アスイク
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2016年9月2日 (金) 15:26時点における版
アスイク
◇「外見では貧困見えにくい」
仙台市宮城野区のNPO法人「アスイク」は2013年度から、生活保護などを受けている生活困窮世帯の中学生を対象に無料で学習支援事業を行っている。
平日の放課後に週2回、市内20か所の教室を開放し、同法人のスタッフらが学習指導や進路相談にあたる。
教室に通う生徒は約300人。その9割以上が母子家庭だという。
昨秋から教室に通う中学3年の女子生徒(14)は震災後、両親が離婚、現在は市内の賃貸住宅に母と小学5年の弟と暮らす。
母は平日の夕方から未明までコールセンターで働いているため、朝食は自分で用意する。
卵かけご飯にレトルトのみそ汁で済ませることが多い。
同級生のほとんどが持ち歩いているスマートフォンは持っていない。
休日も学校のジャージーを着て過ごすことが多い。
お小遣いもないが、「わがままは言えない。お金のかかることは我慢する」と話す。
ただ、女子生徒はきれいなかばんを持ち歩くなど、外見からは「貧困世帯」とはわからない。
同法人の大橋雄介代表理事(35)は「昔は服装や見た目で生活環境がわかったかもしれないが、今は貧困が見えにくい。
周囲の人が気づきにくいからこそ、きめ細やかな支援態勢が必要だ」としている。
〔2016年4月17日・貧困ネット、平成28(2016)年4月8日 読売新聞 東京朝刊〕