上川大臣は「罪を犯した人たちの立ち直りには、犯罪をした後のあらゆる段階で国が切れ目のない指導や支援を行い、地域社会に戻ったときに必要な支援を継続して受けられるようにすることが重要」とし、再犯防止施策の推進で市町村間ネットワークの充実を訴えた。
〔2018年9/1(土) 南海日日新聞(奄美の南海日日新聞)〕
 

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